クソ雑魚理系大学生による就活体験談ーその1ー

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 アウトソーシング業界の企業に就職先が決まって就職活動がひと段落したので、大まかな時系列に沿って体験談を書いていこうと思います。就活について何もわからん!って人・アウトソーシング業界を目指す人にはぜひ見て欲しいです。逆に、大手企業に対しては戦前撤退していた中堅大学生の話なので、ネットに転がってる体験談のような大それたことは書いてないのでその点ご了承ください。

 

 

 タイトルにある通り、僕はクソ雑魚理系大学生です。就職活動はどう考えても難航する、、、1つも内定取れないんじゃ、、、とすごく不安になっていましたし、実際のところ前代未聞の事態も発生しました。

 どのへんがクソ雑魚かというと、コミュニュケーション能力が著しく欠けています。というのも、小学一年生からつい数年前までずっと場面緘黙症を患っており、人と会話するどころか声を出すこと・何らかの意思表示をすることすらできませんでした。それが原因で留年もしています。

 

 この件については別記事に書いてるので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

okurashougi.hatenablog.jp

 

 留年してしまったことを機に、一対一でならとりあえず話せる程度には自力で改善していきました。が、社会経験をほとんどしてこなかった弊害は余りにもひどく。具体的には

  • 電話をしたことがない
  • 身だしなみがかなりよろしくない
  • いつも家にいるため体力がなく疲れやすい
  • 人との接し方がわからない
  • 自分に自信がなく自己PRできない

などなど…。「こんな人間どこが取るの??自分が人事だったら絶対取らんわ!!」と思ってました。

 

 そんな自分がどのように就職活動をして内定を得たのか。内容てんこ盛りでお届けしますのでどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

自己紹介

提出した履歴書

 本題に入る前に僕の自己紹介として、各企業に提出してきた履歴書の文章を公開します。フォーマットは近畿大学生協で売ってたやつです。基本は使い回ししつつ、新たに書くたびに微修正していきました。

 最低限の個人情報は守るため一部非公開にします。

 

・所属

近畿大学理工学部理学科物理学コース

・演習・課題又は得意分野

(非公開)

・内容

物理現象をコンピュータ上で再現して実験を行う「計算物理学」の研究室に所属しています。(非公開)。シミュレーションはCやpythonを用いて動かしています。

・得意な科目

物理学実験、計算物理学

・課外活動

大学公認サークルである美術部で3年間活動していました。週1回の練習会や、展示会の準備には休まず参加し、文化祭で毎年行っている似顔絵会では沢山の人に喜んでもらえて嬉しかったです。

・性格の長所

数値で示された情報を元に、客観的に物事を考えられることです。定性的ではなく定量的な評価が重要となる物理実験を通して、この考え方が身につきました。

・趣味・娯楽など

音楽ゲームです。音楽ゲームは音楽に合わせて指定された操作を行うゲームジャンルです。オンライン大会の企画、運営を定期的に行っていたこともあります。

・資格・免許・賞・記録・特技など

文章を書くことが得意です。中学生の頃から日記を毎日つけているほか、ブログでゲームの攻略情報や感想を掲載することもあります。

・学生生活を通じて得たことと企業・社会への還元

人間は行動を起こして初めて成長できることを学びました。以前は極度の緊張から人に一切声を出せずにいましたが、勇気を出して美術部に入部したことで少しずつ話せるようになりました。行動すればするほど成長できると実感しているため、新しいスキルもすぐ身につけられる自信があります。

・志望動機職業観アウトソーシング企業は使い回し)

プログラミングが好きとはいえ、大規模なソースコードを書いた経験はありません。また、IT業界についても実際に仕事をして初めてわかることも多いと思います。その中で、色々な企業で業務を経験しながらスキルアップし、自分に合った仕事を見つけられる貴社に魅力を感じました。

 

履歴書の補足説明

 一度キャリアセンターの方に添削してもらってるので、変な記述はない…はず。本来ならば複数回いろんな方に見てもらうべきだったかもしれませんが、ESが選考過程になっていた企業はなかったのでそこまで気を配らなくていいかなと。

 この履歴書、この程度の文字数しか書けないほどのスペースだったので、いかに内容を凝縮して書くか苦心しました。面接で話す材料となるネタだけを散りばめて、細かいことは書かずに直接話そう、というスタンスで書きました。

 

 うちの研究室では、C言語でコードを書いてシミュレーションを行うという変わったことをやっています。こう言うと「ボールをぶつける」「ミサイルを飛ばす」みたいな力学的なことを想像されるかもしれませんが、実際は目に見えないミクロなスケールで行なっています。だからこそ実際に実験を行うのは難しいので、コンピュータで扱う意義があるわけです。

 自己紹介で人事の方や他の学生にこの話をすると、結構食いつきがよかったです。またプログラミングやってるアピールすることで、専攻と違うIT分野に志望する妥当性の証明も兼ねています。

 

 ガクチカは、冒頭でも書いた緘黙症を克服した話にしました。アルバイトもしてなければ、ボランティアもしてないし、部活で役職に就いてたわけでもなく、学部でも留年している…。なので、自信を持ってアピールできることはこれしかありませんでした。

 しかし履歴書の内容は、見直すと言葉足らずな印象がありますね…。「何を得られたか」と「企業への還元」を示すために、無理にこじつけた感じがあります。あと僕の悪癖ですが、言いたいことへの思いが強すぎるとうまくまとめられないというのもあります。

 

 面接では緘黙症という名前を出したことも出さなかったこともありましたが、とにかく全ての面接でガクチカとして話しました。今でも話すのがたどたどしい自分が、ちゃんと伝えることができるのか不安でした。

 果たして結果は…。

 

アウトソーシングとはなんぞや?

 僕が就活で中心に見ていたアウトソーシング業界について説明します。ちなみに「株式会社アウトソーシング」という紛らわしい企業があるので、調べるときは注意してください(笑)

 アウトソーシングは「技術者の人材派遣」です。技術分野は主に「機械」「電気電子」「ソフトウェア(組み込み)」の3分野(企業によっては「ケミストリー」を追加した4分野)があり、どれかひとつの職種を選択することになります。

 合同説明会に出展しているときは「人材派遣」ではなく、「IT」「製造」「自動車」などなぜか企業によってバラバラのジャンルで表記されています。それぞれやってることが違うわけではなく、だいたい同じだと思います。

 

 「派遣」と言うと聞こえが悪いかもしれませんが、製造・検査・運用保守といった誰でもできる下流工程ではなく、企画・開発・実験評価といった技術力が要求される上流工程のみを担当します。(※企業によっては下流工程も担当しており、コールセンターなどの雑用に派遣される場合もあるらしいので注意)

 派遣元の営業がとってきた案件の中から、自分の適正と要望に合った案件にアサインされます。ひとつの案件に対する期間はまちまちで、基本的に2、3年程度です。入社直後だと派遣先はあまり選べないのがネックですが、実力がついてくれば好きな勤務地エリアで働けます。

 派遣先の企業を見てみると、トヨタ自動車三菱電機パナソニック富士通などなど、名だたる企業が勢ぞろいしています。どんな案件かは知りませんが、何社かSEGAの名前もありました。

 

 実質、派遣先の企業で働くような状態になります。給料や手当は派遣元から出されますが、仕事内容や残業時間などは完全に派遣先に左右されます。

 新卒でも研修後すぐ派遣されますが、向こうの方もそれは重々承知しており教育からしっかりやってくれます。同じ派遣元の先輩社員もいるほか、担当営業がしっかりバックアップしてくれるので安心して働けるはずです。

 B to Bなのでどの企業もあまり知られていませんが、いまや製造業においてアウトソーシングは欠かせない存在になっています。開発の現場では、派遣先の社員とアウトソーシングの社員の人数が半々であることも珍しくないそうです。

 

 

 そんなアウトソーシングですが、自分としてはいろんな企業・業務に携われることに魅力を感じました。趣味の音ゲーでは、普通音ゲーマーは数機種しかやり込みませんけど、僕はスマホ版のタイトル含めて相当数やってます。一つを極めるより幅広くやりたい、そういう性なんです僕は。

 また将来のキャリアを考えても、潰しが効く選択であると思います。というのも、(派遣先メーカーなどに)転職しても全然オッケーですという珍しい業界なんですね。なので本当にやりたいことがひとつに定まった場合は、転職することも視野に入れています。

 

 しかし懸念点としては、ネットでの評判がすこぶる悪いということです…。恐らく大量採用と大量離職を繰り返しているため転職サービスの利用者が多く、文句で溢れかえっている状態なのだと思いますが。

 また、管理職にならずにずっと開発をやっていられるというメリットはあるのですが、それは逆に昇格しないので給料が上がらないというデメリットにもなっており…。

 さらに口コミによると、アウトソーシング企業は面接で普通の受け答えさえできれば通ると言われています。それはつまり、大した企業ではないのでは…?

 

 そういうマイナス面が気がかりだったので、実は第1〜第4志望はアウトソーシング業界ではありませんでした。やはり確実に技術力を身につけながら安定して働くには、普通の企業の方がいいでしょう。アウトソーシングはあくまで滑り止め・面接練習という選択です。

 しかし就職先がアウトソーシングということは…そういうことです(笑)

 

 

就活開始前

 僕が本格的に就活を開始したのは、3回生の10月頃でした。しかしそれ以前にも就活対策は多少してましたので、それについて書きます。

Fラン大学就職チャンネル

 人脈激薄で就活の情報がまるで入ってこなかった自分にとって、マトモに就活情報が入ってきたのはこのFラン大学就職チャンネルでした。

www.youtube.com

 見つけたのはニコニコ動画のおすすめ欄に「ゆっくりFランシリーズ」が表示されていたのがきっかけです。作者のFさんの実体験を基にした毒のあるストーリーに魅力を感じて、就活開始前までに全話見ました。

 

 一番衝撃を受けた回は「幼児的万能感」の話。自分に身に覚えがありすぎて…(笑)

ゆっくり霊夢はFランク大学の就職課に就職したようです【第35話】 - YouTube

 

 自身がFラン大学出身で現在は就活生の支援をしているFさんが、強く主張されていた(と僕が感じた)のは「適当な言い訳をつけて就活を後回しにしてる学生が失敗する」ということです。当たり前のことですけどね。

 就活を失敗していく悲惨な学生たちを動画で見て、自分はなんとかしなければと反骨精神が鍛えられました。気力も体力もない自分が就職活動をめげずに淡々と進められたのは、きっとFさんのおかげだと思っています。

 

 あくまで就活を基にしたストーリー動画なので、就活の解説動画ではありません。なので就活の情報源が欲しいなら素直に他を当たるべきだと思いますが、面白そうだなと感じた人はぜひ見ましょう。そのへんのYoutuberの動画よりはずっとタメになります。

 

学内の就活支援

 学生数最大規模の近畿大学だけあって、就活支援もしっかりしています。

 共通教養科目にインターンシップが用意されており、事前研修・中期インターン・事後報告会をこなすと単位が取得できます。説明会に行くと3回生皆無だったので参加は見送りましたが、1・2回生はぜひ参加しましょう。

 アカデミックシアターでも、意識高い学生に向けた様々なイベントを行っています。新商品の企画・最新技術についてのセミナー・起業を考えている学生向けの講座など…。就活に直接関連するものではありませんが、ここで得た斬新な体験は必ず就活にも繋がるのでぜひ参加しましょう。

 

 3回生の前期に「キャリアデザイン」という講義があり、それを受講していました。モチベーショングラフやマインドマップを用いた自己分析・3C分析やswot分析による企業分析・抜き打ちでマシュマロチャレンジをやったりしました。また毎回グループで話し合う機会が設けられており、コミュ障の自分にはすごくありがたかったです。 

 受講者は比較的少なく、顔見知りの留年生が多かったのが印象的でした(笑)。就活する人はぜひ受講しましょう。

 

 他にもキャリアセンターが定期的にES対策講座、SPI対策講座、模擬面接などを行っています。毎回参加者が2、30人程度しかおらず、近畿大学の学生数に対しては少ない気がしました。

 ぜひ、参加しましょう。

 

就活の始まり

教授との面談

 9月から後期授業が始まり、そのタイミングで研究室の配属が決定しました。

 教授がしっかり面倒見てくれる方で、10月頃に就活について一対一で話し合う機会が設けられました。持参した履歴書を深掘りされ、自己PR・ガクチカが不完全だったことを痛感させられました。
 

 当時はまだ漠然とでしたがIT業界にいきたいと思っておりその旨を伝えると、「IT業界は(選考が)早い」と言われました。就活はまずES・面接対策に注力しようと思っていましたが、それより先に企業探しをしろというお達しを受け、それで就活に本腰を入れることになりました。

 

 実はその少し前にやってた学内の大規模な就活説明会で、ダイヤモンド就活の講師から小1時間のお話があったんです。そこで「企業探しは2月にある学内説明会で十分」みたいなことを言われ、だからこそES・面接対策の方が先だなと考えていました。

 …しかしもしそれを鵜呑みにしてたら、僕の就活終わってました。本当に些細な話し合いだったとはいえ、早めに動くように言ってくれた教授には感謝しなければなりません。
 

初めての合同説明会

 合同説明会は、数年前から行こうかなと思っていた時期もありました。しかし、気が重いですよね。特に僕は人混みが苦手なので、ニュースで報道されている様子を見るとゾッとしてしまいます。

 そうはいっても合同説明会に行かないと就活は始まらないので、リクナビやらワンキャリアやらを片っ端から登録していったついでに、合同説明会の情報も調べていました。

 そこで、ちょうどリクナビで理系限定の合同説明会を発見しました。普通の合同説明会だと興味ない業界の企業もたくさん来ていてうーん…って感じですけど、これはいいなと。
 

 11月の頭にその合同説明会は開催されました。私服で来てね!って書いてたけどホンマにええんか…?強引な勧誘ないか…?このときの様子が選考に関係せんのか…?とか色々不安はありましたが、全然大丈夫でした。

 学生の8割くらい私服だし、勧誘もあるけど学校の部活勧誘程度のものだし、ここで会った学生のことなんて人事は覚えていません。(覚えてもらえていたケースはわずかにありましたが、たとえここで印象残しても選考進むと別の人事が担当になるので意味は薄いと思います)
 

 インテックス大阪でどどーんとやってるイメージがあったので萎縮していたものの、そのときは貸し会議室で行われており、思ったよりはこじんまりとしていました。学生数もさほど多くなく、混み具合は京セラドームの通路程度でした(オリファンしかわからない例え

 就活対策講座みたいなセミナーを受けたのと、IT業界の企業を5社ほど回りました。初めての合説の感想としては、本当に何ビビってたんだろうなと。下調べすらしてない志望度低い企業の話聞くとか失礼すぎんか…なんて考えていましたが、向こうの方は常にウェルカムな雰囲気で気持ちよく話が聞けました。そもそも合説は知らない企業を知るために参加するものだから、最低限の下調べで十分ですしね。
 

 ただ、リクナビのスタッフはいい印象受けなかった…。退出しようとするとスタッフと遭遇するたびに「もっと回ろうぜ」みたいに声かけてきたし、退出時にアンケート答えるとプレゼント渡すよって言われたけどそのプレゼントは入場時にもらったリクナビのチラシだったし…。(何言ってるかわからないと思うが僕も意味がわからない)、

 

初めてのインターンシップ

 初めてのインターンシップは、先述の合同説明会で知ったO社(IT企業)に行きました。参加時期は12月でしたね。私服でいいよとは書いてましたが、スーツで行きました。…ネクタイの付け方が間違ってて受付で指摘されました(笑)。こういうことちゃんと言ってくれるのありがたいですよね。(なお以後の就活でも3度ほどネクタイの指摘を受けた模様。反省しろ!

 グループワークをするインターンではお決まりの流れですが、まずは名札を書いてグループ内の3〜6人程度で自己紹介します。それからアイスブレイクや今日の予定・注意事項の説明をしてから、グループワークに入ります。何かしらのフィードバックがあったあと、会社説明・質疑応答を行って締めます。(座談会がある場合はそれが最後で、会社説明が冒頭になる感じ)

 

 今回は3時間程度の短時間開催だったので、割とすぐワークが始まりました。内容はクライアント企業への新たなシステム構築の提案。予算、開発期間、機能、そしてクライアントへヒアリングした内容を鑑みて、選択肢の中から最適なシステムを決定してプレゼンします。

 いきなり十数枚もの資料を渡されて、読み込んで理解するのが大変でした(笑)。その分やりごたえもありました。いきなり積極的に話すようなことはできませんでしたが、議論で間違った理解があればすぐ指摘するという、冷静に場を見る役割ができたと思います。

 

 今回のインターンで印象的だったのはフィードバック。他所では社員の方によるフィードバックなどない、あってもグループに対してのみがほとんどでしたが、O社では個人に対してもしてくれました。そして結構辛口に改善点を言ってくれました。

  自分に対しては、話すのが苦手なのに加えて「目を見て話せてない」と。とにかく口動かさないと、と思っていたので確かに意識がなかったです。一対一ならまだ見る余裕はあるんですが、複数人相手に話す経験が皆無でしたので。

 しかし「場数踏めば必ず治ります」とフォローされ、以後積極的にインターンシップに参加する原動力になりました。初めて参加したインターンシップがここで本当に良かったです。

 

 ちなみにクライアント企業に寄り添う人間味溢れるO社の社風が自分に合わない、というかまず入れないと感じたので、選考は受けていません。

 ここに限らずですが、IT企業だからといって理系じゃないと無理とか全くなくて、中には文系の方が多い企業もありました。それだけ人間性が重要視されるということです。(クライアントやチームメンバーとコミュニュケーションをとる機会が多々あるので)

 文系の方でもぜひIT企業も見ていって欲しいなと思います。

 

利用したサービス

リクナビ

 王道。鉄板。唯一神

 合同説明会以外での企業探しはほぼリクナビオンリーでした。相当数の企業が見られますし、インターンや説明会への参加もなんとワンタップで可能。めちゃくちゃ便利です。

 企業情報も充実しています。業務内容やアピールポイントがしっかり書かれているほか、沿革、取引先、福利厚生、採用情報など重要なポイントは全て網羅されています。下調べ程度なら公式サイトを見なくてもいいくらいです。

 

 企業探しにおいて便利なのはリコメンド機能。現在見ている企業と似た企業がズラーっと表示されます。これを片っ端から辿っていくだけで、自分が志望する業界の企業をたくさん知れます。

 あとは検索。IT企業なら「NTT」「Android」「組み込み」とかそれっぽいワードを打ち込むとそれっぽい企業が出てきます。また特定の企業名を打ち込むと、その企業を取引先にしている企業が出てきます。

 

 リクナビはオススメというより、もはや必須だと思います。

 

キャリタス就活

 実はキャリタスのサービス自体は全然使っていません。別に使い勝手が悪いとかではなく、リクナビと併用するとあの企業はどっちで登録したっけ?と混乱する恐れがあったので、リクナビ一本に統一しました。

 僕がお世話になったのは合同説明会です。ちなみに合同説明会で会った企業とは、先の通りキャリタスではなく、リクナビ・メール・LINE等でやり取りしました。

 

 初めての合同説明会こそリクナビでしたが、そのあとの4回ほどは全てキャリタスでした。なぜキャリタスがそんなに良かったかというと、理系学生向けの合同説明会が頻繁に開催されていたから、そして…

 QUOカードがもらえるからです(笑)!予約して10時の開幕セミナー以前に入場するだけで3000円、友人と入場すると1000円、企業ブースを回ると最大2000円(ただし最大額となると休み無しで17時まで聴き続ける必要がある)、スタンプカード・DM・チラシを持参すると各1000円。

 ヤバいです…大盤振る舞いすぎませんか?リクナビとか6社回ると抽選で500円当たりますよーだったぞ。僕は7500円を2度ほど掻っ攫っていきました。

 

 さらに言うと、無料でチョコパンとおにぎりとカントリーマウムが大量に配布されていました。至れり尽くせりです。これで15分程度しかない休み中に昼食をとれます。

 ただし来年度も同じ規模でやるかどうかはわからないので、あまり期待しすぎないように…。

 

offer box

 学生が企業にオファーする一般的な形式ではなく、企業側から学生にオファーする、いわゆる逆オファーの就活サービスです。逆オファーとしては最も有名だと思います。学内の自己分析セミナーでoffer boxの方が来たときに宣伝され、いつか使ってみようかなと思いました。

 

 使い始めたのは1月以降だったと思います。企業に見てもらうために、まず自分を象徴するエピソード×3と自己PRを書かねばなりません。ここでは書いた文章によってオファーをもらう企業が大きく左右されてしまうため、神経を使って書き上げた記憶があります。

 確かこちらには緘黙症云々の話は書きませんでした。よくわからない問題抱えてる学生なんか取りたくないと思うので。逆に一切謙遜せず自分の長所を全面に押し出した文章にしました。

 

 多いのか少ないのかわかりませんが、確か退会した3月中旬までに10社ほどオファーが来ました。そのうち5社断りました。あれ、意外と断ってましたね僕…。

 一応システムエンジニアやソフトウェア開発を志望と選択していたので、それ関連の企業がほとんどでした。しかし自分に合った企業かというと…。

 あとで書きます。

 

就活会議

 口コミサイト。ここが一番しっかりしてたので、めちゃくちゃ活用させてもらいました。

 他にも口コミサイトはありまして、「カイシャの評判」は会社名でググると上の方に出てくるやつ。別に悪いとは感じませんでしたが、情報量が就活会議より劣っていたのでスルー。

 「vokers」もいい感じでしたが、無料で見るためには別サイトの登録が要求されて面倒だったのでやめました。

 

 その会社を転職した人の感想が書いてあります(転職会議からの転載)。年収・職種に加えて、良かったところ悪かったところが赤裸々に綴ってあります。

 また就活生にとって便利なのが就活速報というもので、いろんな人が実際に選考を受けた感想と、その人の選考結果が見れます。これで面接の不安はだいぶ取り除かれました。

 

 口コミサイトを活用するうえで注意すべきなのは、そこを転職した人が書いてるので悪口が多いことです。なかには過剰にボロクソ言ってるやつもチラホラあります。そういう極めて主観的な情報を鵜呑みにするのは危険なので、常に一歩離れた視点で見るように心がけていました。

 しかしそういった悪い面を実直に知れるのはメリットでもありますよね。企業に直接残業はありますかとか会社の雰囲気は良いですかとか聞いても、いいように答えるに決まってるじゃないですか。だから企業に直接会うときは良い面をたくさん引き出すことを意識して、悪い面は口コミサイトでカバーする方針でした。

 というか、悪い面は内定もらってからじっくり吟味するのもアリだと思います。えーこの企業ブラック臭いなぁどうしようかなぁなんて思いながら面接しても落ちますから。

 

日経新聞

 キャリタスの合説は先の通り素晴らしかったし、スタッフの対応も良かったのですが、唯一煩わしかったのが日経新聞。出口付近でクイズの勧誘をしており、答えてしまうと答え合わせの流れで日経新聞の契約を強要されます。自分は3ヶ月契約してしまいました…。

 でも実際読んでみると面白かったです。株価がーM&Aがーと経済情報ばっかり載ってるのかと思いきや、自動運転や5G回線など技術面の記事が想像以上に多かったです。むしろそっちの方が多いくらい。他所でよくある、芸能人がー強盗がーみたいな個人的にしょーもないゴシップ記事がないので読みやすいです。

 

 しかし面白かったとはいえ月5000円も払う価値はないかなと僕は感じましたし、「就活生なら日経読め!みんな読んでる!」なんて言われても無理に契約する必要はないと思います。

 それに最新のニュースをマークしていても、僕の受けている企業レベルでは全く役に立ちませんでしたし。「フィンテックって何ですかとか面接で聞かれますよ!」とか日経の社員さんに言われましたけど、「「「聞かれません」」」。聞かれるわけがありません。

 

その他

 最大手の「マイナビ」は使ってません。マイナビの方が大学に来て面接講座してくれたときに、マイナビ内で特別な対策本あげるって言われて慌てて登録しました。それっきりです。

 というのも、リクナビマイナビは名前が似てるから同じサービスだと思ってました(笑)。馬鹿ですね、はい。でも一瞬使ってみてリクナビと大差ない感じでしたし、マイナビ主催の合同説明会も行かなかったので別にいらなかったです、自分の場合は。

 

 逆オファーの「dodaキャンパス」は何かで登録したのか、定期的にメールは来てました。しかし何も書かなかったのでオファーは来てません。

 逆オファーの「キミスカ」は、企業案件で紹介動画を上げていたFさんをTwitterでフォローしてたからか、公式アカウントからフォローされました。数日後、そういえばフォローされてたしフォロバするついでにキミスカ登録しようかな、と公式アカウントを開くとフォロー外されてたので、やめました(笑)。

 結局のところ逆オファーはoffer boxのみでした。というのも、オファー来すぎて予定が詰まることは避けたかったので別にいいかなと。興味ない企業は説明だけ聞いて早々に断れる人や、長めに就活をやるつもりの人は、複数登録するのもアリだと思います。

 

 「ダイヤモンド就活」はIT業界、というか技術職自体がほとんど見当たらず、イベントもそこまでやってなかったので早々に退会しました。

 「ワンキャリア」は僕みたいな中堅大学生が使うものではない感じでした。コラムやESは、外資系はすごいなー(こなみ)って感じに眺める分には面白かったです。

 「unistyle」はESがいっぱい見れるサービスですが、そもそもESが選考過程の企業は受けなかったので使う機会はありませんでした。

 

 就活エージェントやOB訪問のサービスもたくさんあるので、良さそうだなと思った人はぜひ使ってみましょう。また特定の業界に特化したサービスもたくさんあるので探してみましょう。

 

 

その2へ続く

okurashougi.hatenablog.jp