「小栗ジョンのブログ」のPV数多い記事振り返り

 どうも!

 570円の切符を買うときに「財布に溜まった10円玉が7枚も減らせるぅぅぅ!!!」と喜んで硬貨をホイホイ投入してたら、10円玉と100円玉を間違えて投入金額が660円になってしまい、お釣りで50円玉1枚と10円玉4枚が返ってきて真顔になった小栗ジョンです!

 

 先々週に「音ゲー譜面を語りたい」の方で過去記事を振り返る記事を書きました。なのでそのついでに「小栗ジョンのブログ」の過去記事も振り返っておきます。

 はてなブログアクセス解析、初めてみるので仕様がよくわからん。

blog.livedoor.jp

 

 「小栗ジョンのブログ」のPV数はこんな感じ。「音ゲー譜面を語りたい」が1日50PVくらいあることと比べればカスです。しかもその中には自分が見返したときのPV数もありますからね。

 自己満足だからPV数を積極的に伸ばしたい訳じゃないんですが、「人から見られることを意識することで記事の質と量を高める」という目的があるので、もうちょっと伸ばしたいかも。

 

 期間とかPV数とかはわからないんですが、よくアクセスされている記事のランキングです。上位5つの記事のリンクと軽い感想を書いておきます。

 

okurashougi.hatenablog.jp

 おっ、この記事が一番伸びてる!!

 女子高校野球のアニメ「珠詠」の一話冒頭で、相手高校の名前が全員オリックスの選手だったネタについて解説しています。そのネタがあまりにも秀悦だったため、いちオリックスファンとしてじっくり解説させていただきました。

 Google検索からPV数を増やすには「誰も書いてないことを書く」のがベストだと思うのですが、まさにこの記事はそれができてると思ってます。

 

 

okurashougi.hatenablog.jp

 意外な記事が2番目に!記事の内容が濃くて参考になる部分もあると思うのですが、どういう経路でこの記事にたどり着いたのかは謎。これは「その1」ですけど、「その2」はあんまり外に出してはいけないようなぶっちゃけた話がいっぱいあるのでぜひ見てほしい!

 今就活のこと思い返したら、もっと名のしれた大企業に対する選考も受けておけば良かったかなと。大企業ってレベルの高い学生が集まりますけど、その分採用する学生の数も多いんですよねー。あと、自分にとって就活は人生のピークってくらい充実してたので、早々に撤退して得することは無かったかな。

 

 

okurashougi.hatenablog.jp

 その名の通り、オリックスの同姓(同名ではないですね)の選手をまとめた記事が3位。2019年なのでちょっと情報が古いですね。

 

 

okurashougi.hatenablog.jp

 スケジュール記録アプリ「a Time Logger」の紹介記事が4位。単純にアプリ名で検索した人がたどり着いたのかな。今はサポート終了してるので、使うなら次作の「a Time Logger2」ですね。

 いちいちスマホ開いて記録するのがめんどくさくなってもう3, 4年くらい使ってないですね…。でも、ブログのストック切らして大ピンチの今の自分には必要かもしれない。一目で一日の行動がわかるから、無駄な時間を過ごしたときに絶大なる虚無感が得られるのが良い\(^o^)/

 

 

okurashougi.hatenablog.jp

 緘黙症の話が5位。

 緘黙症とは、学校など特定の状況で声が出せなくなる症状です。自分は大学生の途中までその症状がありました。実は多くの人がこういう人と一度は関わったことがあると思うんですが、それに対して「緘黙症」という名前の知名度が非常に低いのが問題になってます。

 ちょうどタイムリーな話題なので触れるんですが、アニメ二期放送中の「古見さんは、コミュ症です。」の古見さんは緘黙症だと思いますね。(自分はアニメ見てないけど漫画を数話見たことあります。)

 一旦自分の中でこの話は忘れたかったので、長らくノータッチでした。しかしコミュ力の問題で悩むことが無くなって一旦落ち着いたかなって感じなので、そろそろ振り返って緘黙症の記事を4つくらい出そうと思ってます。

 

 

okurashougi.hatenablog.jp

 「ブログトップ」って何だ?と思ったけどこれかな。そんな記事出したっけ?!?!ってびっくりした。

 

 

 

 

 以上、「小栗ジョンのブログ」の振り返りでした。「音ゲー譜面を語りたい」に比べれば、そんなに振り返るほどのネタ(というか思い入れ)がありませんでしたね…こっちでも面白い記事が書けるようにがんばります。

 

 これ、PV数ランキングに無かったけど、画像ベースで見やすくて楽しいからぜひ読んでほしい!

okurashougi.hatenablog.jp

 

 

初心者ITエンジニアがプログラミング以外でやっておいた方が良さそうなこと

 どうも!

 2, 3日だけ在宅勤務ではなく出社する予定だったけど、何やかんやで3周間以上出社してる小栗ジョンです!そういうこともある。

 

 「プログラミング初心者はこの言語やればいいんじゃね?」みたいな話はよく聞きますが、プログラミング言語以外でも必要なことが色々あるぞと思ったので、今回はそれについて軽く書いてみました。僕と同じようにIT未経験からIT業界に就職する人にちょっとだけ参考になるかもしれません。

 僕は本格的な業務に就いてから9ヶ月くらいの新米なのでその点はご了承を。あと「ITエンジニア」とひとくくりにしましたが、ITエンジニアと言っても職種が幅広く、当てはまらないこともあると思うので注意してください。

 

 

 

タイピング

 1つ目はタイピングの速さ・正確さ。必要なのが当たり前すぎてあまり言われてないような気がします。

 チャット、メモ、資料作成、報告書作成、コマンド入力、プログラミング…。何でもPC上で業務を行うので、タイピングの速度と正確さは業務効率に直結します。ブラインドタッチ(キーボードを見ずに画面を見ながらタイピングすること)は最低限。

 新人研修では「ブラインドタッチできないと話にならない」とタイピングの練習するように言われました。実際、同期で数人できない人がいました。

 

 日本語のタイピングはネット上にゲームが沢山あるので遊んでる人も多いと思いますが、英語のタイピングも練習しておくと良きです。コマンド入力やプログラミングが早くなります。

 ブログ執筆も長いことやってきて、研修中でも家でもタイピング練習して、同期の中では一番タイピングが速かった僕ですが、業務に就いたら目立たなくなりました。上司のBack Spaceの連打速度に勝てる気がしません。



エクセル

 2つ目はエクセル。僕は「事務作業の人が使うだけなんじゃね?」と思って全然使ってませんでしたが、舐めてました。

 要件定義書・アーキテクチャ設計書・ソフトウェア設計書・テスト仕様書とか、開発フェーズで色々な書類作るんですよ。そういうの、何で作ってると思いますか?

 そう、エクセルです。別に何かの数値データを計算してる訳ではなくても、エクセルで作ります。もう議事録とか日報とかメモ書きとかもエクセルです(さすがにテキストベースの資料はエクセル以外にしてほしいですが)。

 

 普通どの会社でも導入してるから誰でも使える、リストを作成して検索したりデータ数の統計とったりできる、文章を書いて好きな場所に置ける、画像を好きな場所に貼れる、罫線や背景色や図形を使って図を作成できる…。

 ただの表計算ソフトに留まらない強みがあります。基本的なショートカットキーは覚えてスムーズに扱えるようになっておきたいところ。

 

 

パソコン

 3つ目はパソコン作業の基礎知識です。PCを使って様々な作業をする訳なので、PCの基礎知識が無いと作業で詰まることが多くなると思います。

 「どこかに保存したファイルが見つからない」「zipファイルの解凍ができない」「スクリーンショットの撮り方がわからない」「ソフトウェアのアップデートができない」「コマンドラインの使い方がわからない」「パスを通すって何?」「IPアドレスって何?」etc…

 

 ググるなり誰かに聞くなりすれば解決すると思いますが、こういう「小さな常識」みたいなものはわざわざ誰かから教えてくれるものでは無いんですよね。

 簡単な仕事しか振られない新人のうちになるだけ解消しておきたいところ。

 

英語

 4つ目は英語です。そんなにガッツリやるべきとは思ってないですが、アレルギーもってる人は注意。

 当然ですが変数名や関数名は英語で書くので、基本的な単語は読み書きできるようにしておきたいです。また、拡張機能とかライブラリとかの説明が英語であることもよくあるので、抵抗感を抱かずに読めるようにしたいところ。

 

 Google翻訳やDeepLなどの翻訳サービスもよく使いますが、いちいちコピペする手間があるし、表記揺れや翻訳ミスもしばしば発生するし、資料によってはプライバシーの問題で翻訳かけれないこともあるので、直接読めるに越したことはないです。

 自分は組み込みやってるんですが、マイコンレジスタとビットで英語の略語が大量に出てきて…(笑)CついてるのはコントロールでSTついてるのはステータスで…とかわかれば判別しやすくなったりします。


知らないことを学習する力

 5つ目は知らないことを学習する力です。「知らない」「習ってない」「覚えてない」などと言って調べることを放棄する人は正直向いてません。

 仕事をしていると、毎日のように知らないことと出くわします。その度に、誰かに聞いたりネットで調べたりマニュアル読んだりして、知識を身につける必要があります。「これってこういうことで合ってる?」みたいな会話は日常茶飯事。

 PCの開発環境を先駆者が書いたマニュアルを読みながら整えたり、誰も使い方がわからないソフト・ハードを使ったり、誰かが過去に書いたソースコードを読み解いたり、上流工程から流れてきた資料を読み解いたり…。

 

 僕の仕事では毎日マイコンマニュアルとにらめっこしてます。誰も全仕様を覚えてるわけが無いですし、製品ごとの仕様だからネットに使い方書いてるわけがないので、マニュアルを調べて参照することは常日頃やってます。

 先輩エンジニアが「毎日勉強です」とおっしゃってましたが、まさにそんな感じです。そしてエンジニアとしてスキルアップしたい人は、業務外でも勉強することが必要です。

 

 

終わりに

 ここで挙げた5つは、予めスキルを伸ばしておくというより、苦手な場合は気をつけてねって感じです。ぶっちゃけ普段の業務で常に使うことにより勝手に上達するので、まとまった時間を利用して勉強する場合は、やはりプログラミング言語などの開発スキルそのものが一番大事でしょう。

 

 初心者というテーマにそぐわないので挙げませんでしたが、gitは必要だと思います。別に集団でなくても、個人でテキストやソースコード書くときに使えるので覚え得です。

 また、対人関係はもはやITエンジニアに関わらずどの仕事でも大事です。仕事は人と人とのコミュニケーションで成り立っています。

 

 以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

レアなチョコ菓子「プッカ」買いました

 どうも!

 在宅勤務になってから毎日チョコ菓子を食べている小栗ジョンです!太りそう…。

 

www.meiji.co.jp

 

 みなさんは「pucca(プッカ)」というチョコ菓子をご存知でしょうか?

 株式会社明治より1997年から販売されているお菓子ですが、最近はあまり店頭に置かれていないようです。Google検索のサジェストでも「プッカ 売ってない」と出るほど。

 

 とある配信者が「プッカがチョコ菓子で一番美味い」と仰っておりましたが、リスナーの大半がそもそも食べたことがなかったため、誰も賛成も反対も出来なかったという…。

 かくいう自分も記憶にある限りでは食べたことがなく、気になってスーパーやコンビニに行くたびにチェックしていましたがどこにも置いておらず。

 

 そんな幻のお菓子プッカですが、久々に出社した際についに見つけました!オフィスビル売店で販売されていました。

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 というわけで、今回の記事ではプッカについて調査していきたいと思います!

 

 

 

プッカの形は全9種類!

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 プッカの形には9種類あるようです!

 プッカのなかまたちの8種類に加えて、トゲトゲした形の「たまご」というシークレット的存在がいるようです。

 

 公式サイトを見てみると、各キャラクターのプロフィールと4コママンガが載っています!

 僕は「デッキー」が好きです。家も服もなんでも作っちゃう才能と、完成したときの恍惚とした表情が推せる…!

 

プッカからの挑戦状!

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 パッケージ裏面には、プッカを使った遊びが紹介されています。公式サイトには全5種類の遊びが紹介されており、そのうちの1つです。

その弐 並びプッカ

立たせたプッカを並べてみよう!

何個つなげることができるかな?

 よし、空けたら食べる前にやってみよう。

 

キャラクター内訳

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 いよいよ開封

 焼き加減によってプッカそれぞれの色が結構違いますね。裏にチョコを挿入するための穴が空いてるのがエッチ(?)

 

 中身を調査したところ、プッカのキャラクターの内訳は以下のようになりました。

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ピーノ:9個

ワレーノ:1個

モッチー:1個

デッキー:1個

フォース:5個

レーシー:2個

全19個

 

 いや、偏りすごくない?!?!ピーノピックアップガチャだった?!

 シークレットのたまごどころか、レーナとローズすら出てきませんでした。

 

 

並べプッカに挑戦!

  パッケージに紹介されていた、並べプッカに挑戦します!

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 いや、むっず!!!

 安定して立つピーノが1個、頑張ったら立つピーノが5個くらいで、他は単独で立たない。とりあえず単独で立つプッカを並べて、それらで単独で立たないプッカを支える作戦で。

 

………………

 

 駄目だ、プッカを繋げて置こうとすると連鎖して全部のプッカが倒れてしまう…(笑)あまりにも難しすぎる、このゲーム。

 集中力が切れてきて、もう何も立たなくなってきてしまった。

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 結局、3個が限度でした。

 記録の更新には、安定して立つ個体が入ったパッケージの厳選が必要ですね。

 

食べてみた感想

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(ピント合ってなくてごめんなさい)

 食べてみた感じ、かなりコアラのマーチに近いです。サイズやチョコの量はまさにそんな感じ。

 しかしコアラのマーチとの大きな違いは、皮部分の硬さですね!パッケージに書いてあるとおりカリカリッとしていて、噛みごたえがあります。皮部分の香ばしさも感じることができました。

 舐めると溶けるような柔らかいものじゃなくてカリッとした食感を楽しみたい、チョコがメインだと甘ったるいのでチョコはサブの方がいい、そういう観点で見ればチョコ菓子で唯一無二ではないでしょうか?

 

 一口サイズで食べやすく、並べプッカでの疲れを癒やすように、あっという間に完食しました。

 

 

終わりに

 普段食べ物の話は全くといってしない人間なので、こういう記事を書くのも新鮮で楽しかったです。プッカ美味しかったし、シークレットのたまごを見てみたいのでまた買ってみます。

 Amazonでは10個セットで1000円ちょいで販売されていたので、気になる方はぜひ買ってみましょう。

 

 

 

 

 

 

2021年シーズンのオリックスバファローズ振り返り

www.buffaloes.co.jp

 

(2021年のキャッチフレーズ、「全員で勝つ」だと勘違いしてるオリファン半分以上いる説)

 

 どうも!
 オリックスが優勝した瞬間は脳みそがストップして、楽天の最終戦セレモニーをぼーっと眺めてた小栗ジョンです!

 

 2021年はまさかまさかの、25年振りとなるリーグ優勝!若手が育ってきてるから数年後にはワンチャンスあるかもなぁ…くらいにしか考えてなかったので、優勝という結果はただただ信じられませんでした。
 クライマックスシリーズ日本シリーズ、ファンフェスタでの優勝セレモニーなどを見ているうちに、徐々に優勝という事実を理解できてきた感じです。優勝決定時に試合が無かったり、コロナの影響で声出して応援できなかったりしたのは盛り上がりの意味で惜しかったですけど、CS最終戦の劇的なサヨナラ勝ちを現地で見れたのは一生の思い出です。


 さて、毎年書いてきたこの昨季振り返り&来季予想記事ですが、去年は順位予想がまとまらないうちにシーズンが始まっちゃって出しそびれたんですよね…(笑)今年も全然予想がまとまらないのですが、自分で振り返る用に残しておきたいのでサクッと書いて出しておきます。

 

 

 

順位予想振り返り

 去年の記事は出してなかったですけど、下書きを見る感じ以下のように予想していたようです。パリーグの戦力が拮抗していることから、日ハム最下位以外は悩みに悩みました。(なおその日ハム最下位も外してるんですがね!)

1. ソフトバンク
2. 楽天
3. オリックス
4. 西武
5. ロッテ
6. 日ハム

 

 そして、実際の順位は以下のようになりました。

1. オリックス
2. ロッテ
3. 楽天
4. ソフトバンク
5. 日ハム
6. 西武

 いや、わかるかい!!

 1996年からリーグ優勝していないオリックスと1974年から勝率1位優勝していないロッテが優勝争い、1979年から最下位になったことがない西武が最下位なんて想像できんやろ!!(笑)こんな順位を予想当てられた人はまじすごいし、セリーグと合わせてだと1人もいないんじゃないか…?

 

 プロスピのアプリ内でユーザーが投票した順位予想はオリックス最下位が多かったみたいですが、さすがに無いですねー。

 2019年は西勇輝と中島、2020年はロメロと毎年チームの核となる選手を放出して戦力ダウンしていた一方、2021年は主力が全員残ったままでした。さらに地味ながら確実な補強をしており、メジャー帰りの平野、兼任コーチとして契約した能見、楽天から戻ってきたロメロなど。

 従って、ここ数年では初めて戦力ダウンすることなくシーズンを迎えることができたのです。なので最下位は考えにくく、ワンチャンAクラスあるんじゃないかと思っていました。さすがに優勝は全く考えてなかったですが…。

 

 2年連続最下位だったオリックスがいきなり優勝できた理由について、簡単に3つ挙げてみました。

 

 

オリックス優勝の要因

各選手の覚醒が噛みあう奇跡

 オリックスには絶対的エース山本由伸や首位打者吉田正尚など、日本を代表する選手が複数人所属しています。実は以前からも、李大浩糸井嘉男、金子千尋西勇輝…など良い選手はいたんです。
 しかし、それ以外の選手が誰もいなかった。出てきても来季には居なくなってた。だからオリックスはAクラスにすら入れず、「選手はいるのに勝てない」と言われ続けてきた。

 

 どこの球団にも、日本代表に入るほどではないけど毎年レギュラーで活躍している選手というのは複数人いるものです。ホークスでは東浜・石川・明石・中村晃楽天では辛島・福山・岡島・銀次…。
 そういう脇を固める選手がオリックスにはほぼ居なかったのです。それではいくら数人がタイトル取るほどの大活躍をしても、チームとしては勝てません。

 

 しかし驚くことに、2021年はそういう立ち位置の選手が一気に何人も現れたのです!

・人生初のセンターに挑戦してスタメン定着した福田
・サードにコンバートされ攻守で活躍した宗
・ホームランとヒットの両立を有言実行してみせた杉本
・高卒2年目ながら1年間ショートスタメンで出続けた紅林
・2020年は大きな期待を裏切ったものの、2021年は代打として活躍したジョーンズ
・高卒2年目とは思えない圧巻の投球術で新人王を獲得した宮城
・数試合ながら負けられない大事な試合で仕事をした吹田の主婦
・冨山、吉田凌、K-鈴木といった新たなリリーフ陣

 1年で2, 3個あるかないかのポジ要素がこんなにも一気に起こったのです。この奇跡的な噛み合いが優勝の原動力となりました。

 即戦力から若手志向に切り替えた近年のドラフトの成功、そして各選手を後押しする言葉をかけてモチベーションを高めた中嶋監督の手腕によるものでしょう。

 

バントの減少

 福良監督時代からバントが多かったのがオリックス

2017年:149(パ・リーグ2位)

2018年:118(パ・リーグ1位)

2019年:101(パ・リーグ1位)

2020年:96(パ・リーグ2位)

2021年:80(パ・リーグ6位)

 繋げるだけの打力が無いのはわからんでもないですが、送ったところで返すバッターもいないんですよね。2塁から3塁へのバントも多かったですが、誰も犠牲フライが打てない。結局のところ、相手にワンアウトを献上するだけになっていました。

 しかも悪質なのが、ランナーが出たらバント・バントと決まれば必ずバント。四球になりそうだから四球にしようとか、ヒッティングに切り替えようとか、セーフティもスクイズも何も無い。
 ランナーが出たら脳死で実行するため、相手目線ではとっととバントさせるなり際どい球を投げて失敗させたりと策をとりやすく、やりやすいことこの上ないですね。


 しかし2020年に西村監督から中嶋監督代行に代わってから、面白いようにバントしなくなりました(笑)1試合目からランナー出てもバントする気配がなく、いきなり前監督のやり方を全否定しているようで滑稽でした。

 それに中嶋監督が良かったのが、バントするにしてもワンパターンの戦略にならないこと。

 2020年9月1日のソフトバンク戦では、大城四球のあと西野がバントを狙いながら四球、続く中川がセーフティバントを決めて無死満塁、この回3点取ることができました。さらに後の回では大城のスクイズで追加点も。

 またクライマックスシリーズ第3戦、9回同点で無死1塁の場面で安達がバントの構えからのヒッティング、さらにネクストで待機していた頓宮に代わって小田が代打で登場、バントの構えからバスターでサヨナラタイムリー!

 もちろん普通にバントするときもあるんですが、誰にも読めない作戦で翻弄したのがいわゆるナカジマジックでしょう。

 

9回打ち切り制

 世間ではあまり触れられていないですが、2021年シーズンの9回打ち切り制というルール変更が、オリックスにとって大きな追い風になったのは間違いないです。またロッテの2位やソフトバンクの4位も、この影響があったのではないかと僕は思ってます。

 通常であれば、延長になりそうな試合ではスタメンを代えることが難しいです(福良監督時代はガンガン守備固めを出した結果、延長で得点できずに敗北するパターンが多々ありました)。しかし9回打ち切り制になったことにより、8, 9回から心置きなく代打・代走・守備固めを出すことができるようになりました。

 

 したがって、代打・代走・守備固めに特化した選手の活躍の幅が広がりました。打席にほとんど立たず守備走塁で活躍した小田・駿太、守備走塁が危うかったが代打打率.429を残したジョーンズなど。
 ロッテも代走で盗塁王を獲得した和田や、ポジション的に代打が多かった佐藤都志也など。ベンチにもスタメンと遜色ないレベルの選手を置いて総合力で戦ってきたソフトバンクは、特化型の選手を置いたオリックスやロッテに比べて不利になったのではと思っています。

 


 また、延長が無いことでリリーフ陣の負担が減りました。おかげでオリックスは3連投させずに休ませる策を無理なく実現でき、富山や吉田凌など経験不足な若手でも一年間活躍することが出来たのだと思います。

 

 9回打ち切り制については賛否両論あったと思いますが、僕は好きでした(オリックスが勝ったからこそ言えるのかもしれないですがw)。一芸に秀でた選手が活躍したことで、まさに「全員で勝つ」野球が実現できましたし、9回にお互いベンチの選手をフル投入してガチンコバトルする様は面白かったです。

 

 

2022年の順位予想

 さて、2022年の僕の順位予想はこれです!

 

1. 楽天
2. ソフトバンク
3. オリックス
4. ロッテ
5. 西武
6. 日ハム


 楽天は打線が強力!浅村や鈴木大地など実績ある選手に加え、西川・川島・新外国人二人を補強。左打者が多すぎることがネックですが、繋がりのある打線が驚異です。

 先発は涌井・岸の衰えが気になるものの一応頭数は揃っています。リリーフ陣は松井裕樹・栄・酒居・安楽など安定した面々に加えて、若手の成長も期待。

 ここ2年は優勝候補に挙げられながらも3位止まりでしたが、いよいよ優勝あるんじゃないかなぁと。
 

 ソフトバンクは開幕からグラシアルが万全でいることが大きい。弱点だった二遊間には新外国人のガルビスや社会人ルーキーの野村勇を補強。外野には柳町のスタメン定着や上林の復活が期待されます。

 延長が復活したことで中継ぎの価値が増しましたが、モイネロ・津森・板東・泉あたりがいる上に又吉を補強して盤石。

 去年はBクラスに転落してしまいましたが、さすがに4年連続日本一のチームなのでAクラスには返り咲くと思ってます。


 オリックスはモヤ・ジョーンズの両外国人が抜けたのが不安。代役となるラベロ・バレラともにアベレージ型であり、本塁打が期待できない。さらにT-岡田が故障で開幕出遅れ、頓宮も調子が上がってこない、なので代打に出せる選手が本当に居なくなってしまいました。

 そして去年覚醒した面々は単年だけの可能性があり、今年も同様の活躍ができるかどうかが怪しい。特に4番の杉本だけは替えが効かないので、オープン戦の不調から抜け出せないままだと致命傷になりえます。

 幸いにも、ドラフトで5位の池田以外は全員即戦力を獲得したのが大きい。特に渡部は打撃守備走塁でそれぞれ結果を出しており、オープン戦絶好調の駿太もスタメンに加えて、重量打線から機動力打線に切り替えた方が良いのではと思っています。

 打線やリリーフは怪しいですが、先発は山本・宮城・山崎福也・田嶋・山岡と強力なのでBクラス落ちは無いはず!新たなチームとなった今年も、中嶋監督の手腕に期待します!


 ロッテは佐々木朗希がやばい。オリックス打線があの豪速球を打てるのか戦々恐々としています…。

 ただ、それ以外の強みがそれほど見当たらなかったので4位予想。先発は頭数が揃っているものの圧倒的なものは感じない。打線は安田・藤原・山口・高部あたりの若手がどこまでやれるかにかかっている。

 覚醒予兆のある選手が揃っているという意味では2021年のオリックスっぽいので、4位予想ですが怖いのは怖いです。

 

 西武は上4チームより下で日ハムより上っぽいので5位。

 去年は開幕から怪我人が続出してスタートダッシュに出遅れたものの、今年は順当に開幕できそうなのが大きい。手薄の先発には隅田・佐藤の左腕をドラフトで獲得。

 とはいえ、パ・リーグ連覇した頃からの戦力流出の穴が未だに埋められていません。新戦力が出てくることに期待ですね。

 

 日ハムは…新庄監督が云々というより単純に戦力が足りていない。

 あろうことか、盗塁王を獲得した不動の一番バッター西川を放出。オープン戦の様子を見る限り清宮も相変わらず。FAやらトレードやらで戦力をホイホイ放出してきたツケが、今になって響いています。

 幸いにもドラフトでは2年連続で期待の高卒選手を大量に獲得しているので、4, 5年後くらいには強い日ハムが戻ってくるんじゃないかなぁという希望的観測。

 

終わりに

 2014年にゲーム差無しの2位になった翌年、5位に急転落したのを経験しているので本当に怖い…(笑)ただあのときは中継ぎ陣の酷使による崩壊が原因だったので、酷使していない今回は大丈夫…だと思ってるんですけども。

 色んな不安から3位予想してしまいましたが、もちろん狙うは優勝!僕の予想はだいたい外れるのでイケる!

 今年こそは日本一になろう!

 

 

 

【ウマ娘】新シナリオでファルコを有馬記念に走らせてみた!

どうも!アプデ翌日からチャンミ用のサポカ編成を考えている小栗ジョンです!

チャンミのことしか考えられない体になってしまった…。

 

2022年2月24日にリリース一周年を迎えたゲームアプリ「ウマ娘プリティーダービー」。

新シナリオ追加や大規模なレース仕様変更など、ウマ娘2と称されるほどの大型アップデートが行われました。

 

今回の記事では、新シナリオ「Make a new track!!〜クライマックス開幕〜」を初めてプレイしてみた様子をレポートします!

 

 

 

 

スマートファルコン有馬記念に出走できるように!

 

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新シナリオの特徴として、育成ウマ娘ごとに設定されていた目標レースが存在しません。

そのため今まで出場できなかった、目標レースと同時期に開催されているレースに出場できるようになっています!

 

例えば、皐月賞が目標レースだったウマ娘スペシャルウィークトウカイテイオーゴールドシップ等々)は、同時期に開催の桜花賞に出場できます。

せっかくなので、新シナリオ一発目は今まで出れなかったレースに出れるウマ娘を育成してみたい。

 

 

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スマートファルコンは、現在実装されている育成ウマ娘の中で唯一、有馬記念に出走できませんでした(クラシック、シニアともに同時期の東京大賞典が目標レースのため)。

上の画像はスマートファルコンの獲得トロフィー。絶対獲得できないのにトロフィーの枠が用意されているのはエモい…エモくない?

 

だがしかし、新シナリオでついに有馬記念に出れるようになったので、トロフィーゲットしにいこうと思います!

 

 

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適正が芝E・長距離Eなので両方上げないといけません。アンスキ取れてパワーが上昇する、因子の組み合わせを探します。

結果、上の画像のようになりました。全レース出れそう!

 

芝Cなんですが、アクエリアス杯育成のファルコが芝Dでも安田記念とか勝ててたので、芝Cでもいけるやろという楽観的な思考。

でも実際始めてみると痛い目を見ることに…w

 

 

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編成は2-2-2のオーソドックスな形。

仕様変更により最速発動となった先手必勝を、賢さブルボンからゲットしてみます。

 

 

育成開始!

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レーニングの仕様はURAと同じ!

アオハルでは、アオハル特訓のないモブとかいうノイズ情報があったので、サポカしか出てこない今回はスッキリしていていいですね。

 

 

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今回は育成ウマ娘の定期イベントが無く、代わりにウマ娘たちの日常が描かれたシナリオイベントが発生するようになりました!

尊すぎてデジたんの如く発狂しそうなものからカオスすぎて思わず笑っちゃうものまで、本当に多種多様。今までなかったウマ娘同士の絡みもあって魅力的。

メインストーリーなどとは毛色が違うので好みが分かれるかもしれませんが、自分は好き。

 

 

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ミークかわいい。

 

 

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こちらが本シナリオのメインコンテンツであるショップ!

最初にプレイしてみた感じ、失敗率20%くらいだけど休みたくない状況(特に夏合宿)で、体力回復できるのがめちゃくちゃありがたかったです!

失敗率0%にするお守りもありますし、失敗率に苦しめられることは少なくなりそうです。

 

 

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こちら、朝日杯フューチュリティステークス出走時の画像。

固有スキルのキラキラうんたらかんたらが、3位から2位に上がったときに発動しました!今まで1位でしか発動しなかったので上方修正されています。

後ろから前に出やすくなったのでありがたい!

 

元々強かったのになぜ上方修正?とは思いましたが、恐らく大逃げ実装によるものでしょう。

1位条件のスキルは軒並み上方修正されています(ブリリアントレッドエース、スピードイーター等々)。

 

 

絶望の有馬記念

クラシック4月前半、目標レースが皐月賞だったので今まで出れなかった、桜花賞に出走してみます!

 

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あっ…………。

アンスキ発動はできたのに、最終直線でタイシンに差されてしまう。

 

実はここまでで既に4個くらい目覚まし使っちゃったので、もう使う訳にはいきません。芝Cが咎められてる…。

今回は有馬記念無理かもしれんなぁ。

 

 

そして迎えた有馬記念

 

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雪・重

終わった…。

 

 

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コーナー回復は積んだものの、このステと適正では厳しそう。

何より最後の1個の目覚ましもどこかで使ってしまったのでコンティニューできません!(バーカ


次は芝適正を上げて目覚まし温存して調整しよう…

 

 

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……あれ?

 

 

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なんか勝ったあああああ!(笑)

というわけで一発で有馬記念で勝利することができました!

 

 

トゥインクルスタークライマックス!

ラストはURAではなく、トゥインクルスタークライマックス。

アオハルと違って相手はだいぶ弱い(´・ω・`)

 

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中盤でしか発動しなかった弧線のプロフェッサーが、終盤のコーナーで発動!これも仕様変更によるものですね。


まあ加速中に速度スキル発動しても無意味なんですけどね…。でも逆にいえば、このタイミングで曲線のソムリエが発動したらとんでもないことになりそう。

 

 

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このポイント制、マリオカートを彷彿とさせて好き。

まあ全部一着取れるから関係ないんですけど…(笑)

 

 

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育成完了!

最初の新シナリオ育成は、なんとも言えない強さで終わりました。

 

 

終わりに

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新シナリオ追加や大規模な仕様変更を伴う大型アップデートだったので、絶対どこか不具合起きてワンチャン遊べなくなるのではと思ってたんですけど、特に何もありませんでしたね。

ウマ娘運営やるやんけ!

 

このシナリオでは派手にインフレしてほしくないなぁと思っていましたが、実際にはUG大量発生する派手なインフレが発生(笑)

まあ起こってしまったものは素直に受け入れて、このシナリオで強いウマ娘を育成してチャンミ勝ちます!

 


以上、新シナリオ「Make a new track!!〜クライマックス開幕〜」のプレイレポートでした

お読みいただきありがとうございました!

 

基本情報技術者試験を独学で合格した話(令和3年2月)

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独学で基本情報技術者試験に合格しました!

2021年の2月上旬に行われたCBT試験を受験し、午前試験は88.75点(テクノロジ95%マネジメント100%ストテラジ84%)、午後試験は97.00点(4分野が100%で1分野が80%)という結果でした。参考書や動画などは利用せず、基本情報技術者試験ドットコムのみで勉強しました。

 

www.fe-siken.com

 

IT業界の中では非常にメジャーな試験であるため、合格者の体験談の需要はそれなりにあるだろうと思い、自分が行った勉強方法や受験したときの様子について書くことにしました。1万7000字超えのフルボリュームでお送りします。

 

 

 

 

CBT方式に移行した基本情報技術者試験

 

体験談に入る前に、試験の内容について軽く触れておきます。

基本情報技術者試験とは、IPA情報処理推進機構)が行っている国家試験の1つで、ITエンジニアとして必要な基本的知識・技能が問われます。情報系の学校の生徒やIT企業の新入社員に資格取得を推奨されるケースが多く、毎年10万人以上が応募する人気の高い試験となっています。

 

「午前試験」と「午後試験」の2つの試験形式があり、両方受験してそれぞれ60点以上取ると合格です。片方が不合格、もう片方が合格だったとしても、次回試験の免除はなく再び両方受験することになります。午前試験は4択問題が80問、午後試験は長文問題が5問(11問の中から選択)です。

 

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https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html

 

試験は1年に2度行われます。

令和元年秋季までは「春季(4月)」「秋季(10月)」という区分で実施されました。しかし、令和2年度は春季、秋季ともに新型コロナウイルスの影響で中止。

その代替も兼ねた令和2年度試験が2021年の1~3月の間に行われましたが、その際に従来の紙の試験からCBT(Computer Based Testing)方式へ移行しました。

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CBT方式では、紙ではなくパソコン上で問題を解きます。問題文にメモを直接書き込むことができなくなるなど、今までと解き方が少し変わりました。もちろん私用のパソコンで受験するのではなく、試験会場に設置されたPCで受験します。

また、試験が1日ではなく数ヶ月間に渡って行われるようになりました。したがって、問題のネタバレを防ぐためにメモの持ち出し禁止・問題内容の口外禁止などの制約ができました。

 

試験時間・試験会場は自分の自由に選んで申し込みできます。これは都合がつきやすくて便利になりましたね。ただ、土日はすぐ埋まるのでなるべく早めに申し込みしたほうがよいです。

また、午前試験と午後試験を同日に受ける必要はなく、別々の日に受けることもできるようになりました。なんなら午前に午後試験を、午後に午前試験を受けることも可能です。ややこしい…(笑)

 

残念ながら、1つの実施期間が終わっても過去問題が公開されなくなりました。僕もいつもどおり公開されると思っていたのですが、この記事の下書きを書いているときに気づきました。過去問題を紹介しながら受験当日のことを語ろうかなと思ってたんですけども…。



試験勉強の流れ

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自分がどれくらいの事前知識を持っていて、どのようなペースで学習していたのか、少し自分語りさせていただきます。対策方法だけ知りたい!という方は読み飛ばしてください。

 

僕は2020年3月に近畿大学を卒業しました。物理学専攻だったので情報系の知識には疎く、4年生のときに情報学科の講義を受けて2進数、ソート、OSI参照モデルをなんとなく理解した程度でした。公開鍵暗号方式トランザクション処理もSQLも一切知りませんでした。

プログラミングはC言語の経験がありましたが、使用用途が数値計算メインだったのでポインタがギリギリわかる程度、構造体なにそれおいしいの?状態でした。アルゴリズム的な面では、ifで分岐してforで繰り返すという基本知識でしかコーディングできませんでした。

 

2020年4月に今の会社に入社しました。業務内容はいわゆる技術者派遣(SES)なのですが、コロナ禍の影響で顧客企業が新卒エンジニアを雇う余力がなくなり、派遣先が一向に決まらない状態が続きました。したがって派遣先が決まるまでの約1年間、自社で研修を続けることになりました。研修と言っても講師から教わることは特になく、ほとんど自習です。

そこで研修期間中、午前の3時間は基本情報技術者試験の勉強、午後の4時間はC++などのプログラミング言語の勉強をすることにしました。基本情報の勉強は、基本情報ドットコムの過去問題をひたすら解いて、わからなかったところをググってノートにまとめました。プログラミング言語の勉強は、書籍の問題を解いたり、自分で適当なソフト作ったりしました。

 

 

研修中に記入していた日報を元に、おおまかな学習スケジュールを紹介します。本来はきっかり2,3時間ではなかったり、別の年度の問題を同じ日に解いたりしていましたが、わかりやすいようにざっくりと区切りました。計画的に勉強するのが苦手だったので、好き勝手に時間を調整しながらやってます。

なお、研修時間外の勉強は試験直前しかやっていません。

 

ほとんど全てがわからない状態で始めたので、わからない部分を調べてノートにまとめながら進めていると、とてつもなく時間がかかりました…。最初は150分で解く試験に対して2週間も費やしました。

なお、午後問題はひとまずスルーして、午前問題の内容の理解を優先しました。

 

4月20日(月)~5月1日(金)令和元年秋季午前問題

3時間×10日=30時間

5月7日(木)~5月17日(金)平成31年春季午前問題

3時間×7日=21時間

5月20日(月)~5月25日(月)平成30年秋季午前問題

3時間×6日=18時間

5月26日(火)~5月29日(金)平成30年春季午前問題

3時間×4日=12時間

6月1日(月)~6月3日(水)平成29年秋季午前問題

3時間×3日=9時間

6月4日(木)~6月5日(金)平成29年春季午前問題

3時間×2日=6時間

 

 

午前問題の範囲は大体把握できたので、ここから午後問題に挑戦します。最初は文章が全然頭に入ってこなくて大変でした。量子力学の教科書と格闘していたときの感覚を思い出しました。

サイバー攻撃マルウェアなどについて知っていても、それが何の原因で起こってどう対策するのか…。IPアドレスについて知っていても、どんなネットワークを構築してどう通信するのか…。理屈は知っていてもどのように運用するのかは曖昧だったので、応用的な知識を取り入れる必要がありました。

 

大問の選択は、物理卒のくせに計算嫌いなのでマネジメント系は捨てて問2~6を選択、プログラミングは唯一知っているC言語を選択しました。SQL(データベース)は勉強したものの、実物を触ったことがない人間には限界があると感じて、受験直前の1月に捨てました。

 

6月9日(火)~6月12日(金)令和元年秋季午後問題

3時間×4日=12時間

6月14日(月)~6月17日(木)平成31年春季午後問題

3時間×4日=12時間



午後問題が難しすぎて萎えたので、ここから約1週間の午前中はmikatypeで英語入力の練習をしていました(笑)基本情報対策を再開したあとも1時間は練習しています。

 

6月29日(月)~6月30日(火)平成30年秋季午後問題

2時間×2日=4時間

7月1日(水)~7月3日(金)平成30年春季午後問題

2時間×3日=6時間

7月6日(月)~7月9日(木)平成28年秋季午前問題(うっかり平成29年を飛ばす)

2時間×3日=6時間

7月10日(金)~7月13日(月)平成28年秋季午後問題

2時間×2日=4時間

7月14日(火)~7月16日(木)平成28年春季午前問題

2時間×3日=6時間

7月20日(月)~7月21日(火)平成28年春季午後問題

2時間×2日=4時間



そろそろ先に進むよりは以前解いた問題を解き直して知識を固めた方が良いだろうと思い、令和元年秋季に戻りました。最初の方はよくわからないから後回しにした部分や覚えるポイントを見誤った部分が多く、2週目でも時間がかかりました。

 

7月27日(月)~7月29日(水)令和元年秋季午前問題

2時間×3日=6時間

7月30日(木)~7月31日(金)令和元年秋季午後問題

2時間×2日=4時間



ここで夏季休暇を含めて2週間空いていますが、C#windows forms)でmikatypeのコピーソフトを作成することに没頭していました(笑)

 

8月20日(木)~8月24日(月)平成31年春季午前問題

2時間×3日=6時間

8月25日(火)~8月26日(水)平成31年春季午後問題

2時間×2日=4時間

8月27日(木)~8月28日(金)平成31年春季午前問題(間違えてもう一回解いてる)

2時間×2日=4時間



ここから約2週間は、文字入力が2倍速になると信じて一日中かな入力の練習をしてしまい、時間をドブに捨てました\(^o^)/

かな入力は頭の体操になって楽しかったですが、ローマ字入力もかな入力もスピードは大きく変わらないとされており、それなら十分に慣れているローマ字入力の方を使った方が速いだろうというオチ。

 

9月11日(金)~10月23日(金)

午前 30時間

午後 26時間

写経 37時間

 

9月10月はマイペースに好き勝手やってて日付ごとに区切れなかったので、全部まとめました。

全問不正解するほど大苦戦していたアルゴリズムC言語対策として、問題のプログラムをC言語で写経しました。使われているコーディングのテクニックに気づき、問題における文章やコードの癖がつかめるようになり、6割以上はなんとか取れるようになりました。



10月26日(月)~

時間を決めて過去問題を解いたところ、午前・午後ともに9割程度取れるようになっていたので、10月末で勉強を一旦終了しました。なおコロナ禍により秋季試験も中止され、いつ受験できるかわからない状況。

代わりの時間では、TypeScriptや応用情報の勉強をしていました。



1月6日(水)

今年の目標に「基本情報合格」を宣言したついでに、久々に基本情報ドットコムにアクセスしてみると、申し込みが始まってるじゃないですか!

ということですぐ申し込みをして、基本情報の対策を再開しました。2ヶ月ほどのブランクがあったので、忘れていた知識を思い出していく。CBT方式への変更については、元々パソコン上で解いていたので全く気にしませんでした。

 

ここからはスプレッドシートに間違えた問題とその理由をメモして、正答率をチェックしながらミスの原因を片っ端から潰していきました。ミスした原因を頭に刷り込めるので、最終段階の勉強法としておすすめです。

 

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1月7日(木)平成30年春季午前問題

2時間

1月8日(金)平成29年秋季午前問題

3時間

1月12日(火)~1月13日(水)令和元年秋季午後問題

5時間

1月14日(木)平成29年春季午前問題

4時間

1月19日(火)平成31年春季午後問題

5時間



ここまでTypeScriptなどと並行してのんびり対策していたのですが、午後問題やばいやばいマジでやばいと気づいて、ここからぶっ通しで午後問題の対策をしていました。

依然としてアルゴリズムC言語に苦戦していて、初見の問題を30分以内に解けるかどうかが不安。解答に必要な部分は正確にきっちりトレースして、解答に不要な部分は問題文通り動いてると信じてスルーするという、見極め力を磨いて時間短縮を計りました。

 

1月22日(金)~1月25日(月)平成30年秋季午後問題

5時間

1月25日(月)~1月26日(火)平成30年春季午後問題

5時間

1月26日(火)平成29年秋季午後問題

3時間

1月27日(水)~1月28日(木)平成29年春季午後問題

5時間

1月28日(木)、2月1日(月)平成28年秋季午後問題

5時間

1月29日(金)

午前試験受験

2月1日(月)平成28年春季午後問題

3時間

2月2日(火)

午後試験受験



以上が勉強のスケジュールです。

ここに書いた時間を足すと、勉強時間は312時間でした。事前知識が少ない状態からの独学だと、やはり数週間の勉強でなんとかできるほど軽い試験ではないですね。ただ、隙間時間を活用して効率よくやれば、もっと短縮できたとは思います。



午前試験対策その1 〜ノート書く〜

 

午前問題をどのように対策していたのか紹介します。

 

勉強方法としては 

・問題を解く

・わからない概念が出てきたら、調べてノートにまとめる

これだけです。

これをひたすら忍耐強く続けていきました。



わからない概念でも大体はサイトの解説を読めばわかるのですが、一応他所の情報も参考にしました。ググって出てきたサイトを上から順にアクセスしてわかりやすい説明を探し、わかりやすい説明であれば熟読しました。

試験を解ける程度の知識があれば問題ないので、説明が完璧に正確かどうかのチェックに時間を費やさないようにしたいところ(僕はそれで無駄に時間をかけすぎました…)。もし正確な説明が欲しいなら信頼できる書籍を買えばよいので。



よくお世話になったサイトだけ紹介します。

 

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

https://wa3.i-3-i.info/index.html

ITの用語をざっくり解説してくれます。詳しく理解するには不十分ですが、ここで雰囲気をつかんでおくと他所での解説が読みやすくなります。

 

e-words.jp簡潔かつ丁寧な解説で理解しやすい。文中に出てきた単語や関連項目へのリンクがあるのもグッド。

 

qiita.com

解説サイトではありませんがぜひ読んでほしい記事。公開鍵暗号方式やデジタル署名については、どこの解説を読んでもイマイチ腑に落ちなかったのですが、これを読んでようやくモヤモヤが解消されました。



そして、調べてわかった複数の情報をかけ合わせていい感じにノートにまとめました。

 

ノートの効果は絶大です。文章を読んだだけで新しい概念を理解するのは非常に難しいので、自分の言葉にしてアウトプットする過程を経ることで、内容を頭に定着させることができます。

後で見返して思い出すためというより、とにかく自分の言葉にして文字を書くことが重要で、目で見るだけではすり抜ける情報を頭に残す効果があります。書いたもので理解するのではなく、書く作業で理解するのです。

もしPC上でノートを作る場合でも、文章のコピペは絶対にせず、自分で文章を考えてタイピングすることが大事だと思います。

 



ここからは、ノートを書くときに気をつけたことを3つ挙げてみます。

1. キレイにまとめようとしない

1つ目は、キレイにまとめようとしないこと

他人に説明するために書くわけじゃないので、メモ書きのようなイメージでいいんですよね。覚えるために書くのではなく書くことで覚える、見やすさは二の次。キレイに書こうとしてあーだこーだ悩むのは時間の無駄、その時間で次の問題が解けます。

 

僕は過去問題を解いた順番にノートを書いていたので、関連する内容が同じページに無くバラバラになっていました。

例えば、DRAMSRAMなどの話とEEPROMやUV-EPROMなどの話のページが離れていたり、公開鍵暗号方式の話があちこちに点在していたり、とにかくバラバラです。前に書いたことを忘れてまた同じことを書いたことも多々あります。

 

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講座や参考書を活用せず過去問題ベースでやると、こういうジャンルぐちゃぐちゃのノートになっちゃいます。でも、ノートを書く一番の目的は「内容を自分の言葉にして書くこと」なので、多少ノートが見直しにくくなっても問題ないと思っています。

とはいえ、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク・マネジメント…という風にせめてノートをジャンル分けしていれば、もう少し見直しやすかったなーと反省。



2. 色ペンの強調は後から付ける

2つ目は、色ペンの強調は後から付けること。なぜなら、最初はどの内容が重要でどの内容が重要でないかがわかっていないからです(特に独学では)。

・どの内容が繰り返し出題されるのか

・どの内容が詳細な理解が必要なのか

・どの内容が自分にとって覚えにくく何度もミスするのか

過去問題を解いていく内にそういったものがだんだんわかってきますので、それに応じて色ペンで強調していきました。

 

ちなみに使用した色ペンは赤、緑、青の3色。色ペンは2色でいいという言説もありますけど、僕は3色は欲しいですね。

  • 赤:丸暗記したい
  • 緑:丸暗記はいらないけど覚えておきたい
  • 青:覚えておかなくていいけど見たら思い出せるくらいにしたい

 

強調として主に使っていた方法はこちら。

  • 四角:とても重要な単語
  • 下線:重要な単語、文章
  • 波線:とても重要な文章
  • 丸:類似概念の判別に使う単語

 

頑張って書いたけど全然必要じゃなかったので全く色ペンが使われていないページがこちら。

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MPEG

勉強し始めて間もない頃だったので要領がわからず、丁寧に書きすぎました。「MPEGは動画圧縮するやつ」とだけ覚えておけば十分でした。

逆に、何度も間違えたのでめちゃくちゃ強調してるページがこちら。

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ACID特性。

英単語そのまんまやしすぐ覚えれるやろと思って、最初は色ペン無しだったのですが、何度も間違えるので派手に強調することになりました。「コミットかロールバックのどちらかで終了する」という文言も後から追加しています。

 

3. 余白を多めにとっておく

3つ目は、余白を多めにとっておくこと。ガンガン改行を入れて、ページ上側は空けておき、右側もなるべく空けておく。

以前間違えた問題をまた間違えたときはノートに書いた部分を見直しますが、そのときに「わかりにくい」「この説明だけじゃ足りない」と感じることがあります。そうなったときは、説明が不足している部分を再度調べ直して、新しく余白に書き足します。

 

勉強開始して間もない頃、余白を用意しなかったせいで大変なことになったページがこちら

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ハッシュ関数

午後問題のセキュリティで問われることも多く、さらに応用情報ではソルトやらレインボーテーブルなどの概念も追加されたので、書くべきことが多くなりすぎました。



勉強に慣れてきて、余白を用意していたので容易に書き足せたページがこちら。

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テスト方法。

ページの上側を空けていたので、ベンチマークテストを追記しました。ついでに、下部のクラウドサービスのところでもDaaSを追記しました(あまり出ないので色ペンで強調していませんが)。





午前試験対策その2 〜過去問解きまくる〜

午前試験の大きな特徴として、問題の一部が過去問題からそのまま流用されます。しかも選択肢が違うとか数値が違うとかではなく、本当に全く同じ問題。なので、過去問題を繰り返し解くことは点数に直結します。

何らかの参考書を使って勉強している人も、基礎勉強はほどほどでいいので、直接過去問題を解いて勉強することをおすすめします。

 

基本情報ドットコムには「過去問道場」という機能があります。指定した範囲の過去問題からランダムに出題されます。選択肢をランダムにして覚えゲーを防ぐことができます。計算問題を出さないようにすることで、文字が書けない移動中でも快適に解けます。

僕は試験直前しか使いませんでしたが、毎日移動中や寝る前などに過去問道場でガンガン解いていれば、遥かに効率よく覚えられたなと反省しています

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「正答だけ見て誤答は無視していい」というような意見をどこかで見ましたが、僕は誤答もしっかり確認しておいた方がいいと思います。

 

例えばこの問題。

情報セキュリティにおいてバックドアに該当するものはどれか。

ア:アクセスする際にパスワード認証などの正規の手続が必要なWebサイトに,当該手続を経ないでアクセス可能なURL
イ:インターネットに公開されているサーバのTCPポートの中からアクティブになっているポートを探して,稼働中のサービスを特定するためのツール
ウ:ネットワーク上の通信パケットを取得して通信内容を見るために設けられたスイッチのLANポート
エ:プログラムが確保するメモリ領域に,領域の大きさを超える長さの文字列を入力してあふれさせ,ダウンさせる攻撃

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バックドア」がどれかわからなかったとしても、イはポートスキャナだな、ウはLANアナライザ(ミラーポート)だな、エはバッファオーバーフローだなとわかれば、消去法でアを選択できます。

わかる概念が増えれば増えるほど、誤答の選択肢を弾いて正答を絞り込めるようになります。

 

さらにこの問題で誤答をチェックしていると、さきほどは誤答だったポートスキャナが問われる問題が出たときに解けます。

攻撃者がシステムに侵入するときにポートスキャンを行う目的はどれか。

ア:後処理の段階において,システムログに攻撃の痕跡が残っていないかどうかを調査する。
イ:権限取得の段階において,権限を奪取できそうなアカウントがあるかどうかを調査する。
ウ:事前調査の段階において,攻撃できそうなサービスがあるかどうかを調査する。
エ:不正実行の段階において,攻撃者にとって有益な利用者情報があるかどうかを調査する。

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さらに、さきほどは誤答だったバッファオーバーフローが別の問題の誤答だったとき、選択肢から弾くことができます。

データの破壊,改ざんなどの不正な機能をプログラムの一部に組み込んだものを送ってインストールさせ,実行させるものはどれか。

ア:DoS攻撃
イ:辞書攻撃
ウ:トロイの木馬
エ:バッファオーバフロー攻撃

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…といった感じで、問題とそれに対する答えを丸暗記するのではなく、全ての選択肢の意味を理解しておくことで、複数の問題に対応できるようになります。また、セキュリティ、ネットワーク、マネジメントの内容は午後問題にも絡んでくるので、誤答も含めてしっかり理解することが重要です。(とはいえ、稀に絶対覚えんでもええやろって誤答もあるので、そこは柔軟に)

 

また、解答丸暗記だと落としてしまう問題もあります。応用情報の問題ですが、これは見事にやられました。

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花形・金のなる木・問題児・負け犬のアレ(PPM)ですが、4つのうちどれかを選択するのではなく、なんとグラフの縦軸横軸を聞かれました。単語だけでなんとなく覚えている人は振り落とされる問題です。

なので、こういう変化球にも対応できるようにするためにも、解答の丸暗記はしないほうが良さそうです。

 

 

試験範囲が広いので、覚える内容は本当にたくさんあります。しかし以下の点から、午前問題の対策は苦ではないと思います。

・4択問題

・6割正解で合格

・単語やその意味を正確に覚えなくても問題文見てわかれば良い

・過去問題と全く同じ問題も出る

・試験時間が30~60分くらい余る

そういう緩さがあるので、とにかく解答丸暗記はせずに一つ一つの概念をきちんと理解して、ひたすら過去問題を周回すれば大丈夫。勉強時間を確保することさえできれば大丈夫だと思います。

 



午後試験対策

 

次は、午後問題をどのように対策していたのか紹介します。

 

「午前問題を解ければ午後問題も解ける」という言説をよく耳にしますが、「じゃあ午前問題対策すれば午後問題も楽勝なんだなぁ~」ってのほほんとしていると、とんでもないことになります(´・ω・`)

確かに「午前問題を解けなければ午後問題は解けない」のですが、だからといって「午前問題を解ければ午後問題は解ける」は成立しないのではと。午後問題は明らかに午前問題より難しいです、覚悟してください。

 

午後試験が難しい理由とその対策について、5つ挙げてみました。

 

1. 難しい長文を読まされる

午後問題は文章が難解です。そして長いです。

難しい長文を読んで、問題文の状況を正確に漏れなく理解しないといけません。僕が初めて問題文と対峙したときは、20分かけても全く何も頭に入ってこなくて絶望しました。問題を繰り返し解いて文章に慣れることが重要です。

 

本当に文章読解問題なので、理系じゃなくて文系じゃんと揶揄されることもあります。しかし僕は今の仕事で延々と仕様書とにらめっこしてるので、文章読解は実務で必要だと痛感していますね。

 

対策

頭に入ってこない対策として、ひたすら文章の内容をメモします。内容を単語レベルに分解して簡潔にメモします。

解答中に見返すためというより、手を動かして頭を働かせるために書きます

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こうやって要点を掻い摘んで書くことで、目で見るだけでは右から左だった文章が頭に入ってくるようになりました。ノートを書く理由で説明したのと同じことで、自分の言葉にして書くことで理解できるようになるのです。

なお、これは問題解いたあとに見返すことはないので、ノートではなく電子パッドに書いていました。(上の画像では最近購入したiPadで書きました。余談ですが、iPad使えばノート書けるし途中計算もできるし超便利だと思います。)



2. 同じ問題が出ない

午後問題は同じ問題が出ません。

午前問題は、ほとんどが過去問題と同じ問題や類似した問題で構成されていました。午前試験は(よろしくないですが)意味をわからず回答を丸暗記したとしても合格点には届くでしょうが、午後問題はちゃんと意味を理解していないと解けません。

 

対策

午後問題は同じ問題が出ないとはいえ、同じ問題形式です。なので午前問題と同じく過去問題を繰り返し解くことで、「問題形式のノリ」に慣れていきます。

 

僕が気づいた「問題形式のノリ」について2点紹介します。

1点目。

午前問題で問われるような基本的な知識は除けば、答えにつながる根拠は全て問題文中に書いてあります。センター試験の小説のように、常識的に考えて…とか状況から察するに…とか曖昧な理由で導くことはなく、全て問題文の記述を元に解答できます。これに気づくことができれば、問題を解くのがやみつきになります。

2点目。

問題の難易度が一定になるように、問題文の状況に対する説明の丁寧さが調節されています。理解が容易な題材では説明が雑で、図や表から察してくださいと投げ出されるため、注意深い読解力が必要になります。逆に理解が難解な題材では説明が丁寧で、長々と説明が書かれていたり実際に動かした例が提示されるため、長丁場に耐えられる集中力が必要になります。

したがって問題によって力の掛け方が違うので、うまくコントロールしていきたいところ。音ゲーでクリア狙うかフルコンボ狙うかの感覚の違いに近いです。

 

繰り返し解くと、問題と解答を覚えてしまうでしょう。そこで「あーこの問題はエやったわ」という感じで脳死解答してしまうと全く練習にならないので、その選択肢を選んだ根拠を丁寧に説明できるようにします。選択肢を見ずに答えを考えてから解答するのも良さそうです。

午前問題は丸暗記してしまうくらい繰り返してもいいのですが、午後問題は丸暗記してしまうと練習になりにくくなるので、1問1問を大切に解いていきます。ただし、大切にしすぎて解かなくなるのは本末転倒なので注意!(自分は応用情報のときそれをやらかして、演習不足になってしまいました…。)



3. 試験時間が足りない

午後問題は150分丸々使います。

午前問題は、手を抜いて解いたとしても30~60分くらい余ります。しかし、午後問題は全力で集中して解かないと間に合わず、見直しの時間もあまりとれません。残り時間との戦いになります。

 

対策

基本情報ドットコムでは、問題のページを開いた瞬間からタイマーがセットされるので、それを参考にしていました。考えることが少ないセキュリティとネットワークは15分、難しいアルゴリズムプログラミング言語は30分、それ以外は20分という風な配分を自分はしていました。

問題文の流れとしては、序盤は状況説明、中盤は実際に運用する、終盤は問題対応や仕様変更…のパターンが多いです。問題文序盤で今から何やるかを把握したところで設問をチェックして、問題文中盤以降はどこに気をつけて読めばいいか意識しておくと、そこまで重要でない文章の読解にリソースを食われずに済みます。

 

また、プログラミングの問題では「どういう仕組みでこう動いているんだろう?」「何でこういう書き方しているんだろう?」「自分のあのプログラムに応用できるのでは?」などと気になることがありますが、プログラムが想定通り動くことが確認できているなら実装ロジックへの興味は捨てましょう!もちろん設問と関係あるのならちゃんと考えるべきですが、設問と関係ないのであればそういうのはあとにします。時間がなくなります。

この教訓は応用情報の午後問題演習で使った参考書に書いてあったので紹介。

 

4. 1問のロスが大きい

午後問題は1問あたりの点数が大きいです。

午前問題は、80問もあるので1問落としたところで1.25%のロスにしかなりません。しかし、午後問題は大問5問、小問5~7問程度ですから合計で約30問しかなく、1問落とすと約3.33%のロスになります(部分点が不明なので具体的に何点ロスするのかはわかりませんが)。

しかも、ひとつの問題を落とすと次の問題も落としてしまうタイプの問題もあるので、ケアレスミスが命取りになりかねません。

 

対策

誤答がなぜ間違っているのかまでしっかり説明できるようにしました。「△△だから答えはイだな!」と飛びついたときに、誤答も確認すれば「あれ?エも△△では?…あっ、◇◇だからエなのか」という風に間違いに気づけるかもしれません。

また、ケアレスミスした→次から集中する」という反省は絶対しないようにしました。なぜ間違えたのかを根掘り葉掘り追求して、より具体的な反省をします。例えば…

・演算の過程をひとつ抜かしていた→簡単な演算でも頭の中で終わらせずに紙に書いて計算する

・エ:⑤ と オ:⑥ を選び間違えた→数値が連続してる系の選択肢は指差し確認を何度も行う

といった具合です。

 

5. アルゴリズムプログラミング言語は午前試験で問われない内容

必須回答である問8の「データ構造とアルゴリズム」、選択必須回答である問9~13の「C」「Java」「python」は、そもそも午前問題では出ない内容です(関連するのはフローチャートくらい)。なので、この2問に関しては「午前試験が解ければ午後試験も解ける」が通用しません。

そして、プログラミング未経験者が過去問題を解くだけで対策できるかというと、無理です。初心者向けの書籍や講座で習得できる基礎的な知識は大前提です。その上である程度のコーディングのスキルが必要になります。

僕の場合、基本情報と平行してプログラミングの勉強をしていたのも良かったかもしれないです。たまたま以下の書籍が無料公開されていたので読んだのですが、勉強していると詰まりやすい箇所を初学者目線で丁寧に解説されていて良かったです!最後のパズルRPGを作る課題をヒント一切見ずに頭抱えながら作ったのはいい思い出。

 

 

対策

何度か解いた問題のコードを写経します。プログラミング言語の問題は丸写しで大丈夫ですが、アルゴリズム問題は疑似言語なのでちょっと工夫は必要ですね。解説を読むだけではしっくりこなかったプログラムの動きが一目瞭然です。

問題の難易度調整のためにコメントがあったりなかったりしますが、コード自体は合理的に書かれている印象です。難しい問題にするためにわざとぐちゃぐちゃなコードにしよう(^u^)みたいな悪戯はほとんどありません。なので、コードは信頼してアルゴリズムの勉強の題材にしてしまいます。

 

コードを書き終わったらデバックをします。変数がどの行でどんな値になっているか確認すれば、プログラムがどう動いているのか手に取るようにわかります。このタイミングでループ抜けてるのか、配列の中身はこうなってるのか、木構造はこうやって処理しているのか…など。

自分としては、char型に整数値を代入するとか、returnでfor, whileのループを一気に抜けるとか、配列の添字に配列を入れるとか、今まで見たことのなかったテクニックを知ることができました。



過去問題を解いているだけでは、どれだけ対策しても100%通る自信がつけられないのが午後問題。過去問題を解く時点では、10割取るくらいの心持ちで勉強するのが大事だと思います。そうすれば、万が一とても難しい大問が出題されても、他の大問を全問正解で乗り切ることでカバーできますので。

 

試験対策のお話はここまでです!あとは雑談を少々お送りします。



参考書を使わなかった理由

 

ここは完全に個人的な話になりますが、ちょっと愚痴らせてください(笑)

僕は参考書を使わずに合格までこぎつけましたが、参考書をケチって買わなかったとか参考書無しでも合格できると思ってたからとか、そういう訳ではなく…。

実は大学4年生のときに、基本情報技術者試験対策の講義を受講していたんです。それで講師に指定された参考書も購入していました。

 

しかし、講師が何の脈絡もなく挟んでくる頭の悪いネガティブトークにあまりにもイライラしてですね…。

「某モンスターを狩る会社の内定もらってたけど残業多いって聞いたから辞退した、ゲーム業界はブラックで終わってる」「ピザは値段を高くして不当に儲けている、配達員を低給料でこき使ってるからバイクでコケて事故起こす」「宣伝に有名人を起用すると宣伝費高くなるから金が無駄になる、有名人に金をぶんどられて損」「ポケモンってわけわからんくらい増えましたね、いつまで続くんでしょうねあれ」などなど…。

 

基本情報と全く関係のない気分を害する雑談に耐えられなくなったので、3回くらい受講してリタイアしました。学習内容も各単元ごとに単語をなぞっていくだけで、今考えれば全然役立っていません。座学で闇雲に単語覚えるより、問題を解きながら覚える方がずっと効率良いですね。



さて、1年越しに会社の研修期間で基本情報の勉強をすることになりました。そこで、その講義で使っていた参考書も使えるかなと思っていたんですよ。

これです。

びっくりするくらいアテになりませんでした。講義だけでなく参考書も良くなかったのです。

 

この参考書の問題点は、「試験に出ない内容が大量に書かれている」ことです。

信じられないことですが本当です。試験対策本ではないのではないかと疑いましたが、タイトルは何度見ても「基本情報技術者試験対策テキスト」です。Amazonのレビューなんて☆1でいいと思いますが、☆4くらいあって怖いです。

 

実際に中身を紹介すると…

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デイジーチェーン接続が何台とか、どの転送方式がシリアルかパラレルかとか、そんな知識いります?RS-232C、IEEE1284、IrDAって何?

試験に不要な知識が盛りだくさんです。こういうものが各単元に存在します。

 

 

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(゜_゜)

「光ディスク」と「ディスクの保存期間」の説明以外、全部いらないと思います。

 

 

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この本の何がたち悪いって、単語が全部並列的に書かれていて強調されていないので、何が重要で何が重要でないのかわからないところですね。

↑の画像だと…

・多分出たことない→IGWAN、住民基本台帳ネットワーク、EDINET、公共情報システム、e-Gov、マイナンバー

・出たことある→EMS、XBRLスマートグリッド

・頻出→デジタルディバイドGPS

…といった感じです。この書き方でそんなことがわかるはずがないので、独学者には極めて不親切な構成だと思います。



もしこの試験が、過去問題で出たことのない内容が頻繁に出る、9割とらないと合格できないというような厳しい試験ならば、過去問題に出たことのない内容まで網羅するのは理解できます。

しかし、この試験は多くが過去問題からの流用や類似問題で、しかも6割取れれば合格です。仮に全く知らない知識が問われる問題が出て間違えたとして、他の問題をカバーできていれば大丈夫な訳です。なのでこんな無駄に詳しい解説は蛇足です。

 

さらに言うと、このような知識の羅列だけで問題を解くテクニック的な話は一切書いてありません。そして午前試験の過去問題は少しだけ載せてありますが、入念な対策が必要である午後問題は一切載っていません。

もはやただの情報系の知識の辞書ですね。応用情報に合格した今の自分でも知らないワードが次から次に出てくるのはもはやギャグです。

 

ちなみに、「講義を受けていたら重要な部分だけ教えてくれていたのではないか?」と疑ってノートを見返しましたが、「SRI」「ゴーイングコンサーン」「TQM」「SOHO」「OR」など重要度の低いワードが強調されていました。

あいつは何を教えてるんだ、怖いんですけど…。CEOとCOOに下線引いてCIOに下線引いてないのもヤバいですね。

 

未勉強の状態でこの参考書が役立たないことに気づけるはずはなく、気づいたのは午前問題が6割以上取れるようになってからでした。そこまで理解しているともう新たに参考書を購入する必要はありません。



正直、まともな参考書は持っておいた方が良かったなぁと思っています。特に僕は情報系について知識も書籍もほとんどない状態だったので尚更。

さきほどノートでぐちゃぐちゃになってるページをお見せしましたが、最初は何が重要で何が重要でないかわからなかったので、覚える内容の取捨選択ができていませんでした。もし参考書が手元にあれば、これは参考書で強調されているから重要な内容だな、これは参考書に書いてないから重要な内容じゃないな、と判断できました。そうすれば効率よく午前試験を攻略できたでしょう。



いざ受験

 

最後に、実際に試験を受けたときの話をします。

pf.prometric-jp.com

CBT方式に移行して初めての基本情報技術者試験だったわけですが、IPAではなくプロメトリックのサイトから申し込みします。

まずは会員登録。メールアドレスを登録するとき、メールアドレスを書いたあとメールを経由せずにそのまま登録されたのですが、ちょっと不安になりました(笑)

www.fe-siken.com

 

そのまま申し込み。途中で気づいたのですが、申し込みはwindowsのみしか対応していませんでした…。

windowsで行ってください」の注意書きに気づかずにmacで進めていたのですが、一番最後のクレジットカード支払いのあたりで原因不明のエラーが出て進めなくなりました。なのでwindowsでやり直しました。

スマホでも駄目と書いてあるので、windowsのPCを所持していない人はどうすればよいのだろう)

 

試験会場と時間を予約。各会場で30分ごと?に空席状況が見れるのですが、試験時間の150分以上連続して空いているところで申込みます。連続して空きがなくても申込みできそうな感じですが、もし申し込んだら150分満たずで打ち切りとかなるのだろうか?それともシステムで弾かれる?

12月末から予約は始まっており、中止された分の人が流れているわけなので、近い日付の土日は既に全て満席。なので、行きやすい試験会場で空いている時間を探して、平日に予約しました。

午前試験は1月29日(金)の13時から、午後試験は2月2日(火)の13時から。両方を同日に受けられるほど空いている時間はなかったので、有給を2日とって受験することに。

 

当日必要なものは、1つ目は申込み書。印刷した方が良いと思いますが、自分はスマホに送ったhtmlファイルを直に見せても通りました。

2つ目は顔写真付きの証明書当日、保険証見せたら顔写真がなくてトラブってた人がいたけど受験できたのだろうか…。



試験当日、午前中からひたすら過去問題を解く。結局平成28年までの問題までしか解いていなかったので、それ以前の問題もやってみる。

家ではやめに昼食をとったあと、電車では過去問道場を使う。だいぶ早めに着いたので駅でノート見返して復習。

 

試験会場のビルには、入口あたりに「試験会場はこちら」みたいな張り紙があったので安心。エレベーターで上がって受験会場へ行き、受付で手続き。

待合室では2~40代くらいの人たちがみんな必死に勉強をしていました。ここでは情報処理技術者以外の試験も開催されているので、何の勉強かはわからないけれど。僕も集合時間ギリギリまで問題解いたりノート見返したり。

 

試験開始15分前までに集合。ロッカーに試験に不要な物をしまうのですが、カバンやスマホはもちろんのこと、ポケットの中身や腕時計などあらゆる物をしまう厳重さ。ハンカチや目薬などは申告すれば持ち込めるらしい。

全員に注意事項の説明があったあと、順番に名前が呼ばれて試験室に案内される。サーバー室のようなほんのり暗くて緊張感のある部屋で、カメラの映像が映し出された多数のディスプレイにより担当者から監視されている。カンニングはおろか変な動きすら躊躇われる空間。

着席すると、隣席が座ってるのかすらわからない大きいパーテーション。目の前には、自分が受験する試験がセッティングされたPCと、メモ用紙に消しゴム付きのシャーペン。試験時間は、PCを操作して試験の画面に到達した段階からカウントされました。

 

午前試験は時間が余ったので30分くらい前に退席、午後試験は余った時間でギリギリまで見直していました。終わったら鉛筆とメモ用紙を部屋の入り口で返して、試験終了。

結果はプロメトリックのサイトで見れるのですが、驚くことに試験室を退室した瞬間にメールでURLが送信されています(笑)2回とも駅でドキドキしながら確認しましたが、午前試験は余裕、午後試験も点数は出てなかったものの割合から合格確定、優勝。




終わりに

こうやって振り返ってみると、右も左もわからないところからよくここまで来たなぁって。時間をかけて勉強することの大切さを身にしみました。

僕は研修(という名の自習)の時間が湯水のようにあったので非常に助かりましたが、仕事以外で自分の時間を割いて…となると気力も体力ももたなかったと思います。この期間中に合格できて良かったです。

 

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました!



小栗ジョン、毎週ブログを更新する決意

どうも!

beat gather難民の小栗ジョンです!

 

beat gatherでTwitterを始めて、beat gatherで譜面作ったり大会開いたりしてきた僕は、beat gatherがサービス終了したことでアイデンティティを失いました(・∀・) 好きな曲と出会っても譜面作成して共有できないので、心に大きな穴が空いた感覚がする。

しかしこれを契機に、ブログ活動を本格的に始めようと思いました。スマホ音ゲーの紹介に脱線していたけれど、これからは音ゲーの譜面の話はどんどん語っていきたい!譜面の楽しさや素晴らしさを言語化して文字に残したい!

 

とはいえ「あんまりバズりたくない」「注目を浴びたくない」という気持ちがあって、バズるための努力、人に読んでもらうための努力を怠っていました…。記事が完成しただけで満足して、もし読んでくれる人がいればそれはそれですごく嬉しいけど、別にそんなに読んでくれなくてもいいや、みたいな。

何でバズりたくないかと言うと、バズったら変なコメントがついてきそうで怖いからです(笑)10人からありがたいコメントをいただいて嬉しくなっても、1人から攻撃的なコメントが来ただけで嬉しさは消え去って、全てが嫌になってしまうような。自分はインフルエンサーにはなれないですね、メンタルが耐えられないです。

 

だからバズろうとする努力はしてきませんでした。要点をまとめずに書きたいことを全部書く、宣伝はURLを1回ツイートするだけ、記事ネタは気まぐれ、投稿時間も投稿間隔もぐちゃぐちゃ…。

それではブログにリアクションがなくても当然です。

 

 

しかし、社会人になってから忙しくなってほとんど記事を書けなかったこの一年半を経て、考えが変わりました。自己満足でも、変なコメントが怖くても、全力でバズりを狙った方がいいのでは?と。

インターネットの隅にひっそりと佇んでいるのではなく、インフルエンサーにでもなる勢いで、オンラインでも人との繋がりを増やして面白いコンテンツをどんどん発信していく。そうやって、人気を全力で取りにいくのが大事なのではないか?全力でバズりにいった方がいいのではないか?

 

というわけで、今回は「創作物を公開するときは、自己満足でも全力でバズりを狙うべき!」という話について書きたいと思います!

 

 

1. 読まれることによる責任感

ブログが読まれないと責任感も何もないので、投稿頻度・質ともに下がってしまいます。

「まあ誰も見ないしちゃんと書くのめんどくさいな」ってなって、中途半端な下書きが溜まっていくだけで投稿できない。また「自己満足だから細かい部分はいいや」と、文章に粗が残ったまま投稿してしまう。

 

しかし、もしブログが読まれるようになると責任感が生まれて、投稿頻度・質ともに上がります。

「みんな期待してくれてるから定期的に上げないと」ってなって、記事を完成させて投稿するようになります。また、「みんなに読まれるからちゃんとした記事にしないと」ってなって、読みやすくわかりやすい記事になります。

 

beat gatherのときの経験なのですが、動画で譜面を作れるようになったことで全てのbgプレイヤーに届けられるようになり、急激に作成スキルが向上しました。それほどリアクションをもらえたわけではないですが、ただ遊んでもらえるという事実だけでモチベーションが向上しました。

なので、読んでもられる責任感から投稿頻度・質ともに上げるために、自己満足でもバズろうとする努力は必要なのです。

 

2. どうせバズらない

beat gatherやってた頃は、人が少なすぎてTwitterアカウント作っただけで知り合いになるレベルでコミュニティが狭かったです。なのでbeat gatherでなにかアクションすればみんなリアクションしてくれる環境でした。

それで、音ゲーというもっと広い界隈でアクションすれば、もっと多くの人からリアクションがかえってくるのだと、勘違いしていました。実際は、広い界隈にアクションしても人の多さで埋もれてしまうので、リアクションが返ってこなくなります。

 

それに気づいたので、音ゲーという広い世界で活動するならば、もっと宣伝して出しゃばってもいいかなと、炎上リスクで神経質になる必要はないかなと思いました。

何より、バズろうとしてバズってない人たちが星の数ほどいるので、絶対バズりすぎる心配はいらない(笑)現に自分だって、音ゲーと関係ないこっちのブログは数PVしかつかないし、小説書いても全くリアクション無かったし、ニコニコ動画に100再生10コメントくらいくるかなと思って投稿した動画が5再生0コメントだし…。

 

なので、自分のような公の場に立つことのない無名の人間は、炎上の心配をする前に、誰にも構われず埋もれてしまう心配をするべきなんです。

 

3. ぶっちゃけいっぱいリアクションくれたら嬉しい

オリラジ中田さんがこんなこと言ってる記事があったんですね。

 

中田敦彦がイライラするZoomの背景「いい加減な人は手抜き」 - ライブドアニュース

中田さんが仕事でイライラする人③「本気じゃない人」

(中略)

中田さん:
あと、SNSのアイコンとプロフィールを適当に設定してる人にもモヤモヤしますね。

いるじゃないですか。好きなアイドルをアイコンにして、プロフィールに「万年○○をしているだけの○○厨」みたいなこと書いてる人。

「あとアイコンの顔が近すぎるとかね」「あと芸能人とのツーショットね」「あと猫とかね」どんどん出てくる

中田さん:

SNSって、もはや現代の履歴書ですから。人事がSNSの発信を見て採用を決める時代じゃないですか。

そんな履歴書の証明写真に、アイドルのイラストを貼りますか?

ネットで発信してるってことは、みんなに話聞いてほしいんだろ? じゃあ本気出せよぉ!!!

 

別に中田さんはそんなに好きじゃないし、「いやリアルの自分と分離したいから自分の写真使わんのやろ!みんながみんな中田さんのようなインフルエンサーになりたいわけちゃうぞ!」ってイラッとしたんですが、最後の言葉だけは共感しました。

鍵アカウントとかLINEとかDiscordとかじゃない、公開の場で発信してるということは、見てもらいたい気持ちがあるからなんですよね!完全に自己満足であればそもそも公開しないです。

 

だから、公開してる以上は「自分語りマン・エゴイストに見られたくない…」なんて控えめにならず、「みんな読んでくれ!」という気持ちで宣伝します!

 

 

 

 

終わりに

バズるためには、定期的に記事を上げることが一番重要だと思っています。

理想論では毎日上げたいのですが時間的にもモチベ的にも無理なので、1週間に1記事を目標にします!毎週土曜日の夜に投稿する予定です。

さらに、同時にTwitterでブログの内容を簡潔にまとめたツイートも投稿します!これでブログのリンク踏まない人にも内容が伝えられるようにします。ちょっとだけTLの邪魔になるかもしれませんがご了承ください。

 

今まで記事が完成した時点で投稿してたんですが、これからは計画的に記事のストックを溜めて、モチベが落ちたり急用ができたりしても大丈夫なように対策します!別に内容が薄くてもいいから(というか濃すぎる自覚がある)、とにかく毎週出せるように頑張ります。

記事のネタは、音ゲー8割その他2割くらいを想定しています。「音ゲー譜面を語りたい」とかブログタイトルに書きながら未だに語ってないので、今年中に譜面の記事を一つでも上げたいですね。

 

今年からは音ゲーブロガーとして本気でやっていこうと思います。

よろしくお願いします\(^o^)/