初心者ITエンジニアがプログラミング以外でやっておいた方が良さそうなこと

 どうも!

 2, 3日だけ在宅勤務ではなく出社する予定だったけど、何やかんやで3周間以上出社してる小栗ジョンです!そういうこともある。

 

 「プログラミング初心者はこの言語やればいいんじゃね?」みたいな話はよく聞きますが、プログラミング言語以外でも必要なことが色々あるぞと思ったので、今回はそれについて軽く書いてみました。僕と同じようにIT未経験からIT業界に就職する人にちょっとだけ参考になるかもしれません。

 僕は本格的な業務に就いてから9ヶ月くらいの新米なのでその点はご了承を。あと「ITエンジニア」とひとくくりにしましたが、ITエンジニアと言っても職種が幅広く、当てはまらないこともあると思うので注意してください。

 

 

 

タイピング

 1つ目はタイピングの速さ・正確さ。必要なのが当たり前すぎてあまり言われてないような気がします。

 チャット、メモ、資料作成、報告書作成、コマンド入力、プログラミング…。何でもPC上で業務を行うので、タイピングの速度と正確さは業務効率に直結します。ブラインドタッチ(キーボードを見ずに画面を見ながらタイピングすること)は最低限。

 新人研修では「ブラインドタッチできないと話にならない」とタイピングの練習するように言われました。実際、同期で数人できない人がいました。

 

 日本語のタイピングはネット上にゲームが沢山あるので遊んでる人も多いと思いますが、英語のタイピングも練習しておくと良きです。コマンド入力やプログラミングが早くなります。

 ブログ執筆も長いことやってきて、研修中でも家でもタイピング練習して、同期の中では一番タイピングが速かった僕ですが、業務に就いたら目立たなくなりました。上司のBack Spaceの連打速度に勝てる気がしません。



エクセル

 2つ目はエクセル。僕は「事務作業の人が使うだけなんじゃね?」と思って全然使ってませんでしたが、舐めてました。

 要件定義書・アーキテクチャ設計書・ソフトウェア設計書・テスト仕様書とか、開発フェーズで色々な書類作るんですよ。そういうの、何で作ってると思いますか?

 そう、エクセルです。別に何かの数値データを計算してる訳ではなくても、エクセルで作ります。もう議事録とか日報とかメモ書きとかもエクセルです(さすがにテキストベースの資料はエクセル以外にしてほしいですが)。

 

 普通どの会社でも導入してるから誰でも使える、リストを作成して検索したりデータ数の統計とったりできる、文章を書いて好きな場所に置ける、画像を好きな場所に貼れる、罫線や背景色や図形を使って図を作成できる…。

 ただの表計算ソフトに留まらない強みがあります。基本的なショートカットキーは覚えてスムーズに扱えるようになっておきたいところ。

 

 

パソコン

 3つ目はパソコン作業の基礎知識です。PCを使って様々な作業をする訳なので、PCの基礎知識が無いと作業で詰まることが多くなると思います。

 「どこかに保存したファイルが見つからない」「zipファイルの解凍ができない」「スクリーンショットの撮り方がわからない」「ソフトウェアのアップデートができない」「コマンドラインの使い方がわからない」「パスを通すって何?」「IPアドレスって何?」etc…

 

 ググるなり誰かに聞くなりすれば解決すると思いますが、こういう「小さな常識」みたいなものはわざわざ誰かから教えてくれるものでは無いんですよね。

 簡単な仕事しか振られない新人のうちになるだけ解消しておきたいところ。

 

英語

 4つ目は英語です。そんなにガッツリやるべきとは思ってないですが、アレルギーもってる人は注意。

 当然ですが変数名や関数名は英語で書くので、基本的な単語は読み書きできるようにしておきたいです。また、拡張機能とかライブラリとかの説明が英語であることもよくあるので、抵抗感を抱かずに読めるようにしたいところ。

 

 Google翻訳やDeepLなどの翻訳サービスもよく使いますが、いちいちコピペする手間があるし、表記揺れや翻訳ミスもしばしば発生するし、資料によってはプライバシーの問題で翻訳かけれないこともあるので、直接読めるに越したことはないです。

 自分は組み込みやってるんですが、マイコンレジスタとビットで英語の略語が大量に出てきて…(笑)CついてるのはコントロールでSTついてるのはステータスで…とかわかれば判別しやすくなったりします。


知らないことを学習する力

 5つ目は知らないことを学習する力です。「知らない」「習ってない」「覚えてない」などと言って調べることを放棄する人は正直向いてません。

 仕事をしていると、毎日のように知らないことと出くわします。その度に、誰かに聞いたりネットで調べたりマニュアル読んだりして、知識を身につける必要があります。「これってこういうことで合ってる?」みたいな会話は日常茶飯事。

 PCの開発環境を先駆者が書いたマニュアルを読みながら整えたり、誰も使い方がわからないソフト・ハードを使ったり、誰かが過去に書いたソースコードを読み解いたり、上流工程から流れてきた資料を読み解いたり…。

 

 僕の仕事では毎日マイコンマニュアルとにらめっこしてます。誰も全仕様を覚えてるわけが無いですし、製品ごとの仕様だからネットに使い方書いてるわけがないので、マニュアルを調べて参照することは常日頃やってます。

 先輩エンジニアが「毎日勉強です」とおっしゃってましたが、まさにそんな感じです。そしてエンジニアとしてスキルアップしたい人は、業務外でも勉強することが必要です。

 

 

終わりに

 ここで挙げた5つは、予めスキルを伸ばしておくというより、苦手な場合は気をつけてねって感じです。ぶっちゃけ普段の業務で常に使うことにより勝手に上達するので、まとまった時間を利用して勉強する場合は、やはりプログラミング言語などの開発スキルそのものが一番大事でしょう。

 

 初心者というテーマにそぐわないので挙げませんでしたが、gitは必要だと思います。別に集団でなくても、個人でテキストやソースコード書くときに使えるので覚え得です。

 また、対人関係はもはやITエンジニアに関わらずどの仕事でも大事です。仕事は人と人とのコミュニケーションで成り立っています。

 

 以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!