Cランクを量産するウマ娘トレーナーを指導した話

どうも!最近は音ゲーやらずにウマ娘ばかりプレイしている小栗ジョンです!

頑張って育成したウマ娘が活躍してるのを見るのが楽しい!

 

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これはトレーナーになりたての頃に育成した僕のウマ娘たちです。使いみちは全くありませんが、記念として移籍させずに残しています。いやー、最初のダイワスカーレットグラスワンダーはうまく育成できなくて無念を味わった分、ハルウララでうまぴょいできたときは感無量でしたね!

 

育成ランクですが、目標未達成で育成失敗するとC+ランク以下に、URAファイナルズ予選に進出すればBランク以上になるのが目安です。何回か育成してコツがわかればURAファイナルズ予選には安定して進出できるので、C+ランク以下が画面いっぱいになることはありえないですね。

 

 

さて、うちの職場にウマ娘を配信翌日の2月25日からプレイしているM君がいました。M君は前からプレイしていたデレステを引退するほどハマり、始業時間前や昼休みは常にプレイするほどのガチっぷり!

当時、職場でM君以外にプレイしている人はいなかったのですが、よく喋っている同期にウマ娘を勧めたり、メジロマックイーンが言うこと聞いてくれないと愚痴ったりしていました。攻略サイトもしっかり見ていて、ノートに因子ループのやり方を書き込むほどのやりこみ具合!

 

3月中旬に僕もウマ娘を始めてからは、今まで話していなかったM君とも話すようになりました。パワプロに比べたら失敗率が表記通りで全然失敗しないよとか、マヤノトップガンの育成が難しいわとか…。

まあ基本的に「やる気上げてもすぐ下がる💢」「うちのウマ娘サイコパスしかいない💢」などと育成がうまくいかないことを憂いていましたね(笑)


たしかソシャゲの課金はほとんどしないタイプだったと思うんですが、トウカイテイオーメジロマックイーンの衣装違いが実装されたときは、なんと3万6000円課金したそうで!推しに大金をつぎ込むその意欲、やりおるでぇ…。

 


4月6日、たまたま昼休みにM君の隣に座る機会がありました。いつものようにウマ娘をプレイしていたんですけど、チラと画面を見てみると珍しく闘技場をプレイ中。

しかし、画面の左上の方に違和感が…。

 

闘技場のランクが、緑色だったんです。

え??配信直後から1ヶ月以上プレイしていて、時間を惜しんで育成して、3万6000円課金もして、半月前に始めた僕の赤色より低いのはおかしくない…??


M君の殿堂入りウマ娘一覧を見せてもらいました。

(※現物は用意できないのでイメージのコラ画像です)

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そこには、Cランクトウカイテイオーメジロマックイーンがズラリと並んでいたのですΣ(゚Д゚) 実際はBランクやEランクなどもいましたが大多数の緑に圧倒されて詳細は覚えていません。

 

おかしいおかしいおかしいww

今までプレイしてたのはなんだったんだ?!

まさか育成うまくいかないっていうのは、強いウマ娘ができないという意味じゃなくて、URAシナリオをクリアしてないのか?!?!

 

それから、M君がどうしてこんな惨状になっているのか調べ、URAシナリオをクリアできるようにM君を育成するシナリオが始まったのであった…。

 

 

URAシナリオをクリア出来なかった原因20

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1. SRのサポートカードを使わない

この事態に気づいてすぐ、使っているサポートカードの編成見せてもらいました。ちゃんとリセマラをしたのであろうか、リセマラをしなかった僕の倍くらいSSRを所持していました。

ニシノフラワーツインターボセイウンスカイウォッカオグリキャップファインモーション…(あとはストーリー報酬のメジロマックイーンライスシャワー、イベント報酬のスペシャルウィーク)。

 

しかし、編成が全てSSR!SRの大多数はレベルすら上げていない!これは他のソシャゲの影響でSSRの方が強いと思い込んでるパターン…。

SRはエイシンフラッシュダイタクヘリオスマチカネフクキタルなど強力なSRを凸して所持していたので、育成するウマ娘によっては使えるはずです。

育成馬ごとに用意されていた編成全てに僕がSRをねじ込んだところ、以降は自分でスキルを見てSRを入れられるようになりました。


2. フレンドの因子を使わない

実際に育成しているところを見ないと詳細な原因がわからないので、事態に気づいた日の翌日、トウカイテイオーの育成を最初から監視してみました。するといきなりボロが出ました。

なんと、因子は自前の2人を選択。

 

いやいやいや、因子揃ってないのにフレンド借りないとかどんな縛りプレイですか?!

フレンドに青9いたので無理やり使わせました。「マニーもったいない!」じゃないんや、ここでマニー使わないでどこで使うんや

 

3. 自前の青1因子を使う

何度も育成失敗しているので因子が揃っていないのはわかるんですが(というか因子が何なのかわかってなさそうなのですが)、フレンド借りる代わりに使おうとしていた因子が、ゲーム開始時にもらえるランクGのウマ娘

それ一ヶ月以上プレイしてまだ使っている人おるんや…。そういえば、因子ループをノートにメモしていたのはなんやったん??

 

4. たづなさんの評価をアテにする

レースに出るときに、たづなさんの評価(◎、○、△、✗のやつ)を見てしまう。あー、それは初心者にありがちなミス!

レースに出るたびに「評価は〜だから…」と判断しようとするので、意味ない意味ない見なくていい見なくていい!!とやめさせました。あれは根性賢さを必要以上に推してくるし、自分でステータスから判断できるようにならないと。


5. 人気順をアテにする

レースに出たときの○番人気をやたら気にしてしまう。そういえばM君がプレイし始めた頃から「1番人気なのに6着なのはおかしい!!」「4番人気あのに1着になったのはなんでだ?」みたいなことをずっと呟いていて、実際の競馬もそんなものだからと会話相手になだめられていたことも。

毎レースごとに入念にチェックしていたので、意味ない意味ない関係ない関係ない!となんとか無視させようとしました。実際の競馬はともかく、ウマ娘はステータス見れば強さがわかるのでそれで判断すればいい。

しかし、これは教え始めて2ヶ月経った今も治っていません…。

 

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初めてM君の育成を監視して、想像以上にやばかったことが発覚。ゲーム慣れしていなかったらこんな状況になってもおかしくないが、ゲーマーでこんなことになるとは…。

基本中の基本は教えられたので、URAファイナルズに進出できる回数は無事に増えたようです!しかしまだURAファイナルズ優勝までは安定していないので、毎日指導する日々が続く。負けるのをウマ娘のせいにしたり舌打ちしたりするのやめたげて…(笑)

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6. M君「スピードをSにしたのに☆3因子が出ない」

ついに因子周回を覚えたM君。頑張ってスピードSのダイワスカーレットを育成できたらしいですが、「スピード☆3因子が出なかったんだけど」という嘆き。そんな簡単にできたら苦労しない(・∀・)

「根性☆1がついたのなんで?」みたいなことも言ってたけど、青因子はそういうものなんだよなぁ。とにかく根性以外をBにしてURAファイナルズ優勝、あとは運だけなんだ。(特定のステータスをSSにすると☆3因子が出る確率が上がるのを利用する策もあるが)


7. 鋼の意志をどこでもらってるのか知らない

M君から獲得スキルの相談を受けたとき、鋼の意志がゴミな理由を説明しました(発動条件が厳しすぎる、序盤に回復しても恩恵が薄め)。その際、鋼の意志が桐生院トレーナーからもらっていることを知りませんでした。

いや、キラーンってなって画面にデカデカと出るやん。頼むから文字読んで…。

ちなみに、「鋼の意志はゴミ」という教えはどの教えよりも完璧に吸収してくれた模様( ・∀・)


8. ごはんイベントで上を選ぶ

メジロマックイーンの育成がうまくいかない…」とM君がぼやいていたとき、キャラクターの性格に合わせたジョークで「ちゃんとご飯食べさせてあげて」って言ったのですが、「ご飯イベントは太り気味になるから食べさせないんだけどね」とのこと。

いや、前にご飯イベントは下って教えたやん…。ご飯イベントは体感8割成功するので、体力いっぱいでなければ絶対に下。


9. サポートカードを練習性能を見ずスキルだけで選ぶ

サポートカードをSRも使うようになってくれましたが、今度は練習性能を見ずにスキルだけで選んでいました。しょっちゅうサポートカードの編成のやり方について教えてるんですけど、「エイシンフラッシュって差しだよね??」「ゴールドシップって追い込みだよね??」といちいち突っ込んでくる。

いや、練習性能も見ようよ練習性能…。


10. おすすめしたサポートカードがいつの間にか抜けてる

さっきの話と矛盾しますが、長距離逃げマックイーン育成でセイウンスカイを入れていませんでした。スキル抜きにしても、その手持ちならスタミナサポカの中で優秀なはずなのだけれど…。というか、因子周回用の編成に入れたよね?

謎の拘りがあるのか、セイウンスカイウオッカマチカネフクキタルあたりは僕が編成に入れてもいつの間にか抜けてるんですよね…(笑)ナイスネイチャはちゃんと入れたままにしてくれてるんだけれど。

…もしかしてキャラクターの好みで選んでる?(´・ω・`)

 

11. 完凸ダイタクヘリオス、完凸アグネスデジタルを使わない

所持サポートカード一覧を見てみると、なんと完凸のダイタクヘリオスアグネスデジタルがいるではありませんか!?しかもアグネスデジタルのレベルは1!?いやいやいや、無凸のグラスワンダーウイニングチケット(根性)のレベルを30にするくらいなら完凸SRのレベル上げようや。

アグネスデジタルの練習性能が優秀だったので、レベル上げて編成にぶち込みました。ダイタクヘリオスもレースボーナスが優秀なのでできれば入れたい。

 

あと使ってないサポートカードには完凸メジロライアンや3凸ビワハヤヒデもいたけど、SSRオグリキャップウオッカもいることを考えると使いみちがないか…?というかガチャの引きがパワーに偏ってるなぁ(笑)

 

12. URAファイナルズを長距離にするために長距離レースしか出ない

固有レベルはファン数で上がるということを覚えたあと、ファン数足りないファン数足りないという愚痴が数日間続く。短距離マイルならともかく、中長距離走れるメジロマックイーンで足りないことある…?

そして出てるレースについて問いただすと、長距離の方が勝ちやすいからという理由で、URAファイナルズを長距離にするために長距離レースしか出ない縛りプレイ?!いや、そんなことやってたらそうなるわ…。

 

そして、天皇賞春で負けてました。長距離の方が勝ちやすいとは何だったのか。

 

13. 目覚まし時計を使わない

自分の目を疑ったのですが、メジロマックイーン天皇賞春で2着敗北したあと、一切躊躇うことなく目覚まし時計を使いませんでした。

え???なんで???

いや「URAでしか使わない」「もったいない」じゃないやん!30個以上持ってたやん!そこで使わんといつ使うねん!!!

 

ステータスが足りていてもたまに事故るので、そういうときは目覚まし時計使わないと。そのメジロマックイーンはスタミナ切れではなく普通にステータス足りてたから。

以後はちゃんと使うようになったようです、良かった…!ランクCが量産されていたのはこれが一番の原因だったのではないでしょうか。

 

14. タウラス杯、衝撃の結果

5月中旬に開催されたタウラス杯。初の本格的な対人戦イベントで、ウマ娘界隈は大いに盛り上がりました。

ラウンド2の2日目が始まる月曜日の朝、M君が「どうやったらレースに勝てるのか…?」という嘆き。まあ、その育成力だと厳しいものがあるよね…。

 

昼休みに4月下旬からウマ娘を始めたT君(なお始めて3日くらいで育成力はM君を上回った模様)と、タウラス杯の戦略について話しながら準決勝を走らせていました。T君とは話がまともに通じるのが嬉しい(笑)

普通は3エース編成でいいと思うんやけど、このオグリキャップ以上に強いウマ娘作れなかったからデバフ2編成にしてて…などと言いながら、デバフで気持ちよくなってました。

M君は負けすぎてタウラス杯の話は聞きたくないのか、黙々とハルウララの育成をしていました。この時期にハルウララ育成する人おるんや…。

 

そしてT君がM君に、タウラス杯どうしてるか聞きました。

すると、想像を超えた答えが返ってきました。

 

M君「タウラス杯??なにそれ??」

 

?????wwwww

タウラス杯のメニューへ誘導すると、「あぁやってるねぇ」「興味ないから」とのこと。なんと、タウラス杯に参加すらしていなかったのです( ・∀・)

せめて参加賞くらいもらおう!あれだけ「もったいない」って言ってた目覚まし時計がいっぱいもらえるんや!

 

15. ハルウララの育成に失敗

タウラス杯に参加させると(予選に参加していなかったので強制オープンリーグ)、適当に選んだウマ娘で1勝していました。草。

しかし2戦目以降はプレイせず、「そんなことよりハルウララ(名言)と言ってハルウララの育成に戻りました。いやいやいやいや。

 

そして僕とT君がタウラス杯のレースで盛り上がっている最中、M君が悪態ついているのでふとそちらを見てみると…

目標未達成のときに出る夕暮れの背景が…(・。・)

 

どうやったらハルウララの育成失敗できるのか教えてほしい。M君のゲーム内では、ハルウララの育成目標が有馬記念一着になっている可能性があると思います。

 

16. デイリージュエルパックを購入したことがない

トウカイテイオーメジロマックイーンの衣装違いを入手するために、回数限定のジュエルは全て購入していたのですが、デイリージュエルパックは購入していませんでした…。まあ即時ジュエル欲しいときには役立たないとはいえ、圧倒的にお得なので真っ先に買っておきたいもの。

これが圧倒的にオトク!!って言っても全然腑に落ちない様子だったので、円あたりのジュエル数を計算して見せました。それでもまだしっくりきてないのは、エンジニアとして心配だ…。

 

17. スピード足りないから練習人数0人でもスピード踏む(ジュニア期)

練習人数多い方ばかり選んでトレーニングレベルが上がらずステータスも上がらない…という初心者あるあるをやらないのはとてもいいこと!!いいことなんですが!!

さすがにジュニア期で0人で踏むのは違うくない?

しかも理由が「スピード足りないから」って、ジュニア期でステータスの帳尻合わせる必要ある?(笑)最後に合わせればええんや。

 

18 1凸のサポートカードをレンタル

URAファイナルズ進出するだけなら問題ないし他が色々ヤバすぎて指摘していなかったのですが、フレンドで借りてるのが1凸トウカイテイオーか1凸スーパークリークのみ。さすがにわらわら湧いてる完凸キタサンブラックを使わないのはもったいない!

ということで、 gamewithのフレンド検索機能を使って完凸キタサンブラック(ついでにスタ9因子)をフォローさせました。それから、キタサンブラックとスタ9因子を使ってサイレンススズカの育成開始させました。

 

翌日、「キタサンブラック強かったやろw」ってM君に話しかけたら、スズカはURAファイナルズ決勝で負けてました。なんで?

 

19. 意地でもフレンドの因子を使わない

アグネスタキオンがスタミナEで菊花賞に挑んで負けていました。「菊花賞は長距離かーー!」ってまだレースの長さ把握してないんかい。

それでスタミナが足りるような因子選択をするのか確認していたところ、フレンドの因子を選択しませんでした。ん?もう1日3回消化したのか…

 

いや3回残ってるやん!!この前フォローしたスタ9のナリタブライアンは?!

「マニーもったいない!」じゃないねん!!ここで使わんかったらどこで使うねん!!(2回目

 

20. サークルで靴交換してない

多分入ってないだろうなぁと思いながら、サークルに入っているかどうか聞いてみたら、入っているとのこと。おお!

しかし、サークルに30人近くいるのに誰一人靴交換していない!君たちなんでサークル入ってるんや!

 

M君の名言集

攻略サイトや動画見てるけど全然アテにならない💢」

逆にどんな攻略サイトや動画を見たのか知りたい。


「因子が良いとトレーニング性能が上がるから…」

意味不明すぎて爆笑してしまった。

 

「(!踏んだとき)ヒントもらえるんじゃなくて絆ゲージ上がるときあるよね?」

絆ゲージは毎回上がってる! 

 

「(タフネス30が)もったいない!」

86個くらい持ってるやん…。

 

「上位勢はスピードサポカを入れてない」

全員入れてる!キタサンブラック採用率100%!

 
「休憩の30回復とかはサポートカードと関係ある?」

ないです。

 

「くじ引きはティッシュが一番多い」

それは逆にすごい。

 

「保健室で10回かかった」

それ動画上げたら100万再生いくぞ!

 

スーパークリークアグネスタキオンは言うこと聞いてくれる」

いやもう明らかに育成でスタミナ足りてない!(その2人は固有スキルが回復)

 

ニシノフラワーは明らかに☆1」

見た目で判断したら痛い目みるぞ。

 

ニシノフラワーって短距離なの?!」

バクシンオーのストーリーちゃんと見て♡ 

 

「小栗ジョンのサポートカードの編成って独特だよね」

こっちが言いたい。

 

「小栗ジョンの言うことが何も信じられなくなってきた。スタミナいると言ったらスタミナいらないと言われたり」
サポートカードに関しては僕の知識がアップデートされることで二転三転したことはあったけど、スタミナ要らないなんて一言も言ってないよね??むしろスタミナが重要、スタミナが足りてない、スタミナあれば強いって一貫して言ってきたよね??

捏造されたのでさすがにキレました*1

 

「言うこと聞いてくれない」
こっちが言いたい

 

「負けてもメジロマックイーンの責任、俺は知らん💢」

ブラックトレーナー怖い(;´Д`)

 

「ターボって誰……?」

いつも使ってるやん。

 

「えい!えい!むん!」

えい!!!えい!!!むん!!!

 

「釣りしてる人」

セイウンスカイ

 

 

終わりに

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エンジョイ勢、強いウマ娘を育てなくてもいい、ストーリー楽しめればそれでよし、みたいなプレイスタイルなら、別に僕も干渉することはなかったでしょう。ただ、毎日プレイしていて「全然上手くいかない」「言うことを聞いてくれない」「うちのウマ娘サイコパスしかいない」などと1人で唸っているので、スパルタ教育を施すに至りました☆

わがままなのはメジロマックイーンじゃない、お前なんだ。

 

安心沢とか切れ者とかURAシナリオ因子とか教える段階に到達することは叶いませんでした。とにかく今はシナリオクリアが最優先です。

実は、7月からお互い職場を離れるので長らく会えなくなります。なので、それまでになんとかURAファイナルズ決勝を安定してほしい…。この前は一時間かけてサポートカードの各性能について教えて、そのあと自分で数値見て選ぶように考えさせました。知識だけ教えても全然吸収してくれないので、自分で考えさせて操作させるしかないですね。

 

M君が唯一素晴らしかったのは、推しのニシノフラワーのために石を3万個以上貯めていることです!それまでに貯め続けるんや、そしてURAファイナルズに勝てるようになるんや。

いつかニシノフラワーとうまぴょいする日が来るまで…。

 

 

 

【更新履歴】

2022/01/09

Cランク塗れのコラ画像の位置を、M君の話の前から、実際に見せてもらった話の後に変更。それに合わせて文章も修正。

 

 

 

*1:´^ω^

アニメ球詠1話に仕込まれたオリックスネタについて解説

アニメ、球詠(たまよみ)の放送が始まりましたね!

僕はニコニコ漫画ですが全話読んできたので期待していました。双子の芳乃と息吹が見た目似てたので、声ですぐ判別できるようになったのは良かったですね。最初の方のエピソードは結構忘れてる事もあって、これから楽しみです。

 

 

さて、1話冒頭から目ん玉飛び出る描写が!!

 

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対戦相手である福井航空のスタメン、オリックスじゃないですか!!
そしてトンデモない面子じゃないですか!!(笑)

 

ベストメンバーとは程遠い、ネタ全振りのスタメン。しかし実際にもギリギリ有り得そうな、絶妙なラインを突いてるのが堪らない!

オリックスファンじゃないと何が面白いのかわからない、極めて内輪なネタとなっています。これをアニメ第1話冒頭にもってくる心意気が凄まじい…。

 

現にニコニコ動画でのコメントは、この場面で流れていたサウスポーお前の応援歌に対する反応が大半で、オリックス打線には気が付いてない様子でした。いや、誰か気付いてよ…(泣

阪神のスタメンにでもしておけば間違いなく反応されたでしょうし、何なら曲に合わせて中日のスタメンでも良かった気もしますが、あえて不人気球団オリックスを持ってくるセンス。これはスタッフにオリックスファン or オリックスアンチがいたとしか思えませんね。

 

今回の記事では、このネタのどこが面白いのか解説します。見れば見るほど新たな発見があるという深いネタになっています。Twitterで解説しようとしましたが数ツイートでは到底収まらない文量になったので、こうしてブログで記事にすることになりました。

一言でまとめると

「ベストメンバーからほど遠いにも関わらず、チームが低迷したとき本当にありそうな予感をさせる暗黒打線」

です。ベストメンバーでも暗黒打線じゃんとか言わないで

 

 

 

球詠におけるキャラクター名 

tamayomi.com

 

「そもそも作品内の選手名は全員プロ野球選手から取っているのではないか?」「だからこの相手校がたまたまオリックスだっただけで騒ぐほどのネタではないのでは?」という疑問もあるかもしれないので答えておきます。

 

実はプロ野球選手の苗字を借りたキャラクターは結構います。新越谷はホークス、柳大川越はドラゴンズ、梁幽館はファイターズと同じ苗字の選手がいます。

とはいえ、チーム全員そっくりそのままプロ野球選手の苗字という設定は今までに無く、さらに全員が同時期の選手ではありません。

 

例えば主人公チームの新越谷高校。

投:武田詠深→武田翔太(2012~)

捕:山崎球姫→山崎勝己(2001~)

一:中村希→ 中村晃 (2008~)

二:藤原理沙→藤原満?(1969~1982)

遊:川崎稜→ 川崎宗則(2000~)

他も同じ苗字の選手がいるにはいますが、ホークス生え抜きでなかったり(大村)、ポジションが違ったり(藤田)、ほとんど活躍していなかったり(川口)します。これは他に登場する高校も同様です。

 

つまり、チーム全員がはっきりモデルがわかる苗字で、かつ全員が同時期の選手という例は今までありませんでした。したがって、福井航空のオリックス打線は意図的な描写であると言えます。

 

 

一話冒頭のシーン

第一球 「運命の再会」

第一球 「運命の再会」

  • メディア: Prime Video
 

 

新越後と福井航空が、甲子園と思われる球場で試合しています。これはアニメオリジナルに挿入された新しいシーンです。漫画版ではいきなり入学初日のシーンから始まっており、このような場面はありません。

そして漫画版のストーリーはまだ地区大会であり、福井航空という高校も登場していないため、アニメ初出しとなる設定になります。そのためアニオリとして仕込まれた一発ネタである可能性が高いです。

名前しか出ておらず選手の姿も映ってないので、漫画版でこのシーンを描く場合はいくらでも改変できますからね。弱すぎて試合すっ飛ばすこともあるかもしれない。


高校名は「福井航空」。なぜ航空なのか自分には分かりませんでしたが、福井は吉田正尚の出身地(出身校も福井県敦賀気比高校)に由来していると思われます。

 

 

福井航空の打線

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福井航空の打線を書き出してみましょう。

  1. 一 白崎
  2. 遊 鈴木昂平
  3. 三 小島
  4. 左 吉田正尚
  5. 二 福田
  6. 右 西浦
  7. 中 宗
  8. 捕 若月
  9. 投 山本

オリックスを知らない人が見たら、何が面白いのか、そもそも誰がどんな選手なのかわからないと思います。

 

さて、2019年のオリックスで日本人だけのベストメンバーを揃えると、多分こうなります。

  1. 右 宗
  2. 二 福田
  3. 遊 大城
  4. 左 吉田正尚
  5. 一 中川
  6. 三 西野
  7. 中 西浦
  8. 捕 若月
  9. 投 山岡

これなら他球団ファンでも知ってる選手も増えたでしょう!誰も知らないとか言わないで

 

この2つを見比べてみると、福井航空のスタメンが露骨にネタに走っていることがわかるでしょう(特に上位打線)。最近のオリックスを知らない人ならうっかりT-岡田を入れる可能性もあるのですが、ちゃんと入っていません。*1

 

 

「ベストメンバーからほど遠いにも関わらず、チームが低迷したとき本当にありそうな予感をさせる暗黒打線」とはどういうことなのか? 

ここから1人1人の選手をピックアップして解説していきます。 

9番ピッチャー山本

猛牛三銃士(3Y)、吉田正尚、山岡泰輔、山本由伸。*2

福井航空はダブルエースのうちの1人、山本が先発です。あえてもう1人のエース山岡にしないことにより、この打線に深みをもたせています。

 

山岡は防御率3.71、26試合登板で13勝4敗。西・金子の両エースが抜けた2019年は開幕投手を任され、見事に1年間先発ローテを守りきりました。援護点にも恵まれ、勝率.765で最高勝率のタイトルを獲得しました。

山本は防御率1.95、20試合登板で8勝6敗。リリーフから先発に再転向した2019年は、高卒3年目(しかも甲子園出場無しのドラフト4位入団)としては異例の防御率1点代。最優秀防御率のタイトルを獲得しました。

 

…お気づきいただけただろうか?

山本由伸の異常な勝ち星の少なさに。そう、山本には打線の援護がなかったのです。


特筆すべきはシーズン初登板となった4月3日のソフトバンク戦。あの強力打線を相手に9回100球1安打8奪三振という神がかったピッチングを見せたにも関わらず、0対0のまま延長12回引き分け。諸行無常

さらに援護出来ないどころか、守備すら出来なかった伝説の試合が5月16日のロッテ戦。1イニング4エラー*3という事態が発生し、そのイニングだけで自責点0失点4。そのまま無念の降板となりました。

 

山岡なら点を取って勝てそうな気がするのですが、山本なら野手陣が一切点を取らない上にエラーも連発するという悲しい予感がします。福井航空が先発山本であるがゆえに、暗黒打線の暗黒感がより浮き彫りになるのです。

 

 

1番ファースト白崎

ネタ枠その1。

横浜ベイスターズにて、2012年に駒澤大学からドラフト1位入団。大型内野手として期待されていたものの、2割前半の打率というパッとしない成績が続く。捉えた球をスタンドに運ぶパワーが魅力だが、落ちる球に尽く三振してしまうのが弱点(だと僕は思っている)。

2018年にオリックス伊藤光赤間⇄白崎という破格の2対1トレード!!*4 2対1トレード自体が珍しいですが、それだけでなく元正捕手と若手投手を放出している訳ですから、相当期待されていたことが伺えます。しかし残念ながら覚醒することはなく、一軍と二軍を行ったり来たりする状態。

そんな選手を他のレギュラーを差し置いてまで1番に据える打線、ネタと言わずになんと言おうか。

 


このネタに度肝を抜かれたのは、白崎を1番に置いていること。

オリックス内においては決して俊足タイプではなく(福田・西浦・宗の方が1番適正あり)、パワーヒッターに属します。実際、スタメンでの打順は5~7番がほとんどでした。

これは一見すると、現実ではあり得ない打順で笑わせにきてるのかと思われます。それが、違うのです。1番白崎は本当にあった打順なのです。

 

2018年7月28日の日ハム戦に1番でスタメン出場しています。バントのできる大城を2番に置いて白崎より打てない選手を下位打線に置いた結果、必然的に1番になったのだと思われます。なんと1番で出場したのはたったこの1試合だけ。

たったこの1試合だけを把握して、福井航空の1番に白崎を置いたのです。これはネタ作者が相当なオリックス通であることを裏付けています。

 

ファーストという守備位置も完璧ですね。

オリックス移籍後、白崎はサードかファーストを守っていますが、移籍前はサードが本職でした。そしてこのスタメンで出場している小島は、内外野どこでも守れます。

したがって、白崎サード・小島ファーストでも全く問題ないのです。しかし2019年に限って言えば、小島はサードの守備機会が多く白崎はほとんどファーストでの出場。つまりネタ作者は、2019年のチーム事情では白崎ファースト・小島サードが最も自然であることも把握しています。

 

 

2番ショート鈴木昂平

ネタ枠その2。

そもそもオリックスファンでなければこの選手の存在すら知らないはずです。それをスタメンに組み込んできたネタ作者はやはりオリックス通で間違いありません。

 

2015年に三菱重工名古屋からドラフト7位入団。ちょうど入れ替わりでサードを守っていたヘルマンがチームを去ったこともあり、8回9回からのサードの守備固めとして一軍に定着。スタメン出場は4年間で21試合しかない関わらず、2016年から順に出場試合数はなんと45, 72, 43, 58。

しかし守備固めをすると打力が大幅に低下してしまい、抑えが失点して延長戦に突入した場合、点を取ることができずにそのまま負けてしまうのがデメリット鈴木昂平も延長になったときは打席に立つのですが全く打てないので、京セラドームでいつも同じおっさんに大声でヤジられてました…。

 

バントが上手いわけではないのにピンチバンター(スクイズ含む)として登場する事が何度かあり、そしてゲッツーや三振に倒れて失望させた事も数知れず…(そもそもバント確定の場面でバントさせるのが無茶なのですが)。

全然打てない*5守備固め専をレギュラー選手を差し置いて2番に据える打線、ネタと言わずになんと言おうか。

 

 

スタメン出場はレギュラー選手の急な体調不良や故障などの場合に限られ、4年間で21試合のみ。もちろん打順はほとんど8番か9番でした。ですがバント役を期待してなのか、2番に入る試合が4年間で4試合だけありました。ネタ作者はこれを再現しています。

 

 

「打てない選手を上位打線に置いたろww」という魂胆はあるにしろ、1番白崎に続いて、2番鈴木昂平も数少ない本当にあった打順を再現しているのは唸らざるをえません。

守備位置はショート。鈴木昂平は内野どこでも守れるとはいえサードが最も多かったのでサードにしたくなりますが、小島・白崎・福田がほとんどショートで出場していないことから、消去法でショートを守っています。

 

 

余談ですが、昨年は選手会役員(会計)を務め、「今季は打席数も安打数もキャリアハイになりました!このままいきたいですね!」というコメント*6を残し、秋季キャンプにも普通に参加していたにも関わらず、戦力外通告を受けました。諸行無常

 

3番サード小島

怒涛のネタ枠3連発。

2011年に住友金属鹿島からドラフト7位入団。真面目に練習する姿が好意的に映っているのかチームから好かれており、成績が伴わないにも関わらず試合出場数が多かった選手。

 

2013年は22打数1安打で打率.045という散々な成績。2番DH小島を現地観戦した思い出は一生忘れません…。すべてボテボテの内野ゴロで全く出塁できる気がしなかった。

オリックスが優勝争いの末2位になった2014年は、キャリアワーストの10試合しか出ていないのが皮肉。まるで小島の出場試合数とチームの暗黒度合いが比例しているかのよう。

 

2015年は森脇監督がチャンスの場面で代打小島を連発し、ことごとく失敗。何試合も勝てるチャンスを落とし、本格的に小島にヘイトが集まることに。おかげで小島が出場すると外野席がネガティブの嵐。打たない小島もダメですけど、出し続ける監督も悪かった。

2017年のホーム開幕戦、僕が小島ファンだったので小島のタオル買って意気揚々としてたものの、行く先々でファンが小島の悪口で盛り上がってたので悲しくなった…。サインボール小島やったら最悪やんwwとか小島出てるから負けやわ…とか。

 

ただ2016年からは一軍にいてもギリギリ許される程度には打てるようになり、2019年には鈴木昂平や若月がファンのヘイトを吸っていたのか、小島タオルを掲げるファンもチラホラ見かけるようになりました。代打で出てきたとき普通に拍手送られるようになってて泣ける( ;  ; )

ネタ作者がそういう背景のある選手を起用しているのは、まぎれもなく意図的でしょう。

 

 

小島は一瞬だけ3割近く打つプチ覚醒期間が稀にあり、そのときに外国人がいなければ3番や5番に座ることがあります。ネタではそれを反映させて3番にしています。

 

それと単純に、1, 2, 3番でネタ枠を3連続するという意図もあったでしょうね。

アニメではたった数秒のシーンなので、その間にオリックスネタだということに気づき、9人全員に目を通すのは難しい。録画なら止めて確認できますが、リアルタイム視聴だと無理です。

そのため、最初に目に入る上位3人でウケを狙い、その後ろに見慣れたレギュラーメンバーを揃えることで、オリックスネタで間違いないよ偶然じゃないよというサインにした…と推測します。 

 

 

 

4番レフト吉田

ここからは真面目なスタメンになります。

もしここでもネタに走るのであれば、4番はラオウ杉本にすべきです。杉本は恵まれた体格から超速の打球を飛ばし、昨年までヒット13本中4本がツーベース、7本が本塁打と記憶に残る活躍を見せた選手。そのパワーを見込まれて、吉田を差し置いて4番に座ることもありました。

しかし杉本ではなく素直に吉田正尚にしたことにより、福井航空の打線が「本当にあり得るかもしれない」というシュールさを醸し出しています。

 

吉田正尚は入団1、2年目こそ腰の怪我に苦しめられましたが、室伏広治さんに弟子入りし腰の怪我を防止するトレーニングを開始。それ以降は大きな怪我をすることなく、2018年・2019年と2年連続で規定打席に到達しました。

つまり、たとえチームがどん底に陥ったとしても吉田はいるはずなのです。ネタ作者は最近の吉田は怪我しないと知っています。

 

 

5番セカンド福田

福田周平はプロ2年目ながらキャプテンを任された気迫溢れる選手。同じく若手ながらキャプテンを任された阪神の糸原は、明治大学の同級生。キャプテンなのに応援歌が無かったのはシュールでしたが、今年めっちゃかっこいい応援歌ができました。

んー、5番はちょっとあり得ないですね…。福田が5番で出場したことはなく、ほとんど1番か2番でした。上位打線の3人のインパクトを強めた結果、5番にあぶれたのでしょう。

 

ただし、守備位置がセカンドであることは素晴らしい。福田の本職は一応ショートですが、チームの方針からかセカンドで完全に固定されています。弊害としてその他の内野手はポジションを変えざるをえなくなっており、安達・小島・西野・大城・山足といった本来二遊間を守る選手がサードに回されるほど。

 

5番に最もしっくり来る中川を無理矢理セカンドにしないあたり、セカンド福田が固定されている事情をネタ作者が把握していることを伺えます。

 

2020/09/05追記f:id:ogurizyon:20210626113513p:plain

なんと5番福田が実現しました(°▽°)

預言者??

 

 

6番ライト西浦

2019年のオリックスを想定するなら、ライト西浦も確定。

高卒2年目の将来期待の外野手で、センターで最も多いイニング数を守りました。広い守備範囲やイチローばりのレーザービームなど守備には目を見張るものがありましたが、打撃はまだまだ実力不足の印象。

 

実はこの記事の投稿直前に画像を再確認するまで、センター西浦ライト宗だと勘違いしてました。シーズン序盤は西浦がずっとセンターだったので。

「あれ?西浦と宗だったら西浦がセンターやんな?ミスかなこれ?」と思ってデータを確認したところ…シーズン終盤はずっとセンター宗ライト西浦でした。僕よりネタ作者の方が上手うわてだった。

 

 

7番センター宗

走攻守揃った将来期待の外野手。2019年は故障で出遅れたものの、後半戦は毎試合スタメン出場していました。福田・西浦より後ろの打順なのは違和感ありますが、故障明けか不調という設定でしょうか。

ただし他の外野手として、ネタ打線としてなら先ほど挙げた杉本、ガチ打線としてなら新人で交流戦首位打者のタイトルを獲得した中川(ライト・サード・ファーストを守っていた)の方が適正です。なぜあえて7番ライト宗にしたのでしょうか?

 

それは、左打者だからです。

オリックスは相手先発が右か左かでスタメンを変える傾向があります。たとえ先発の左投手が左打者に弱くても、左投手ならデータ無視の脳死で右打者並べます。オリックスのスタメンが固定されない一つの原因でもあります。

ヨミちゃんは右投手で、武田翔太のように異常に大きく曲がるカーブが持ち味。一話で右打者の息吹がカーブに身をそらしたシーンがありましたが、ならば左打者を並べるのも必然。

したがって、右打者の杉本・中川が控えで、左打者の宗がスタメンなのです。

 

 

8番キャッチャー若月

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https://www.youtube.com/watch?v=3hBD7HpT08Q&list=PLVkLJ-aYi8nJmLVF9UowobxV5HW0_ee_2&index=4&t=0s

面白すぎて動画3回見ました。

 

 

その他

オリックスでは個人の対戦成績を考慮して打線は組まれないと思いますが、プロ野球名鑑*7

の情報によると、2019年の武田翔太投手が得意とするバッターは、パリーグ5球団の中で大城・西野とのこと。なので、大城・西野は出てない方がオリックス側にとっては良かったですね。

 

あと、アニメでスコアボードが映った後のシーン。

あのシーン、スコアボードにヒット1と出ているので、白崎が出塁しています。そして昂平がゲッツー。多分バントできずにツーストライクになったので強行したのでしょうか…。 

 

 

 終わりに

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ネタの解説だったので選手ディスが多くなってしまったのは申し訳ない。

「ベストメンバーからほど遠いにも関わらず、チームが低迷したとき本当にありそうな予感をさせる暗黒打線」、この打線がいかに深いものであったのか、伝わったでしょうか?

 

しかし、

  • 球詠というアニメを見ていて
  • 相手校がオリックスであることに気づき
  • 打線について深読みできるオリックスファン

という条件を満たす人なんて数えるほどしかいないと思うのですが、なぜほんの一部にしか刺さらないコアなネタを投下したのか…謎が深まります(笑)

 

 

久々に野球のことを考えられて楽しかったです。

また京セラドームでオリックスを応援する日が来ることを祈っています。

 

 

 

 【更新履歴】

2021/06/26

5番福田が実現した追記を、僕のツイートではなく実際の画像に変更。

Bポーズの話がこじつけすぎるので削除

*1:2019年は50打数6安打1本塁打で打率.120と散々な成績。オフシーズンにはプエルトリコで武者修行をこなした。

*2:Yoshida, Yamaoka, Yamamoto。最近の球団広告ではこの3人が出ていることがほとんど。全員がプレミア12に代表選手として出場

*3:小島フライ落球でバッター三塁進塁、大城捕球ミスでゲッツー取れずオールセーフ、中川インフィールドフライ落球(これはエラー記録にはならない)、Tライナートンネルで失点

*4:高城?ずっと横浜にいませんでした?

*5:打率は2016年から順に.184, .081, .176, .227

*6:http://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=046-20190930-06

*7:

https://www.amazon.co.jp/プロ野球写真-データ選手名鑑-2020-NSK-MOOK/dp/4905411726/ref=pd_aw_sbs_14_3/358-0814186-9248044?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4905411726&pd_rd_r=6fb8b182-831e-4012-9477-0edbe7dc1549&pd_rd_w=cQ7Fc&pd_rd_wg=6Kwnp&pf_rd_p=bff3a3a6-0f6e-4187-bd60-25e75d4c1c8f&pf_rd_r=FJZ4KKYVS26BTDJKP2KF&psc=1&refRID=FJZ4KKYVS26BTDJKP2KF

大学では具体的に何をするのか

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 ついに私、小栗ジョンは大学を卒業しました。他のブログ記事で書いた通り、入学直後は他人と一切話せず闇落ちしたり、自律的な生活を維持出来ず闇落ちしたりして2回留年しましたが、3回生4回生と何とかストレートに進級して卒業に至りました。大学退学してニート and 自殺コース一歩手前まで落ちてたことを考えれば、よくここまで来れたなと感慨深いです。

 

 さて、僕が大学を留年した1つの原因として、「大学を知らなかった」こともあると思ってます。現在の日本社会において、高卒で就職するケースがどんどん減っており大学に通うのが当たり前になってきています。そのため、周りに流されるまま何となく大学に来る人も多いはずです。それは留年リスクが高いです。

「高校は義務教育ではありません」とか言われながらも、何だかんだいって高校は小学校・中学校とほぼ同じようなものでした。決められたクラスのメンバーで・決められた教室で・決められた時間割に沿って授業を受けます。毎年決まった時期に全ての教科で定期試験を行い、授業態度と合わせて成績をつけます。

 しかし大学は全然違います。メンバーも教室も時間割も全てバラバラ、評価方法も講義によって全然違う。小学校→中学校→高校→…のノリで大学に来ると僕のように失敗する可能性が高いでしょう。

 

 じゃあ大学はどういうところなのか。ググって調べようとしても、「大学生は自主的な学びをするところです」みたいなふわっとした内容ばかり。大学のホームページはそれっぽいカリキュラムと無駄にかっこいい講義名くらいしか書いてません。

 そういうわけで、大学では具体的に何をするのか、高校生向けに説明していきたいと思います。これを読めば大学生活をスムーズにスタートできるはずです。一応どの大学でも共通すると思われることだけ書いていきますが、他の大学・学部・学科によって違うことも多々あるので、その点は注意して読んでください。

 ちなみに僕の所属は「近畿大学理工学部理学科物理学コース」です。今回は大学全般のことついて書きますが、物理については次回書こうと思います。

 (2021/06/26追記:一本の記事にできるほど物理のネタを絞り出せなかったので書きません!)

 

 

 

大学の基本

大学は勉強するところ

 

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 具体的な話に入る前に前置き。至極当然のことを書きますけど、「大学は勉強するところ」です。大変恥ずかしながら、自分はその意識が欠けていました。

 最近、「大学生が分数の計算を解けない」などと大学生の学力低下が叫ばれており、「大学生は小・中学生レベルの勉強しかやらないのかな?」と誤解されるかもしれません。ですがそれはランクの低い大学・学部でない限り絶対あり得ません。それどころか高校よりワンランク難しい勉強をやります(当たり前なんですけどね!)。

 理系だと分数の計算が出来ないと進級すらできませんし、文系でも就職活動時のSPI検査で分数の計算が必要になります。たとえ分数の計算が出来なくとも、それより難しい勉強をしているのは間違いないです。

  

 あと高校生のとき言われがちな言葉について。

 「受験勉強は人生で1番勉強する」とかよく言われますが、それは(自分にとっては)でした。学校や塾が受験生にハッパをかけるために言ってるだけであって、大学の方が高校より上なんだから当然高校より勉強します。それに社会人になってからも仕事内容を覚えるため・資格を取得するため勉強します。高校で勉強が終わることは普通無いです。

 「(東大や京大など)偏差値が高い大学へ行くと後で楽できる」とかもよく言われますけど、それもです。偏差値が高い大学へ行くとそれだけ勉強内容が難しくなります(これも当たり前なんですけどね!)。勉強が難しいので能力が身について就職活動が有利になって待遇の良い職に就ける…という意味で楽なのであって、入っただけで楽になれる訳ではありません。自分ももっと下の大学行ってたら2回も留年しなかったでしょうが、その代わり人間的成長はなくマトモに就職すら出来なかったでしょうね。

 

 「大学は勉強するところ」、その当たり前の意識をもって大学生活をスタートして欲しいです。

 

 

 

学部・学科

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 高校生が大学選びのときにまず調べるのは、学部・学科でしょう。

 高校教育は学習指導要領に従って進められるので、どの学校選んだところで難易度こそ差があれど、勉強内容は大体同じになります。しかし大学教育は基本的に自由なので、学部・学科によって勉強内容が全く違ってきます。

 近畿大学東大阪キャンパスには、以下の学部があります。ちなみに近大マグロで有名な生物理工学部は和歌山キャンパスにあります。

・法学部

経営学

・経済学部

理工学部

建築学

・文芸学部

・薬学部

・総合社会学

・国際学部

短期大学部

 

ここからさらに学科・コースが分かれます。理工学部の学科・コースを見てみます。

・理学科(数学コース、物理学コース、化学コース)

生命科学

・応用化学科

・機械工学科(機械工学コース、知能機械システムコース)

・電気電子工学科(エレクトロニクス・情報通信コース、エネルギー・環境コース)

・情報学科(情報システムコース・情報メディアコース)

・社会環境工学

 

 「学科ごとに学校が違う」というイメージでいいと思います。教授、研究室、講義、学生の学力、雰囲気、不文律など、学科ごとに全く異なります。各学科ごとに組織として独立していて、学科を跨いだ関わりは研究室間でも学生間でもあまりありませんでした。

 

 

 学部ごとにどこの校舎を使うか大体決まっています。なので学科が違っても学部が同じ人なら、校舎内ですれ違うことはたまにあります。逆に学部が違う人とはほとんど顔を合わせません。

 理学科では一般教養は17号館(講義室しかない館)、専門科目は31号館(研究室がある館。割とボロい)、情報系科目は38号館(研究室がありコンピュータ設備が整っている館。とてもきれい)が基本でした。それぞれ隣接しているので移動に時間はかかりませんでした。

 

 各学科でどのような学習をするのかは、各大学のパンフレットやホームページを確認してみてください。近畿大学のホームページは1年ほど前にリニューアルしていて、統一されたデザインで非常に読みやすくなっています。

www.kindai.ac.jp

 

 さらに詳細な内容を知りたい場合は、シラバスを見ることをオススメします。取得できる単位数、開講時期、全15回の講義内容、使用する教科書、講師への連絡先、評価方法などが記載されており、学生はこれを見ながら受ける講義を決定します。

 大学によりますが、Webで誰でも見れるようになっているのでぜひ。

www.kindai.ac.jp

 

 できるだけ多くの情報を調べて、自分に合った大学・学部・学科を見つけましょう。

  

クラスがない!

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 高校生が大学に来て1番感覚が狂う部分は、クラスが無いことでしょう。クラスが無いことによって変わるポイントを3つ挙げてみます。

 

 1つ目、自分の机やロッカーといったものが無くなります。学校に何か置いておくことが出来なくなるので、分厚い教科書や実験ノートなどが必要な日は文字通りヘビーですね。ただ授業時間が伸びる代わりに授業数は減るので、高校ほど参考書が必要になる日は無いでしょう。

 2つ目、同級生同士の関わりが薄くなります。人数が多いので全員が自己紹介する時間など無く、ゼミや実験で同じグループになるくらいしか知り合う機会がありません。良くも悪くも人間関係が構築されにくいです。まあ必修科目ではずっと一緒の空間にいるので、卒業までに話したことがなくとも顔と名前くらいは全員わかる程度にはなりますが。

 

 3つ目、学生が教授から個別に気にかけてもらえないこと。(語学やゼミを除けば)講師はどんな名前・顔の学生が受講しているのか把握していません。出席確認や座席指定がない講義ならば、履修登録せず受けててもバレないレベルです。なので、レポートを出さなかったり休みまくったとしても一切気にされませんし連絡も来ません。単位落としても留年しても自己責任。

 うちでは一応、各学年に一人ずつ担任の教授がいますが、各学生がどれだけ出席してるか・何単位取ってるかなんて全然把握してませんし、留年しそうだから単位出してやろうとか絶対無いです。

 このように自由で自己責任な環境のため、ついサボってしまい留年・退学へと至る学生が続出するのです。友達同士でも「あいつ帰ったん?」「出席足りんやん(笑)」みたいな会話してるのがよく聞こえてきます…。

 

 開放的な環境になるので、遊ぶことに浮かれてサボらないことが大事です。

 

大学の教育システム 

時間割

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 学期初めのオリエンテーションを終えたあと、自分で好きな講義を選んで履修登録します。いくつ履修するかは完全に自由です。特に講義の事前紹介はないので、シラバスの情報を元に決定します。近畿大学の場合、UNIPAという大学専用サイトにアクセスして行います。

 

 大学によりますが、時間割もWebで誰でも見れるようになっています。僕はいつもこれを見て講義室の確認をしていました。

 前期と後期で開講される講義の種類は、再履修科目を除いて全て異なっています。開講される学年、学期、時限、講師は基本的に固定です。

www.kindai.ac.jp

 

 学期1週目はお試し期間になっていて(別に規則で決まっている訳ではないがそういうノリになっている)、その間は履修登録してなくとも受講できて出席もカウントされないことが多いです。講義内容の説明だけの数十分で終わることが多いので心踊る期間です(笑)約2週間は履修登録の修正ができるので、「思ってたのと違う…」となったら取り消しても大丈夫です。

 

 基本的に自分の学年以下で開講されている講義を受講できます。例えば1回生は1学年の講義しか受講できませんが、2回生は1学年と2学年両方の講義を受講できます。

 単位を落としても再履修することは可能です。仮に1回生で1学年の「力学Ⅰ」が不合格だった場合でも、2回生でもう一度「力学Ⅰ」を受けることができます。数字が書いてある科目がいくつかありますが、たとえ「力学Ⅰ」が不合格でも「力学Ⅱ」を受講できます(理解につまづく可能性がありますが)。

 

 時間割が被っている講義は当然、どれか1つしか受けられません。一般教養の大半は被っており、僕は「企業倫理と知的財産」と「プレゼンテーション技術」を両方取りたかったので3回生と4回生で分けて取りました。

 被りが多い時限は不合格になっても再履修できない場合があるので、単位が足りない人は要注意。例えば前期月曜2限において「微分積分学Ⅰ」を落としてしまうと、「環境と社会」「放射線物理学」「現代物理学Ⅰ」を含めた4つのうちどれか1つは単位取得不可能になります。

 

 文系では人気講義が抽選になるとかいう話は聞いたことありますが、うちの場合は一切ありませんでした。履修登録が少なすぎて開講しない…ということも特になし。

 

単位

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 いよいよ、大学生が苦しめられる単位について説明します。

 講義を受講して見事合格すると、単位を取得できます。ほとんどの講義が2単位、語学が予習復習いらないという理由で1単位、2限に渡って行われる講義が3単位となっています。卒業には合計124単位が必要です。

 

 科目分類は以下の通り。

共通教養科目

 一般教養と呼ばれる科目。文章の書き方・法律の基礎・国際経済・人権問題など、社会人としての常識知識を幅広く取り扱います。非常に単位が取りやすい、必修はほぼ無いので自分の興味に合わせて取れる、専門科目に比べて実学的な学びができる…とお得な科目です!(と僕は思ってるのですが、一般的にはあんまり人気無いようです。)

 注意点としては、科目名は大学が全学部共通でネーミングしただけであり、担当する講師によってやることが全く違います。なのでちゃんとシラバスを確認して受講しましょう。(例えば「科学的問題解決法」という講義名で、何故かGPSの仕組みの話をする講義がありました。)

外国語科目

 英語が中心ですが第二外国語もあります。英語は入学直後に行われる試験の結果に応じてクラス分けされます。先生によっては和気藹々とした雰囲気で楽しいです。

専門科目

 メインディッシュ。単位が相当数必要になるにも関わらず、ガンガン落ちます。全部出席して全部ノートとって全部レポート出しても、試験の点数が悪かったら平気で落とされます。なので興味がない内容だったり、1限や5限など出席が辛い時限だったりしても、片っ端から取っていく気持ちでないと厳しいです。

 当然高校より難易度が上がる…にも関わらず、高校までと違って、講義中に復習や問題演習をあまりしません。なので講義外で勉強するのは必須です。1回生の科目は高校の内容に毛が生えた程度なので油断しやすいですが、2回生の科目から本気出してくるので覚悟が必要。

教職課程科目

 教職(学校の先生になるための教育課程)をとる人だけが受けられる科目。単純に受ける科目数が増えるので忙しくなります。介護実習や教育実習などもあるようです。ちなみに教師志望でなくても教職とってる人は意外といます。

 

さらに単位の必要性に応じて以下の分類があります。

必修科目

 卒業までに必ず取らなければならない科目。心配する新入生は多いのですが、うちの場合は必修科目を落としても即留年する訳ではありません。卒業までに再履修して合格すれば大丈夫です。

 そして、必修科目だから救済措置が充実しているとかは特になかったです。落ちるときは落ちます。なので必修科目では教室が人で溢れかえります(笑)

選択必修科目

 選択必修科目の中から指定された数だけ取らなければならない科目。例えば『「ライティング1」「ライティング2」「科学技術英語1」「科学技術英語2」の中から1単位』など。

選択科目

 ここで挙げた他の分類に当てはまらない科目。だいたいこれ。

自由選択科目

 取っても進級・卒業条件にカウントされない科目。他学科履修などが該当。

 

 

 進級条件、卒業条件が各学年ごとに設定されており、「外国語科目○単位」「専門単位○単位」「合計○単位」などの条件となっています。これを満たさなければ留年します。

 そこそこ複雑な制度になっているので、トラップが各所に存在します。特にひっかかりやすかったのは、専門科目の中で「基礎科目(数学化学情報など)」と「専門科目(物理)」で分かれていたこと。もし単位を計算するとき「専門科目」と「専門科目の中の専門科目」を混同してしまうと、えらい目にあいます。

 こういうぱっと見ではわかりにくい制度になっているので、シラバスを読み込むことは必須です。オリエンテーションで分厚い冊子となって配布されると思うので、なくさないように。

  

講義の流れ

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 さて、大学の講義は一体どのように行われるのでしょうか。

 

 高校までの授業時間は基本60分でしたが、大学での講義時間は90分になります。慣れるまで少し辛いかもしれません。ただ講義数は減るのでそこは安心です。

 講義の行われ方は講義によって全然違いますが、1番最初の回でちゃんと説明してくれます。細かいルールも講義によって違っていて忘れやすいので、一応メモしておくことをオススメします。

 

出席

 近畿大学理工学部では、2/3以上の出席が原則でした(つまり5回欠席するとアウト)。遅刻は0.5回の欠席扱いになります。学部ごとに出席回数は異なるらしいです。出席日数が足りないと、たとえレポートを出そうが試験で満点取ろうが教授に土下座しようが単位はもらえません。簡単な科目で単位落とすケースはほぼ全てコレが原因なので、出席さえできれば1回生から留年することはないでしょう。

 出席の確認方法ですが、近畿大学ではほとんどの講義でカードリーダーに依存していました。講義室内の出入り口付近にカードリーダーが設置されており、学生証をタッチすると出席になります。出席日数はUNIPAで確認できます。親御さん向けのUNIPAからも出席確認できるようになってます。

 タッチだけして帰る・友人に学生証を渡してタッチしてもらい自分は帰ってるズルい学生はよくいました(笑)そのため、学生証だけでなく出席カード or 点呼で出席をとる、座席固定にすることで出席状況把握する、毎回小テストを行う…などの対策がよくされてました。もし不正がバレた場合は出席が取り消しになりますし、最悪その時点で履修取り消しになるケースもありました。

 ごく一部でしたが理工学部の規則を破って、講義を全部欠席しても試験で点数取ればOKという科目もありました。逆に3回欠席でアウト・電車の遅延による遅刻も認めないという厳しい科目もありました。

 

 5回欠席するとアウトということですが、逆に言えば4回欠席までなら単位は取れます。ですが意図的に4回休もうとするのは大変危険です。うっかり欠席回数のカウント間違えてしまうなんて目も当てられませんし(1回やらかしました)、寝坊した、体調を崩した、カードリーダータッチし忘れたなどのリスクもあります。全て出席するつもりで行きましょう。

 

退室

 大抵は退室自由です。僕はよくお腹壊すのでありがたかったです。

 僕が経験したのは厳しい順に以下の通り。 

退出原則禁止

退出時に学生証を置いていく(そのまま帰るのを防止)

退出時に先生かTA(講義をサポートする上回生)に一声かける

退出自由だが頻繁に出入りしていると怒られる

退出自由

退出時に先生に一声かけると「大学生なんだから勝手に出ていってよ」と逆に怒られる

  

携帯

 大抵は携帯使用OKですが、ずっと下向いて携帯弄ってると講師は不快なので注意されるかも。

 僕が経験したのは厳しい順に以下の通り。

使用禁止

調べる・資料見る目的のみ使用OK

LINEやゲームでなければ使用OK

使用OK

 

携帯での撮影

 大抵は撮影OKです黒板が見えない箇所を撮影してそれを拡大するテクニックを使う人は結構いました。板書が間に合わないとかでなければ、ノートに文字書いた方が内容が頭に入るはずなので、片っ端から撮影するのはオススメしません。

 僕が経験したのは厳しい順に以下の通り。

そもそも携帯使用禁止

撮影禁止

シャッター音出さなければ撮影OK

撮影OK

 

 

私語

 どれだけ緩い講義であっても、漏れなく全ての講義で私語厳禁です。耳障りになるので。おしゃべりしたかったら出て行って(終わったら帰ってきて)と言われることも多々あります。

 にも関わらず、喋る人は一定数いる。居眠りしてても厳しい教授でない限り注意されないし成績も下がらないので、喋りたくなるくらい退屈なら寝るべきだと思います。

 

内職

 講義と関係ない勉強・宿題をすること。これはそもそも、講師が途中で教室を回るとかしない限りやっててもバレない。なのでOKなのかどうかよくわからない。

 講師が途中で教室回るときはすなわち問題演習の時間なので、その間は控えてやるべきことをやるのが無難。

 

成績評価

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 大学における成績評価は、「レポート」「講義中の課題」「定期試験」の3つで配分されるのがほとんどです配分の割合は講義によって異なります。

 成績評価は100点満点で採点され、60点以上で単位取得となります。59点とかだと温情で60点に上げてくれたりする(なので僕の成績表は60点だらけw)。

 

レポート

 大学生になると「レポート」とかっこよく口にしますが、これは単なる「宿題」です(笑)特に理数系の専門科目では、教科書や配布プリントに書いてある問題を解くだけのことも多いです。文章を書くレポートとしては、物理学者を調べてまとめるとか、講義を通して学んだことを書くとかありました。

 文系では、表紙がーー文字サイズがーー文字数がーーなどと色々条件が課されるらしいですが、少なくともうちの学科では特に何もなかったです。表紙があったりなかったり、手書きだったりWordだったり。ただし、何か指定された場合は必ず守ること。

 

 理系で辛いのはやはり実験レポートでしょう。実験目的・理論・実験方法・実験結果・結論・考察。冒頭は資料の記述をいい感じにまとめればいいのですが、実験結果では正しい計算がされてるか(有効数字、誤差など)、考察では定量的に論じられているか(AはBより長いので→AはBより2.0cm長いので)、徹底的にチェックされます。

 考察では実験誤差は何が原因なのか、理論に合った結果と言えるのかなど、自分でロジックを考えて書かねばならないので大変です。コピペ防止のため、実験レポートの見本が一切渡されないのも辛い。

 他の専門科目のレポートは出してるか出してないかレベルでしか確認されないですけど、実験レポートだけは先生に認められるまで再提出をエンドレスで繰り返します。

 

定期試験

 中間試験(臨時試験)は一部の専門科目で行われます。定期試験は一部の一般教養除いてほぼ全ての科目で行われます。

 定期試験は座席指定、時間は60分。持ち込みは基本NGですが、ノート教科書のみOK、A4のカンペ1枚のみOKの科目もありました。

 

 再試験は正当な欠席理由を証明できない限りありません。寝坊したらその時点でEND(1回やらかしました)。再試験は受けたこともないし話も聞いたことないので、どのように行われるのか一切知らないです。

 カンニング、進級がかかってるのでやる人もいるかもしれませんが…。近畿大学の場合もしバレたら、その科目だけでなくその学期の全ての科目で単位取り消しになるので超ハイリスクです。ほぼ留年確定です。それでも見つかる人が毎年いるらしいんですよね…。

 

課外活動

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 大学は勉強するところとはいえ、空き時間が相当あるのは事実なので、勉強以外での本格的な活動(課外活動)も絶対すべきです。なぜなら、就職活動では課外活動で得られるスキルが必要だからです。

 企業の採用選考では、学生が仕事で必要な能力を持っているかが問われます。ただし大学新卒では、英語やプログラミングなどの実践的なスキルはあまり問われません(企業による)。問われるのは、コミュニケーション能力をはじめとする人間力です。

 

社会人基礎力チェックリスト

https://issn.or.jp/pdf/checklist_02.pdf

 

 社会人基礎力という枠組みで例にあげると、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つが必要です。これらを学生生活の間に身につけておくと就職活動が有利になります。

 しかしここで考えてほしいのが、「大学で学業やっているだけで全て身につくのか?」ということです。学業は結局のところ個人で勉強するだけであって、集団で協力して何かを成し遂げる活動は無いに等しいです。ゼミや卒業研究でも複数人で議論こそすれど、一緒に協力して成果を出す訳ではありません。

 すなわち、学業で身につくのは「考え抜く力」のみで、「前に踏み出す力」「チームで働く力」身につきません。したがって、この2つは課外活動で身につける必要があります。

 

 課外活動の代表的な例として、部活動とアルバイトについて説明します。 他にもボランティアやインターンシップなどが定番ですが、ネット小説を毎日書き続けるとか、オンラインゲームやり込んでランキング上位狙うとか、なんでもいいのでPDCA回す経験を積むことをおすすめします。

 

部活動

 大学では「サークル」と呼ばれることもありますが、学校から公認され援助を受けているのが「部活動」で、そうでないのが「サークル」です。とはいえ、部活動でもサークルと呼ばれることもありぶっちゃけ明確な区別はなかったです。

 僕は文化会に所属していました。体育会の様子は全然知りません。ちなみに野球部などバリバリ活動している部活の部員はほぼ経営学部か法学部で、理工学部なんていません。時間的に無理だと思います。

 顧問はいますがほぼ顔を出さず、学生が主体となって部活を運営します。活動内容もお金の使い方も全て学生が決めていくので、役職に就いた学生が責任をもって働き、部員もルールを守って活動する必要があります。

 

 僕は部活動のおかげで幼稚園児レベルのコミュ力から最低限のコミュ力まで伸ばせました。展示会のシフトや文化祭の準備による無給労働もいい経験になりました。学年や学部を超えた友人関係を作れるのも部活動だけです。

 大変なことも多いので遊ぶ気満々で入部するのは危険ですが、時間が空いてるならぜひ入部してみましょう。

 

アルバイト 

 「学生は学業が本分」というプライドの元、ほとんどの大学教授が忌避しています。アルバイトを奨励する教授なんて僕は見かけませんでしたし、アルバイトで休むとかいう人がいればボコボコにされます。「アルバイトするくらいなら携帯解約しろ」とかいう過激派までいました。就職活動においても、アルバイト経験の話はいらないと各所で言われます。

 しかし、実際はほとんどの大学生はバイトやっていますし、うちの学科で成績トップクラスの人もがっつりバイトやってます。そもそも働かないと学費や生活費が足りない人も多いでしょう。

 

 それに、アルバイトだって(職種によりますが)人間的成長が見込めます。接客業でお客さんと気持ちよくコミュニケーションがとれるか、リーダー的ポジションになったとき職場をうまくまとめられるか、家庭教師になったとき生徒にわかりやすく教えられるか…就職前にそういう経験を積めるのはアルバイトならではの魅力だと思います。

 週5週6で入るレベルなら確かに見直すべきですが、そうでないなら全然やっていいと思います。

 

留年事情

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 最後に「留年したらどうなるか」についても書いておきます。

 大学から成績表と一緒に、「単位足りんからお前留年な」と通知が来ます。そして後に奨学金が止められます(進級すると再開できました)。学期初めのオリエンテーションは留年生のみ集められ、反省文を書いた後に担当の教授と面談します。

 …というだけで他は特に何もなく。同じように大学に通って単位を取るだけです。留年生は全然珍しくないので、周りから変な目で見られることもないです。友達と一緒に講義を受けられなくなるのが1番辛いかもしれません。まあ友達もろとも落ちてる人も少なくないですけど…。

 

 一応、入学年度による年功序列になっているので、敬語を使われることが多かったです。個人的にはタメでも敬語でも統一してくれればどっちでも良かったですね。そして入学年度が違うから避ける…とかはなく、実験で同じグループになったりしても普通に仲良くなれました。

 就職活動にもあまり影響しません。留年する原因を聞かれてしまったときも、堂々と返答できれば問題なし。留年について一切触れてこないこともあります。

 

 ちなみに、物理学コースの留年事情はとんでもないことになっています…(笑)近畿大学理工学部の留年率が6.8%というデータは公開されていましたが、それより遥かに高いです。僕も具体的なデータは出せるのですが、プライベートな情報だと思われるので伏せておきます。

 「うちのコースは留年率高すぎ」って教授の間でも話題に上がるほど。それでも最低限のことができない学生は容赦なく落とします。ゼミで発表できなかった自分をスパッと落としてくれたからこそ今の自分があるので、この厳しさには感謝しています。

 

 

終わりに

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 大学入学前の自分に言い聞かせるように、また大学での経験を振り返るように書きました。ボツになった文章もたくさんあるのですが、その代わりいい感じにまとめられたと思います。「高校までとはガラッと環境が変わること」、高校生はそれだけは覚えておいて欲しいです。

 

 ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

 

【更新履歴】 

 2021/06/26

マイナビの社会人基礎力のサイトがなくなっていたので、社会人基礎力チェックリストにリンクを変更。

物理学コースの留年率の部分を読みやすいように修正。

 

 

 

2019年シーズンのオリックスバファローズ振り返り

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 明けましておめでとうございます。

 年を越してしまいましたが、毎年お馴染みとなった自分以外読んでいないオリックス振り返りシリーズを投稿します。まあ自分が読んでるからええねん。

 

 

   まずは他球団についての雑談を。

 

 9月24日、この日の試合で全チームの順位が確定するという珍事が発生しました。まさか西武が菊池浅村炭谷が抜けた戦力で優勝するなんて思いもしなかったです。

 去年より強くなったところと言えば、救世主ニール、復活したおかわり君、そして80登板の平井でしょう。平井、流石に9点差でも投げさせてたのはマズいと思うのですが、来シーズン大丈夫でしょうか…?

 2014年の酷使によって佐藤達也や比嘉などリリーフが壊滅した2015年のオリックスを彷彿とさせて不安になります。…まあ他球団の心配してる場合じゃないんですけどね!!

 

 日ハムが意外と弱かった。去年の記事の順位予想ではこんなことを書きました。

日本ハムは打線が強力。西川、太田、近藤、中田、王、清宮、渡辺、清水、中島…って感じでしょうか。特に王、清宮、渡辺がブレークすれば日本一にもなれそうな恐ろしさがあります。逆に不振であれば他に目ぼしい野手が少ないことから、もっと下の順位になることもあるでしょう。

 「主力野手が不振であればもっと下の順位になることもある」と予想した通りになってしまいました。日本の4番だったはずの中田が一向に復調しないし、絶大な注目を浴びていた清宮もまだ覚醒せず。ほぼ全球団のスカウトが目を光らせていた台湾最強打者の王も期待外れで、横尾と石井も成績を上げるどころか下がってしまった。

 さらに控えの野手が貧弱で、レアードや太田賢吾を出す余裕あったのかという。2軍にも数年の間に活躍出来そうな選手はいないので、かなりマズイ状態です。「育成の日ハム」とは何だったのか。

 

 采配も怪しく、特にオープナーが疑問。強力な上位打線をオープナーが抑えて、投げやすい下位打線から先発が投げる…という意図はわかるのですが。

 日本では1、2番に強打者を置く打線が定着していません。強打者はクリーンナップに置くのが定石となっています。ソフトバンクはその傾向が顕著で、1、2番よりも下位打線の方が強力なくらいです。

 そんな状況でオープナーやっても、立ち上がりがクリーンナップから始まる本来の先発が、むしろ危なくなると思います。特に結果も出ていませんし、やり方を考えないといけません。

 

 …そんなボロクソに言ってしまった日ハムを下回る弱さだったのが、オリックスですね!!!

 

 

去年の振り返り記事を見てみる

okurashougi.hatenablog.jp

 
開幕スタメン予想
1.中 宗
2.遊 福田
3.DH  メネセス
4.左 吉田正尚
5.右 ロメロ
6.三 頓宮
7.一 伏見
8.二 西野
9.捕 若月

 

実際

1.二 福田
2.中 西浦
3.DH  メネセス
4.左 吉田正
5.三 頓宮
6.右 小田
7.一 T-岡田
8.捕 若月
9.遊 安達

 

全然合ってねぇ…(笑)オープン戦ではこの福田西浦に始まる上位打線が非常に機能し、オープン戦で12球団最高打率.256を記録(ついでに最高防御率2.26)。しかし開幕すると揃って調子を落としていき…はい。

 

順位予想

1位:ソフトバンク
2位:日本ハム
3位:西武
4位:楽天
5位:オリックス
6位:ロッテ

 

実際

1位:西武
2位:ソフトバンク
3位:楽天
4位:ロッテ
5位:日本ハム
6位:オリックス

 

いやー当たらないですね本当に。オリックス目線ではロッテが何故強かったのかわからないのですが(15勝9敗1分け)、ロッテはソフトバンクキラーっぷり(17勝8敗)を発揮して4位に。オリックスは上位チームにも五分で戦える力が欲しいですね。

 

 

西村新監督の采配

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走る将軍オリックス西村監督就任 走塁が来季のキー - プロ野球番記者コラム - 野球コラム : 日刊スポーツ

 

 3年間務めた福良監督が退任し、今年から西村監督が就任しました。それによりどう采配が変わったのでしょうか。

 

 

 福良監督の投手起用がおかしいことは去年書きました。リードビハインドではなく点差によって投手起用しているため、特定の投手の負担が大きくなっていると。去年は稲尾さんを抜く月間最多登板記録を山田が作ってしまいましたし、トミージョン手術で育成降格することになった黒木も福良采配の被害者と言えるかもしれません。

 

 しかし西村監督のリリーフ起用は安心して見られました。

 開幕3戦目の日ハム戦、1-3の3点ビハインドの場面で8回9回、山崎福也を登板させました。今までは予備先発要員という謎枠でベンチに塩漬けされていましたが、ついに普通にリリーフとして登板させてもらえました。これで特定の投手に負担がかかる采配から脱却したのかと、胸を撫で下ろしたものです。まあ山崎福也は安定せず後半戦はずっと2軍だったんですけど。

 先発を長めに投げさせたのも良かったです。リリーフへの負担が今までより少なく、怪我なく来シーズンを迎えられそうですね。

 


 しかし野手起用は疑問で、守備位置を固定しないのはやめてほしい。意味不明な秋キャンプのスタメンから嫌な予感があったのですが…。

 
 頓宮(キャッチャー)をサード守らせたり、西村(キャッチャー→外野)をサード守らせたり、宗(ショート→外野)をサード守らせたり、安達(ショート)をサード守らせたり…どんだけサード好きやねん(笑)

 来季は中川、西野、勝俣、白崎、山足あたりで守らせれば十分でしょう。余計なコンバートはいらない。

 

 色んなところを守れるようになってほしいみたいなこと言ってた気がしますが、打てる人がポジション被ってるとか特にない訳ですから、僕的には守備位置は固定させて欲しい。白崎のファーストとか素人目から見ても怪しい。

 辻監督は源田を一年目から起用し続けた理由について、とにかく守備の要である二遊間を固定させたいと言っていました。守備位置を固定する事で守備を安定させ、打撃に集中することも出来るはずです。

 

 

 終戦での監督の挨拶では、球場の様子が今までと大きく変わっていました。ヤジが飛びまくってた去年以前より順位が落ちたにも関わらず、温かい拍手が送られていたのです。インタビューで無愛想に他人事コメントをしていた福良監督とは違い、いつもファンへの感謝を口にしていた西村監督。その人柄の良さが現れたのだと思います。最終戦を気持ちよく勝利したのもあるでしょうね。

 いつもヤジ飛ばしてた人がファンやめて球場来てない可能性。

 

 

 

NPBを代表するエース、山本由伸の誕生

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オリックスの“神童”山本由伸「二十歳の決意」 | BASEBALL KING

 

 今年の戦力について、「西金子の穴がー」ってにわかが言ってましたけど、先発候補はいっぱいいるからそこまで痛手じゃなかったですし、実際先発に苦しんだことはありませんでした。むしろ怪しかったのはリリーフと打線。

 オリックスの先発で真っ先に話題に上がるのは、やはり山本由伸でしょう。セットアッパーから先発に転向し、高卒3年目ながら防御率1.96という驚異の数字を叩き出しました。

 1年目から二軍で防御率0.27とバケモノみたいな成績を出し、メジャーに行く前に大谷が一番凄いと言った投手だったとはいえ、まさかここまでやるとは…。オリックスから、しかもドラ4で、NPBトップクラスのピッチャーが出てくるなんて誰も予想していなかったでしょう。

 

 自分が印象に残っているのは入団1年目である2017年に初先発したロッテ戦。1-2と一点リードの状況でプロ初勝利の権利がかかった5回表、ワンアウト一二塁という大ピンチを迎えたところで打席にはベテランの井口。

 制球が定まらずフルカウントになったところで、何と若月のサインに首を振る。そして投げた球は完璧、変化球を引っ掛けさせて見事ゲッツーに打ち取りました。…あのマウンド度胸は半端じゃねぇと感心しました。なお直後の6回に岸田がソロHRを浴びて一瞬で勝ち投手の権利喪失。

 

 そして今年の初先発はエグかった。強打者揃いのソフトバンク相手に、8回までノーヒットノーランという神がかったピッチング。久しぶりに野球を見ていて心が震えました。先発に再転向しての初登板は、9回100球無失点という最高の結果で終えました。なお試合は引き分け。

 最終戦の一試合前では6回1/3を5失点と炎上したもの、規定投球回がかかった最終戦では見事に6回1失点に締める!いつも最終戦はグッダグダな試合ばかりだったので、気持ち良くシーズンを終われて本当に良かったです。

 

 そしてプレミア12での大活躍。前回のプレミア12はリリーフ投手の選出が少なかったのが仇となり敗北してしまいましたが、今回は甲斐野・山本・山崎という鉄壁の守りが活きて見事に優勝!

 甲斐野はテレビに目をやる間も無く一瞬でスリーアウト取ってたのでほとんど見れませんでしたが(笑)、山本のピッチングは一球一球しっかり見てました。…化けもんかよと。

 いつもの決め球はスライダーやカットボールなのですが、プレミア12で投げたのは149km/hのフォーク!球が速い上に変化量も半端ない、おかしいよこれ…。まだ進化するんですかと、空いた口が塞がらない。ついでに山本をリードしてバッティングも上々だった會澤捕手下さい。

 


 長々と山本由伸の話をしましたが、最高勝率のタイトルを獲得した山岡、自身初の完封勝利を挙げた竹安、プレミア12で強打の韓国打線を0点に抑えた張、他にも榊原・K-鈴木・田嶋・荒西と若手の先発陣が揃っています。先発だけは他球団と遜色ない戦力であると言えます。

 

 

打てない打線

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         例のGIF

 

 オリックスの最大の弱点は、吉田正尚とロメロがいないと点が取れなくなる打線です。ロメロは今シーズン打率.305、ホームラン18本と大活躍したものの、故障しがちで出場試合が少なかったのが難点。

 ロメロが一軍にいる時といない時のチームの成績を調べてみたところ…

トータル  :61勝75敗7分け(勝率0.427)

ロメロ在籍時:43勝33敗3分け(勝率0.544)

ロメロ不在時:18勝42敗4分け(勝率0.281)

 

 …と、ロメロがいる時のオリックスは大きく勝ち越していることがわかりました。これだけ貢献したロメロが来季いないという…。ジョーンズにはロメロを超える活躍が必須ですが、きっとやってくれるでしょう。

 

 

 吉田正尚とロメロ以外の野手は悲惨な結果でした。

 メネセスは3月の国際試合で大活躍し首位打者間違いなしとまで言われたものの大した打率を残せず、ファーストミットが破けるタイムリーエラーをかまし、最後には薬物使用により解雇。くそ。

 頓宮はチームのシーズン初打点を挙げるなど高い打力(オリックス比)を見せつけたものの、サードでエラーを連発。捕手再コンバートを発表した直後の6月末に骨折。

 西浦は守備ではレーザービームを連発するなど目覚ましい活躍を見せたものの、打撃は打率.195と酷い。高卒2年目だから仕方ない面もありますが、駿太や小田がそれを大きく上回る打撃が出来なかったのも残念。

 

 オリックスに必要なのは、3割30本まではいかなくとも、2割8分10本くらい撃てるバッター。楽天でいうならば茂木・島内くらいの選手。それが2、3人いれば一気に打線に厚みが増すはず。

 中川・宗にはそれくらい打ってくれることを期待しています。

 

 

 ポジション別に見ると明らかに捕手が穴。

若月 0.178 (298-53)

伏見 0.164 (61-10)

松井 0.194 (36-7)

飯田 0.000 (13-0)

高城 0.182 (11-2)  →戦力外

山崎 0.000 (8-0)

 

 死屍累々。この状況で大卒捕手が豊作な年にも関わらず、高卒捕手を育成で一人指名したのみ。なお伊藤光.254

 とはいえ、2018年には若月は.245、伏見は.274も打っています。頓宮の再コンバートもあります。既存戦力の覚醒に期待しましょう。

 

 

 

 2020年シーズンの順位予想

 各球団のオフシーズンの動向を踏まえて、来シーズンの順位予想をしたいと思います。

 オリックスのドラフトのお話は大体ここに書きました。

okurashougi.hatenablog.jp

 

 いつものように即戦力に飛びつかず、将来有望なリリーフや内野手を獲得したのは好感です。しかしそれは、短期的な戦力アップは見込めないのであって…。正直来季は厳しいでしょう、少なくとも優勝は。

 一応強くなってるんだけど、他球団がそれを上回る勢いで強くなってるから追いついていない。高卒野手たちがレギュラー張れるようになるまで、数年は我慢の年が続くと思います。

 


 ソフトバンクのドラフトは、今振り返るととんでもないことやってるなと唸りました。高卒乱獲ドラフトを繰り返してきたソフトバンクが、珍しく佐藤・柳町と即戦力外野手を2人獲得。これは恐らく福田流出を想定しての指名。サブまで戦力を整える手堅さ、凄まじいですわ…。

 さらに甲斐・高谷・栗原と捕手が充実しているにも関わらず、大学生ナンバーワン捕手の海野を獲得。ベテランの高谷の後釜としての指名らしく、何年も先を見据えた戦略にもう言葉も出ません。

 

 ソフトバンクはシーズン途中にMLBドラフト一巡目指名のスチュアートを獲得、さらにシーズンオフにはバレンティンを獲得。そして柳田がなんと7年契約を結び、メジャーや広島に行くことなく生涯ホークス宣言。去年の記事では「ソフトバンクは柳田が居なくなったあとが落ち目」と書きましたが、落ち目なくなったやん…。

 内川の代打に長谷川を出して点を取れる戦力層、二軍で外国人のコラスなど多数の選手を育成している盤石さ、もうどうやっても止められないのでは。少なくともBクラスに落ちることはないでしょう。

 

 

 西武は流石に来季は落ちるでしょう。シーズン終盤のピッチングを見ても平井が今季のように投げれるとは思いませんし。浅村に続いて秋山も抜ければいよいよ打線も冷え込むはず。

 とはいえ外崎を外野に回して山野辺をセカンドにすればそこそこ戦える打線になりそうですし、先発陣は若手が多いから伸び代ありそうですよね。

 

 楽天はちょっとあのGMがよくわからん…。何で監督解任するのかわからん。お陰で小谷野が帰ってきてくれたけど…。

 ドラフトも何故か守備型内野手の小深田を一位指名。鈴木大地が来たのでいきなり守る場所がなく…村林と競争する事になるでしょうか。

 とはいえ総合的な戦力は本物なので依然として強いでしょうね。

 

 ロッテはかなり恐ろしい。酒居や大地が抜けたとはいえ、福田・美馬・ハーマン・ジャクソンと地味ながら確実な補強。

 さらに投手では種市・東條・東妻、野手では安田・香月・西巻と有望な若手が多数。しかもドラフト一位を連続で当てているから4、5年後が怖い。

 来季に急上昇するとは予想しませんが、将来的にはAクラス常連の球団になりそうです。

 

 日ハム、、ドラフトで即戦力強化したとはいえ投手ですしねぇ。さらにパリーグ5球団は積極的に補強を行った中、日ハムは今のところ外国人を2人獲得したのみ。

 既存戦力がどれだけ復調してくれるかにかかっています。

 

 

 

 最後に予想順位と予想開幕スタメン書いて締めたいと思います。

 

1位:ソフトバンク
2位:西武
3位:ロッテ
4位:楽天
5位:オリックス
6位:日ハム

 

1.中 宗
2.二 福田
3.左 吉田正
4.右 ジョーンズ
5.一 ロドリゲス
6.DH  杉本
7.三 中川
8.遊 安達
9.捕 若月

 

 

 

 

ドラフト会議パブリックビューイング in 近大

kindaipicks.com

 

 近畿大学野球部の村西良太投手・谷川刀麻投手がプロ志望届を提出したということで、実学ホールにてドラフト会議のパブリックビューイングが行われました!

 数日前にメールでお知らせが来たのですが、こんな機会は一生ないと思ったので僕も参加することにしました。(二日後に卒業研究の中間発表があるにも関わらず…w)

 

会場の様子

 このイベントまで実学ホールが何処なのか把握してなかったのですが、アカデミックシアター1階にあるガラス張りのホールのことだったんですね。文化会の部活動発表や来校者の講演等でよく使われています。

 登校した朝の時点で、可動用の椅子が並んでいるのが外から見えました。4限目が終わった4時半頃に会場に着くと、会見者席から報道者席を挟んで撮影機材がズラリ。もちろん報道陣もそれなりにいました。

 入場時に学生はほとんどいなかったので、学生席の一番前に座れました。しかしスーツを着た野球部の学生を中心にどんどん人が増え、ドラフトが始まった頃には会場外で立ち見が出るほどの大盛況。

 

 テレビは見れるのかなと少し不安でしたが、壁にプロジェクターで大きく映し出されていたので寧ろよく見えました。家に帰るとするとテレビで一巡目指名が見れない時間だったので、単純にリアルタイムで見れただけでも価値がありましたね。

 ドラフト会議が開始する直前に、村西投手、谷川投手、田中監督が席に着きました。村西投手が目の前に立ち並ぶ報道陣に緊張してか、テレビが映された壁の方にずっと顔を向けていたのが印象的でした。

 

 

オリックスのドラフト希望


 一旦話題を変えて、我がオリックスバファローズのドラフト指名について僕が望んでいたことを2つ書いてみます。

 

1.佐々木、奥川、森下、石川、誰でもいいからクジ当てる

 山岡山本の流出直前にオリックス黄金期を築くワンピースとしての佐々木、佐々木より確実に成長を見込める奥川、即戦力として来季からすぐ戦力アップを図れる森下、サードの強打者というオリックスに超ピンズトな石川。

 どの選手も魅力的なので、競合覚悟で欲しいところ。

 

2.外れか2位で佐藤都志也指名

 オリックスは打線が貧弱ですが、その中でも一番弱いのは捕手。若月松井は1割代、打席が少なかったとはいえ飯田山崎はヒット0本。高城は戦力外で頓宮はまだまだ未知数…。

 このような状況なので、打てる捕手は必須です。打てるといっても森友哉クラスでなくとも、2割少し打てれば御の字。

 なので、大学生捕手で一番打てる佐藤は絶対欲しい。今期大活躍した中川の後を継いで東洋大のキャプテンをこなしていたことも評価できます。

 

 

波乱の一巡目指名


 午後5時を過ぎ、いよいよ各球団が入場してきます。やはりと言うべきか、阪神が入場したときは配布されたスティックバルーンの音が鳴り響きました(笑)まあほとんどが阪神ファンだろうしね。

 毎年ドキドキする一巡目の指名。これを見るために一年間楽しみに生きているといっても過言ではない(笑)

 

 ヤクルトは公言通りに奥川。オリックスは…なんと石川!テレビ内だけでなくこの会場でもどよめきが。正直僕が一番欲しい選手ではありましたが、今までの指名傾向から、何より中日が公言している状況で指名するとは思ってませんでした。

 そのあとは予想通りの指名が続きましたが、横浜の森で会場が再びどよめく!「インパクトのある指名を」と事前にラミレス監督は言ってましたが、まさにその通りでしたね。ハズレ競合があり得たので一本釣り狙いは全然ありだと思いました。

 

 運命のくじ引き。オリックスは当然の如く外し、奥川はヤクルト、石川は中日、佐々木はロッテに入団が決定しました。そのあと楽天がハズレ一位で近大出身の小深田を指名し、会場は大歓声!一位では想定されていなかった選手なので、マジか!って感じの盛り上がり方でした。

 一方、オリックスは河野でまたしても競合し、外す!(笑)最終的に一位指名は高校No1左腕の宮城となりました。

 

 

村西選手、オリックスへ!


 さて、村西選手はおそらく3位・4位での指名。それまではLINEで母親とトークしながらの鑑賞。2位で長打力のある紅林を取れたのはまあ良かったものの、佐藤都志也をロッテに取られたのがかなり痛い…。

 野球部の部員も同じ側で座っていたのですが、高校生が指名されたとき「俺の後輩や」って喜んだり、大学生投手が近大と対戦してる映像が流れたとき「俺三振しとるやん!」てキレたりしてて、このような場でしか見れない様子が見れて面白かったです。

 次々と有望な選手の名前が呼ばれていく。阪神が甲子園で活躍した高校生を乱獲していく様は、会場も盛り上がってました。

 

そして…

「三巡目選択希望選手、オリックス……

村西、良太」

 

 名前が呼ばれた瞬間、唸るような歓声とスティックバルーンの騒音で、会場はお祭り騒ぎ!!!まさかオリックスで呼ばれると思っていなかったので、僕は一瞬固まってしまいました。

 いやでも、とてもとても嬉しい。オリックスの選手が誕生する瞬間を目の前で見れたこと、そしてそれをみんなが祝福していることに。村西選手は谷川選手と笑顔で握手を交わしていました。

 

 そのあとすぐ会見が始まりました。某有名な新聞社の記者たちが質問する様子はなかなか生では見られない、貴重な経験です。

 しかし村西選手は話し慣れていないのか、それとも緊張しているのか、終始たどたどしい回答でした(笑)オリックスという球団に指名されたことについて」という、定番ながら極めて答えづらい質問に対しては、「(指名されたこと自体が嬉しいという話に付け加えて絞り出すように)地元なので、、、まあ、、嬉しいです」とのこと。

 「対戦したい選手は」という質問には「辰巳選手です」と同郷で1つ上の先輩の名前を挙げました。「憧れの選手」という質問には「近本選手です」と即答し、質問した記者が「いや、、野手じゃなくて、投手で」と会場が笑いに包まれる場面も。そのあと、同じサイドハンドの又吉選手の名前を挙げました。

 

 会見終了後、再びドラフト会議の鑑賞が始まりましたが、残念ながら本指名で谷川選手は呼ばれず。育成指名は拒否しているらしく、ここでパブリックビューイングは終了となりました。谷川選手は「これからは東芝さんにお世話になるので、そこで2年後には指名されるように頑張ります」とのこと。

 

 

感想


 オリックスのドラフトは、捕手を大卒三人衆だけでなく高卒も本指名しなかったことは大きな疑問。ただし社会人不作の年に無理に即戦力を集めず、楽しみな高卒選手を沢山獲得できたのは良いですね。さらにサードで強打者の勝俣、リリーフの村西と即戦力でウィークポイントを補強できたのも大きいです。

 パブリックビューイングという場で、大勢と一緒にドラフト会議を共有できたのがとても楽しかったです。近大はアカデミックシアターでこういう誰でも参加できるイベントを頻繁に開催してるのはとても良いですね。来年からは就職でドラフト会議を生で見れなくなるかもしれないので、最後にみんなと盛り上がれて良かったです。

 

 オリックスはちょうどリリーフが不安定な状況です。村西選手、ぜひ同じサイドハンドの比嘉に次ぐ、リリーフエースになってください。応援しています。

 

 

 

ドラクエⅤをプレイした思い出

apps.apple.com

 

 ドラクエⅤの映画がいよいよ公開となりました!

 第一報の時点では特に興味はなかったのですが、6月頃に公開されたPVを見て心変わりしました。数々の冒険のエピソードを思い出させる描写に、胸が踊りました。

 

 Twitterでは、あの話題が盛んにツイートされていました。「ビアンカとフローラ」です。
 ドラクエⅤでは、ビアンカとフローラのどちらと結婚するか、究極の選択が迫られます。結婚した相手とは最後まで共に冒険することになります。子供が生まれるイベントもあります。一方で、選ばなかった方とは永遠にパーティに加わることはありません。

 

 僕も昔、DS版のドラクエⅤをプレイしていました。そういえば、結婚相手の選択で面白い出来事があったなぁと思い出したので、記事にしてみようと思った次第。

 

PS2


 僕の家族はみんなゲーマーでした。任天堂機種を中心に遊んでいて、ニンテンドーDSは種類違い合わせて7台くらいあります。

 自分は塊魂マリオカートポケモンなど。弟はドラクエ、FEなど。母親はどうぶつの森牧場物語など。かなり昔だか父親も3DマリオやチョロQを遊んでいたことがあります。

 今でこそみんなスマホゲーに移行したりゲームやらなくなったりしていますが、昔はマリオパーティテトリスの対戦で盛り上がったものでした。

 

 さて、初めてドラクエⅤに触れたのは2004年に発売されたPS2版です。自分が小学3年生の頃でしょうね。とはいっても、母親がプレイしているのを見ていただけで自分はまだプレイしていません。

 うちの家庭では、ポケモンドラクエも全滅したら絶対電源を切ります(お金が減るので)。そのせいで、子供時代の最後にあるゲマとのボス戦も、負けイベントとは知らず何度も何度も電源を切っていたことがありました(笑)

 見ていただけなので記憶は薄いですけど、大人になって子供時代のマップを歩くエモさとか、モンスターを仲間にできる面白さとかが強く記憶に残っています。ちなみに結婚相手はビアンカでした。

 

 実際に自分でプレイしたのは、2008年に発売されたDS版です。毎月買ってたゲーム雑誌(ファミ通DS+wii)で、3人目の結婚相手として「デボラ」が選べるようになると大々的に宣伝されていました。

 ドラクエⅣのDS版ではデータが3つあったので、ドラクエⅤでも恐らくデータは3つあると予想されました(とはいえ仕様変更がないとは限らないので、データ数は当日まで不安になっていた覚えがあります)。

 

 DS版のドラクエⅤは母親・弟・僕の3人でプレイする予定でした。そこで母親を中心に、こんなことをしきりに言っていました。

「結婚相手は3人とも別々にしよう」

 結婚相手によってストーリーが微妙に変わるので、他のデータでその様子を見るのも楽しみでした。


 ただし、誰を選ぶかは決めていなかったのである…。

 

 

何でやねん


 そして、プレイ開始。

 あぁPS2版でこういうのあったなぁと懐かしみながら、自分でプレイするドラクエは楽しかった。PS2版でベビーパンサーの名前はボロンゴにしていましたが、DS版では何にしたか覚えていません(笑)ボロンゴのイメージが強すぎて…。

 

 オムニバス形式で進行するⅣもとても魅力的でしたが、一本の濃密なストーリーが展開するⅤには違う魅力がありました。同じドラクエなのに(特にDS版はグラフィックも同じ)、こんなに違うのかと。それでいて、天空の城などⅣと同じ要素があるのも面白い。

 イチオシなのはやはり、モンスターを仲間に出来ること!ドラクエの他のタイトルでは最大8人くらいまでしか仲間を増やせませんが、今作ではモンスターを入れれば相当数の仲間を増やすことができます。おかげでパーティの自由度はめちゃくちゃ高いです。好きな名前を付けられるのも良き。

 

 

 さて、僕はレベルをじっくり上げて装備も整えてからボス戦に挑むタイプなので、3人の中で一番進みが遅かったです。後にプレイしたドラクエⅨでは、レベル上げすぎてラスボスを5ターンで倒してしまったことが(笑)

 僕が呑気にモンスターの仲間を増やしていた頃、母親が結婚イベントを終えたらしい。

母親「ビアンカ選んだで」

僕「は?!」

 いやいやいや、母さんはPS2版でビアンカ選んだやん??必然的にビアンカ以外を選ぶ筈なんだけど??

 いきなり度肝を抜かれてしまった。僕はフローラかデボラを選ぶことになりました。

 

 僕がキラーパンサーとの再会を果たした頃、弟も結婚イベントを終えたらしい。

弟「ビアンカ選んだで」

僕「は!?!?」

 いやいやいやいや??何で??

 3人で違うの選ぶって言ってたやん??

 

 これでデータ消さない限り、1ルート見ることが叶わなくなりました。僕は最後にも関わらず、2人の中から選択できることに。

 

 

結婚イベント

 さて、ようやく自分にも結婚イベントが訪れました。

 あくまでゲームとはいえ、いや、ゲームだからこそ頭を悩ませます。ゲームだから、いくらのんびり進めてたとしても世界は侵食されません。ゲームだから、いくらレベルを上げてもパパスは救えません。

 しかし、これは自分の選択でストーリーが変わるのです。ビアンカを救うか、見捨てるか。全員と結婚して万事解決みたいなルートは、ありません。

 

 あの夜の部屋では本当に悩んだ。

 ルドマンに話しかけまくったり、部屋の外に出ようとしたり…。

 

 フローラとデボラの2択。

 結婚前のイベントを経て何となく、デボラを選ぶかなと思っていました。「フローラを選ぶのはビアンカもデボラも可哀想やし…」と。それを母親と話したところ、「デボラは違うやん」と。それが普通の見解か。いきなり乱入してきただけだからな、デボラは。

 昔の僕は今以上に、1人でいる人間とは仲良くすべきだと思っていました。なぜなら自分が1人だったから。1人で燻っている人間には、周りに刺々しくしてしまって孤独な人間には、寄り添ってやらないといけない。

 特に、唐突とはいえこちらに興味をもってくれたのだから、救ってやらないといけないと。このチャンスを逃せばずっと屋敷で1人のままだと。そういう思いがありました。

 

 フローラは、ねぇ…。美しい水色の髪色には何となく惹かれる部分はありましたが。

 完全に感情移入するならば、世界を救うにはフローラを選ばざるを得ないのですけど、選ばなくても話が進むのは知ってますし…。戦闘でも一番強いというのも攻略本で知ってる。

 知ってるけど、それしか選ぶ理由がないんですよね。フローラは放っておいても結婚して幸せになるし、ビアンカが孤独になるだけ。

 

 

 というわけでフローラは捨てて、デボラとビアンカの2択に(!?)。悩んでいるうちに何故かビアンカが入ってきました。

 …最終的にたどり着いた結論は。

 「3人で結婚相手は別々にしよう」って決めた訳だけど、既に別々じゃないから、自分も自由に選んでよくね?

 

 ビアンカを選んだのだった。

 何で、一緒に冒険してきた両思いの幼馴染を見捨てて、いきなり出会ったよくわからない相手と結婚するんだ。

 どうあがいても、ビアンカ以外を選ぶことなんて出来ない。

 

 

終わりに

 まさかの3人ともビアンカという結果になってしまいました(笑)。

 なので、ビアンカ以外を選んだときどうなるのか全然知りません。なんかお金いっぱいもらえるらしいですけど。

 

 ファミ通DS+wiiで、子供の髪が青色のプレイ画面が載ってて驚愕したことがありました。「えっなにこれ??バグ??バグやんな??」と。

 当時まだ慣れないインターネットを使って調べたところ、結婚相手によって子供の髪の色が変わるらしいです。公式イラストやドラクエのカードゲームでは全部金髪だったので、必ず金髪なのかと思ってました。

 

 インターネットに慣れてきて、結婚相手によって派閥ができているのを知って面白いなと思ったり。しょこたんイオナズン覚えるからフローラ選ぶって書いたブログが、「呪文で女選ぶな」「死ね」って炎上してたのは、僕が初めて見た炎上でした(笑)

 改めてプレイするなら、デボラを選ぶかもしれません。これ書いてて、結構思い入れあるなと気づきました。そういえば初めて小説書いてたときデボラがモデルのキャラ出してたっけ。

 

dq-movie.com

 果たして映画版はどういうストーリーになるのか?

 基本はゲームに忠実に進みつつ、結婚やラストはすごい展開になるらしいですが、楽しみにしておきます!

 (弟は小説版読んでたくらいハマってたから、原作忠実じゃないとキレそうやな…(笑))

 

 

 

カクヨムで小説連載始めました

kakuyomu.jp

 

カクヨムで小説連載始めました!

タイトルは「ミクロカノニカルアンサンブル」です。

webサービス「即興小説トレーニング」で書き出したネタを推敲して掲載します。
たまにカクヨムオリジナル作品も書きます。

 

ボケに対して完全にツッコミが追いついていないので、読者自身がツッコミを入れながら、くだらねぇ小説だなぁと笑っていただければ幸いです。

 

即興小説トレーニン

 そもそも即興小説トレーニングとは何かというと、決められた制限時間・テーマを元に即興で小説を書くというwebサービスです。テーマは開始するまでわからず、制限時間が終わるとすぐにページが切り替わるというシビアな環境で書くので、頭をフル回転させて創作に臨むことができます。

 僕がこのサービスを知った理由も、書き始めた理由もすっかり忘れてしまいましたが、ここ数年間は気まぐれに挑んでは楽しませてもらっています。今は自分の創作欲を発散させるため、いつかガッツリ創作するときの力をつけるためにやっています。

 

 しかし即興小説で書いたものでも、繰り返し読み返したいなぁと思う作品や、もうちょっと書きたかったなぁと思う作品がありました。それを連載しようかなと思い立ち、カクヨムを始めました。

 

シュールギャグ

 自分のクソ真面目な性格(?)に反して、自分は何か物語を作ると絶対おふざけになってしまうのです。小説にしろ漫画にしろゲームにしろ…。本当は真面目な話も作りたいんですけどね。

 最近はいっそのこと、そのおふざけに特化すればいいのではないか?と思いつつあり、積極的におふざけの物語を創作しています。

 

 作風はシュールギャグ…というか理不尽ギャグ?近い作風は「てーきゅう」や「あいまいみー」あたりです。

 小説では「野崎まど劇場」です。

独創短編シリーズ 野崎まど劇場 (電撃文庫)

独創短編シリーズ 野崎まど劇場 (電撃文庫)

 

 

短編集

 

 僕が創作するとき、小説でも漫画でもゲームでも音楽でも絵画でも、これから作る先々のこと想像しても全然その通りに進まないし、何よりモチベーションが持たないんです。本来ならばプロット用意して計画的に進行するのがベストだと思うのですが…。

 そういう訳で、いっそのこと刹那的に創作すればよいのでは?ということで、短編に絞ることにしました。これ長編にできるんちゃう?ってネタもよくあるんですが、まあモチベーションが持たない…。

 

終わりに

 タイトルの「ミクロカノニカルアンサンブル」には、何の意味もありません(笑)語呂がいいのでめっちゃ好きな単語なだけです。

 

 こんな大それた紹介記事書くような作品ではないですけども、これから毎週追加していく予定なのでよろしくお願いします。